小学生の頃、祖父の使っていた大きな湯呑が欲しくて。
形見としてもらうことを祖父と約束した覚えがある。

【意味】 形見とは、死んだ人や別れた人を思い出すよすがとなるもの。残された品。遺品。遺児。過去を思い出させる記念の品。

【形見の語源・由来】
文字通り、「形を見る」という意味から生じた語。
残された品を見ることでその人の思い出し、形(その人)が見えてくるようなものなので、「形見」と呼ばれるようになった。
漢字は当て字で、本来は「片見」と書き、真の友は一つの品物を半分に分けて所持する習慣があったことから、「かたみ」と呼ぶようになったとする説もある。
しかし、「かたみ」は古くから「形見」と漢字表記され、現在と同様の意味で用いられており、「片見」の漢字表記や「半分に分けて所持する」といった意味で用いられた例は見られない。
おそらく、「形見分け」の風習から連想して作られた俗説であろう。

形見(かたみ) - 語源由来辞典

そういうわけで、あの湯呑は今日から僕の物。

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