写真に写っている人の感情を認識してくれる Web サイトが公開されていた。
ロンドン発--Microsoftで人工知能(AI)の開発に取り組む「Project Oxford」チームが英国時間11月11日、同社イベント「Future Decoded 2015」において、感情を読み取る技術を披露した。顔の表情に関する知識を利用して、写真に写る人間の感情を識別するという。
開発者を対象にベータ版としてリリースされた同ツールは、怒り、軽蔑、恐れ、嫌悪、喜び、中立、悲しみ、驚きという8つの中核的な感情的状態を認識するようにコンピュータをトレーニングする。
マイクロソフト、顔の表情から感情を読み取る技術を開発 (CNET Japan) - Yahoo!ニュース
まず、この画像から試してみたら、
Detection Result:
Error:"0 face detected"
って、認識に失敗(;´Д`)
何枚か試してみたけど、「ホワイトタイガーのぬいぐるみ」の写真はダメみたい。。。
あきらめて他の画像を試す。
劇画調の漫画を使ったら、あっさり認識された。
「レッツゴー!陰陽師」も認識。
⇒ [ヅ] Javaで顔認識プログラムに挑戦 (2007-05-08)
「生じゃない首」も認識。
⇒ nilog: 生じゃない首たくさん。 (@ エアポートウォーク名古屋 in 西春日井郡豊山町, 愛知県) (2014-10-23)
「生じゃない首」はどんな感情を持っているのか。JSONデータを見ると、
Detection Result:
7 faces detected
JSON:
[
{
"FaceRectangle": {
"Left": 677,
"Top": 120,
"Width": 53,
"Height": 53
},
"Scores": {
"Anger": 0.0000511583021,
"Contempt": 0.000423197838,
"Disgust": 0.000002236189,
"Fear": 0.000123014863,
"Happiness": 0.000274584454,
"Neutral": 0.948898733,
"Sadness": 0.000122138357,
"Surprise": 0.0501049124
}
},
(以下略)
7クビとも Neutral の値が圧倒的に大きい。Neutral は「無関心」らしい。まぁ、無表情なマネキンのクビだからねぇ。
画面上に大きく表示された人は顔部分が青い枠で囲まれており、青い枠にマウスオーバーすると、Anger(怒り)・Contempt(軽蔑)・Disgust(不愉快)・Fear(恐れ)・Happiness(幸福)・Neutral(無関心)・Sadness(悲しみ)・Surprise(驚き)という8つの感情が数値化されています。写真右側の男性であれば「幸福」の数値が最も高く、「無関心」と「不愉快」が少し入っていることが分かります。
画像から人間の感情を読み取って数値化してくれるMicrosoft公式ツールが登場 - GIGAZINE
Microsoft の Project Oxford の API はいまのところ無料で無制限に使えるらしいので、音声合成をやりたくなったら使うかも。
Project Oxfordは、2015/7現在はPublic Betaで、今のところは無料で特に制限なく使うことができます(日本語にも対応)。
Python - Microsoft Project Oxford による音声合成・音声認識 - Qiita
ref. Microsoft Project Oxford Emotion Demo
tags: microsoft
Posted by NI-Lab. (@nilab)