エコリカというリサイクルインクは、エプソンやキヤノンなど純正品インクのカートリッジを再利用して、中に別のインクを詰めたもの。
なぜわざわざ純正インクのカートリッジを再利用しているのかというと、純正と同じ使い勝手やICチップ認識のためだと思われる。
エコリカ リサイクルインクカートリッジとは?
使用済みインクカートリッジを全国に設置している「エコリカ回収BOX」で回収し、リユース(再使用)製品として再生した環境にやさしい製品です。
エコリカ - 製品について -
純正品のカートリッジを再利用!使用方法は全く同じ!
取付け方や残量表示など、純正品と同じようにご使用いただけます。
エコリカ - 製品について -
各プリンターメーカーが純正インクカートリッジにICチップを付けるようになったのは、なぜだろうか?
インクの空刷り防止や残量検知などの表向きの名目もあるだろうが、
最大の目的は"互換・リサイクル対策”と"インクによるユーザーの囲い込み”だろう。
そもそも、わざわざカートリッジにICチップを付けなくてもインクの残量表示は出来る。
実際にブラザーのインクやキヤノンのBCI-3eやBCI-7シリーズのインクに見られるように、 カートリッジにICチップはついていなくてもプリンター側の機能によってインク残量を表示させる事は可能なのだ。
また、メーカーによっては新機種のプリンターの販売に合わせて
カートリッジの形状やインクの成分は同じのまま、ICチップのみを変えて別のインクとして販売してくるケースも多い。
インクのICチップとは何か / インク革命.com
プリンタ Canon PIXUS MP600 の黒インク(顔料) BCI-9BK が切れたので交換してみる。
プリンタを開けてみたら、左から2つめの黒インクのカートリッジが点滅していた。
ちなみに右から2つめ、マゼンタ(赤)のインクカートリッジはエコリカとは別の純正インクじゃないものを使っているので、インクが入っていてもいなくてもランプが付かない。
交換に使うのは、『キヤノン 黒インク(顔料) BCI-9BK』互換の『エコリカ ECI-CA09B』というインクカートリッジ。純正品より3割ほど安い。
インクが切れたキヤノン純正品 BCI-9BK と、エコリカ ECI-CA09B を並べてみる。
プリンターにて、インク設置場所の左から2番目に、エコリカ ECI-CA09B をセット。無事にランプが点灯した。インクの中身は異なるが、純正品と同じ動作をするよう。
実際に印刷してみたが、パッと見では違和感はなかった。純正品と並べてくらべてみれば発色のちがいとかわかるのかもしれないが、そこまで気にする人なら純正品を使ったほうがいいと思う。
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ref.
- エコリカ - リサイクルインク・トナー/LED -
- Amazon.co.jp: エコリカ リサイクルインクカートリッジ CANON BCI-9BK ブラック ECI-CA09B: パソコン・周辺機器
- Canon PIXUS MP600/MP810 (CanonPixusMP600 - MemoWiki)
- Ig - エコリカ
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Posted by NI-Lab. (@nilab)