Google Maps の iPhone アプリを見ていてふと思った。
地図の上に検索結果のアイコン(マーカー)をばら撒くことにどれほどの意味があるのだろうか。

Google Maps

たとえば、旅行の記録をひとつの地図上にマッピングするという使い道ならわかる。それは俯瞰したい情報だから。

たとえば、飲食店の検索。1つか2つの店を決めるために、候補の店を全部、地図の上にアイコンとして乗せることに意味があるのだろうか。

どのアイコンがどの店かわからないまま、アイコンたちがばらまかれる。

Google Maps の iPhone アプリでは、検索結果である店の情報と地図が同時に見れる。

Google Maps

店の情報を横にスワイプすると、他の店の情報が出てくる。これでさくさく店を選べる。

Google Maps

しかし、店の名前、ジャンル、住所。たったこれだけの情報で店を選んだりはしないだろう。地図が出ているから位置はわかりやすいかもしれないが。

情報の載っているペインを上に引き上げると、店の詳細な情報が出てくる。正直、表示する情報をもうちょっと選別して欲しいが、これはわりと良さそう。地図は見れなくなるけど。

Google Maps

これも横方向にスワイプできる。

Google Maps

Google Maps の iPhone アプリは検索結果をリスト表示することもできる。ただし、情報が貧弱。

Google Maps

店を選ぶのには店の情報が重要で、かつ位置も同時にわかるとありがたい。ただし、店の位置を1つの地図上にばらまいてもあまりメリットは感じない。むしろ、 iPhone の狭い画面を地図が専有してしまうせいで、店の情報を表示する領域が減ってしまう。

単純にリスト表示の情報をリッチにして、店の情報ごとに地図を載せたらどうだろうか。

そういえば以前にそんなものを作ったのだった。ただ、表示する情報はもう少し選別して、店を選ぶ際の地図はもうちょっとシンプルで小さい画像にしたい。雑誌のレストラン特集に載っている店舗情報と略地図のイメージに近いかもしれない。詳細な地図は、最終的に行く店が決まってからで十分。

[ヅ] iPhoneで禁煙 個室 飲食店検索 (2012-08-02)

[ヅ] お店など検索 (2012-08-08)

つらつらとアプリでの検索UIのことを考えていた。検索といえば、今やみんなが慣れているのはWeb検索エンジンのUI。これを真似るのが無難に思える。検索結果のUIもパクればいいのでは。リッチ情報のリスト表示&縦スクロール。アプリなら、店の情報を横にスワイプすることで、もっと詳細な情報を見れるようにしたり。

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Posted by NI-Lab. (@nilab)