小笠原諸島の父島の西、およそ130キロにある西之島の南東の海上では、先月20日、およそ40年ぶりに噴火が確認され、新たに島ができているのが見つかりました。
海上保安庁が1日行った観測では、2つあった火口は3つになり、白い噴煙がおよそ2000メートルの高さまで上がっていたほか、噴石や赤い溶岩を飛ばして黒っぽい噴煙も上がり、高さは900メートルに達することもありました。
島の大きさは、発見当初は北西から南東に200メートル、北東から南西に100メートルのだ円形をしていましたが、その後、主に東側に溶岩が流れて次第に大きくなり、1日の観測では、東西に250メートル、南北に200メートルほどの台形に近い形になっていました。
面積は発見当初に比べておよそ2.5倍、東京ドームの面積の80%程度になっているということです。
小笠原の新島 面積2.5倍に NHKニュース
海上保安庁は2日、小笠原諸島・西之島(東京都小笠原村)近海の火山噴火でできた陸地について、発見翌日の11月21日時点より約2・5倍の4万平方メートル(暫定値)程度になっていると明らかにした。大きさは甲子園球場(約3万8500平方メートル)相当で、形状も当初の縦長から楕円(だえん)形に変化していた。
西之島付近の「新島」、甲子園サイズに成長 当初の2・5倍 - MSN産経ニュース
国土地理院の地理院地図に「地形等(地理院取得2009ALOS画像)」というのが追加されていた。背景写真は1974~78年のもの。
⇒ 地理院地図
西之島付近噴火活動 - 地形等(地理院取得2009ALOS画像)
2009年2月24日にJAXAの衛星「だいち」で撮影された三方向視の画像を使用し、その位置については現在の地図をもとにして作成したものです。
地形等(地理院取得2009ALOS画像)
西之島と新島の海岸線(2013年11月21日暫定)。
西之島付近噴火活動 - 西之島(地理院特定11/21暫定)
海上保安庁撮影の空中写真と、東大地震研究所金子隆之助教の空中写真を使用。
西之島(地理院特定11/21暫定)
西之島付近噴火活動 - 新島海岸線(地理院特定11/21暫定)
海上保安庁撮影の空中写真を使用。
新島海岸線(地理院特定11/21暫定)
Yahoo!地図も西之島と新島の形状が変わっていた。
11月30日時点のYahoo!地図は新島がハート型だった ( ゚∀゚)o♡♡♡
⇒ nilog: 西之島の新島がハート型になってた( ゚∀゚)o♡♡♡ (2013-11-30)
参考までに Google Maps の地図。
マピオンの地図。
⇒ 東京都小笠原村西之島の地図(27.24093055,140.87777777,1/8000):マピオン
MapFan の地図。
⇒ 東京都小笠原村 西之島 - 地図・ルート検索、お出かけするならMapFan(マップファン)
Wikipedia には新しくページができていた。
西之島沖の新島(にしのしまおきのしんとう)は、2013年11月20日、小笠原諸島西之島付近の海底火山の噴火によって出現した島である。 本州からは遠く離れているが、日本の領海内で自然現象により発生した島であるため、先占の対象とはされず日本の領土となる。
(中略)
2013年11月20日10時20分ごろ西之島周辺海域で噴煙が発生しているのを海上自衛隊が確認した[1]。同日の16時ごろ、西之島の南東500m付近で黒色噴煙を伴う噴火が発生、直径約200mの新しい島の形成が確認された[2]。陸地には2か所の噴火口があることが海上保安庁の調査で確認されている[3]。
菅義偉官房長官は、”島が消滅した例があるため現時点で命名の予定はない”という旨のコメントを出している[4]。海上保安庁の調査官は、通常であれば波による浸食で海に没するが、溶岩流で島の表面が覆われると島として残る可能性があると述べている[4]。
26日現在も溶岩流は続いており、長さ200m、幅約170から180mに拡大している[5]。また、新たに2か所から溶岩が流出していることが確認された[6]。
西之島新島 (2013年) - Wikipedia
わざわざ新しくページを作るのかどうか議論されてる最中だったりするけど・・・
⇒ ノート:西之島新島 (2013年) - Wikipedia
lat: 27.242707, lon: 140.878432
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住所: 東京都小笠原村西之島新島
tags: island map
Posted by NI-Lab. (@nilab)