Linuxには、「ハードウェアクロック」と「システムクロック」という2つの時計がある。

ハードウェアクロックとは、PC上のLSIに搭載された時計で、PCの電源を切った状態でも時刻を刻み続ける。時刻をCMOSに保存するので、「CMOS時計」と呼ばれたり、「リアルタイムクロック(RTC)」などと呼ばれることもある。

システムクロックとは、Linuxのカーネルが管理している時計で、システム起動時に1度だけハードウェアクロックから時間を参照し、それ以降 Linuxではシステムクロックが基準となる(つまり、dateコマンドなどで表示される時刻は、常にシステムクロックである)。システムクロックは、「カーネル時計」、「ソフトウェア時計」と呼ばれることもある。
(中略)
「hwclock --systohc」というコマンドは、ntpdateコマンドで更新されたシステムクロックの時刻を、ハードウェアクロックに設定するものだ。これにより、システムクロックとハードウェアクロックがほぼ同期することになる。

@IT > Linux Square > Linux Tips Index > 時間を正確に合わせるには

NTP - wiki@nothing が非常に参考になる。

Debian GNU/Linux etch で実際に時刻を合わせてみた。


# date
Thu Sep 27 05:46:04 JST 2007
 
# apt-cache search ntpdate
ntp-doc - Network Time Protocol documentation
ntpdate - client for setting system time from NTP servers
 
# apt-get install ntpdate
 
# ntpdate ntp.nict.jp
26 Sep 20:46:30 ntpdate[3251]: step time server 133.243.238.244 offset -32501.129412 sec
 
# hwclock --systohc
 
# date
Wed Sep 26 20:46:45 JST 2007

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Posted by NI-Lab. (@nilab)