第一生命ほけんショップ 名古屋栄店・名古屋駅前店が主催するセミナー、経済・運用講演会『マーケット・ウォッチング 〜 日本経済の今後の見通し』に行ってきた。
⇒ nilog: 第一生命主催のセミナーなう。経済・運用講演会。資料と飲み物が置いてある。 (@ 桜通大津第一生命ビルディング) (2015-07-09)
講師の方は、第一生命経済研究所 主席エコノミスト 永濱 利廣 (ながはま としひろ) さん。ネットを検索してみたら、いろいろ経済系の記事を書いたりしている人みたい。
自分は経済・金融系についてほとんど門外漢だけど、セミナー自体はなかなか楽しかった。知らない単語がわりと頻繁に出てきたけど、話の流れからある程度はわかるし、意味を知りたい用語はその場でスマートフォンで調べたりしてなんとか理解しつつ聞いてた。
気になったところのメモを以下に残しておく。内容が微妙だったり間違っていたりしたら、それは自分がちゃんと理解できてないから (講師の人のせいではなく)。
- アメリカ経済が良くなる → アメリカ量的緩和(お金が世に出回る)ストップ → 一時的に株価が下がる
- アメリカ利上げ(中央銀行が政策金利を引き上げ)により、経常赤字の新興国が困る。
- ギリシャへの緊急流動性支援。
- ギリシャがデフォルトして、ユーロ圏から離脱の可能性が高い。国内に残ってるユーロで借金を返して、他の通過で国内の経済を回していく可能性。
- スペインの総選挙が2015年12月に。スペインの国債はヨーロッパ内の民間銀行がたくさん持っている。
- アメリカのシェールオイル増産 → 原油産出国の原油の値段が下がる → 日本の経済で材料費が安くなる → 日本の企業の利益が増える
- 大企業はグローバル企業だったりするので、円安で材料費が抑えられて、儲かる。
- 公的年金運用方針見直し。円安株高圧力。日本国債を売って、国内株式と円売り(外貨を円で買う)が増える。
- 各国の金融政策が重要。ユーロ圏、日本は量的緩和の方向だが、追加の量的緩和は無い。アメリカはもうゴールなので、利上げに。ドル高円安へ。官邸は円安が進むのを望んでいない。
- 2015年12月にアメリカ利上げの可能性。
- オーストラリアドルは信用が高い。人気が高い。オーストラリアドルは鉄鉱石の価格など、資源に連動する。他の先進国に比べると金利が高いが、過去に比べると低い。
- ドル円レートはソロスチャートで80%ぐらい説明できる。2015年末に120円台後半の円安の可能性。
- 日本の株価がアメリカのFFレートに5ヶ月先行。日経平均はドル円レートと連動。
- 株価は今年度前半中に一旦ピーク。夏場にマーケットがもたつく可能性。一時的にマイナス成長。
- 世界の金利が上昇の可能性。為替は米>豪≧円≧ユーロ。ユーロは上がるかもしれない、予測しにくい。
- 現在は1980年代後半のバブル経済の時期と似ている。消費税増税で景気悪く → 金融・財政政策+原油安+与党圧勝で政府が安定して政策通りやすくなる。1980年代では土地神話(土地の値段は上がる)&生産年齢人口増加も重なってバブル経済になったけど、現在は無い。
- 来年の前半ぐらいまでが、歴史的な相場の好環境。
セミナーが終わって帰るときに封筒に入ったお土産をもらった。中身はタオル。
⇒ nilog: セミナーでミッキーマウスとミニーマウスのタオルもらった。 (2015-07-09)
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Posted by NI-Lab. (@nilab)