金玉の癌、精巣腫瘍を患ってしまった漫画家アシスタントの著者が描くエッセイ漫画。良書。
夫婦の愛とか闘病患者同士のコミュニケーションとか哀愁漂う。
興味深いところをピックアップしておく。
「タマが片っぽ大きくなってただけです」
10%は死ぬ。
「忙しかったのはホントだけど 命より大切な用事なんて ひとつでもあったのかな」
大学病院と研修医。
仕事が忙しいのも、お金がたまらないのも、一生おんなじ。子ども産むのにちょうどいいタイミングなんてない。
抗癌剤の副作用は苦しい。
我が子同然。
ラストのほうの「年の順に人が死ぬのはそれほど悪いもんじゃない」というセリフも印象的だった。
いつか漫画家になる事を夢見て、漫画家アシスタントとして日々を暮らしていた35歳の主人公。そんな彼に突然襲ってきた癌という大きな試練。睾丸の癌に冒され、片タマを失った主人公が、家族や他の入院患者との出会いをコミカルな絵でリアルに描ききる。後が無いのはわかってる。でも諦めるには早すぎる!夢を掴むための闘病記!
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精巣腫瘍(Testicular cancer、せいそうしゅよう)とは、精巣に発生する腫瘍で、睾丸(こうがん)腫瘍とも呼ばれる。精巣では、多種多様の細胞が盛んに細胞分裂を行うが、それに伴い多種類の腫瘍も発生、存在する。腫瘍における良性と悪性の発生比率では、9割以上が悪性だとされる。
精巣腫瘍 - Wikipedia
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Posted by NI-Lab. (@nilab)