ABAとは

応用行動分析 (ABA = Applied Behavior Analysis) という心理学的な手法。

ABAを使うと、好ましい行動を強化し(増やし)、好ましくない行動は消去する(減らす)ことが可能。

以前に読んだ 「続ける」技術 という本でも、このABAをベースにした行動科学マネジメントを使って、自らの行動をコントロールする方法が書かれていた。

「自閉症児のための明るい療育相談室 親と教師のための楽しいABA講座」書籍メモ

これまで何千人ものクライアントと対峙してきた臨床家であり、自閉症研究者である二人の著者が、読みやすいQ&A方式で、読者の悩みにお答えします。全54の質問に対して、著者が繰り出すそれぞれの回答は、今まで詳しく明かされてこなかった“テクニック”“独自の技法”が満載です。【このような方法を紹介します】腹五分目法/アメ横スルメ法/バルーンの原理/シンクロナイズの原理/ブルブル握手脱感作法/膝カックン式着席法/うっかり法/どさくさにまぎれて法/マンガ喫茶式保管法/デジカメコレクション法/悪女の深情け法/こだま法 など。

Amazon.co.jp: 自閉症児のための明るい療育相談室ー親と教師のための楽しいABA講座: 奥田健次, 小林重雄: 本

目次。こんな感じのQA形式の項目がならんでいる。

自閉症児のための明るい療育相談室 親と教師のための楽しいABA講座

行動療法や応用行動分析を用いる。自閉症といっても100人いれば100人それぞれ。好みもこだわりも違う。

自閉症児のための明るい療育相談室 親と教師のための楽しいABA講座

1つの質問に対して、2つの回答者による2つの回答。

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弱い子をつねったり、つきとばしたりする。

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随伴練習法。罰としてちょっときつめの運動をさせる。体力健康増進につながる罰コントロール。やさしい顔をしながらエクササイズを強要する。衝動的な攻撃行動のコントロールに役立つ。

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行動契約法。約束を守ったらごほうびがもらえるようにする。トークンエコノミー法。レスポンスコスト。

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獲得した語彙をコミュニケーションとして使ってほしい。マンド。要求言語のコミュニケーション。自分で要求をかなえられる子どもは、言葉を使う必要がない。発語しなければ要求がかなわない場面を設定する。

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タクト。いつもとちがう状況を作り出して、会話のやりとりを楽しむ。

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「こだわり」を治す。フェイントをかける。パターンを変えてみる。こだわりのルーチンを壊す。小さな子どもはすぐに慣れていく。馴化。

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「うっかり行動」で「こだわり」を治す。遊びながら他のことをする。

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学校の勉強についていけなくなったら一番つらいのは当の子ども。毎日通わなくてはいけない学校で、先生が何をしゃべっているのかわからない。あきらめてしまう。個別の支援を考えるべき。

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イメージ化訓練。絵本を読むことで、ことばの処理能力や理解能力を上げる。

自閉症児のための明るい療育相談室 親と教師のための楽しいABA講座

自閉症児のための明るい療育相談室 親と教師のための楽しいABA講座

内容紹介

これまで何千人ものクライアントと対峙してきた臨床家であり、自閉症研究者である二人の著者が、読みやすいQ&A方式で、読者の悩みにお答えします。全54の質問に対して、著者が繰り出すそれぞれの回答は、今まで詳しく明かされてこなかった“テクニック”“独自の技法”が満載です。【このような方法を紹介します】腹五分目法/アメ横スルメ法/バルーンの原理/シンクロナイズの原理/ブルブル握手脱感作法/膝カックン式着席法/うっかり法/どさくさにまぎれて法/マンガ喫茶式保管法/デジカメコレクション法/悪女の深情け法/こだま法 など。

著者について

奥田 健次(おくだ けんじ)
兵庫県出身。わが国において家庭出張型セラピー『自閉症児のための家庭中心型指導(home-based intervention)』を開始した草分け的存在であり、全国各地で家族支援を行なっている。その後、ABAソリューションを立ち上げ、日本のみならず世界各国からの治療要請に応えている。行動上のあらゆる問題を解決に導くアイデアと技術、指導プログラムの緻密さは他の追随を許さないと、国内外の関係者から絶賛されている。1999年、内山記念賞(日本行動療法学会)を受賞。2003年、日本教育実践学会研究奨励賞受賞。専門行動療法士、学校心理士、臨床心理士。現在、桜花学園大学人文学部准教授。

小林 重雄(こばやし しげお)
東京都出身。1968年にわが国ではじめて自閉症児への行動療法導入を山形で開始(同じ年に梅津耕作氏が東京で開始)する。従って、自閉症への取り組みは45年、行動療法によるアプローチは40年になる。山形大学(10年間)、東京教育大学(2年間)、筑波大学(21年間)を通して、優秀な学生、研究生、地域の方々に恵まれて画期的な山形方式・筑波方式を生み出し、結果として韓国、台湾も含み日本中に多くの研究者、臨床実践家を送り出している。そこでは次の世代の育成が成され、大きなネットワークを構成することになった。筑波大学名誉教授。現在、名古屋経済大学教授。

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ref. 発達障害: Developmental Disorder (DevelopmentalDisorder - MemoWiki)

tags: book development_disorder

Posted by NI-Lab. (@nilab)