きょうの朝食。東日本用と西日本用を食べ比べてみた。

日清のどん兵衛

Q どん兵衛では、西日本と東日本でだしの味が違うそうですが、境界線はどこなのですか?(りんさん)

味付けに鰹だしと濃口しょうゆを使う傾向が強い東日本に対し、昆布だしと淡口しょうゆで仕上げる西日本。どん兵衛も地域に根付いた味付けを尊重して、東日本用と西日本用とで風味を分けています。
どん兵衛の担当者が、地域の味を丹念に調査して決めたその境目は、岐阜県・関ヶ原。それより東では東日本用、西では西日本用の味付けのどん兵衛を用意しました。
ちなみに、石川・富山・福井県は西日本用、三重県は東日本用となっております。 関ヶ原といえば戦国時代、東西に分裂した日本中の大名が、世紀の大合戦を繰り広げた土地。この地を境に味が別れているというのも象徴的で面白いですね。

日清のどん兵衛|うどん・そばトリビア|素朴なQ&A

西日本用のどん兵衛は京都で買ってきた。カップの横に「W」と書いてある。

日清のどん兵衛 天ぷらそば(西日本用)

名古屋では東日本用のどん兵衛が売られている。カップの横に「E」と書いてある。

日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本用)

フタをあけてみた。左が西日本用。右が東日本用。粉末スープの袋の色がちがう。

日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本用と西日本用)

左が西日本用。右が東日本用。粉末スープの色は西日本用のほうがちょっと赤茶色っぽい。

日清のどん兵衛 天ぷらそば(東日本用と西日本用)

作ってみたら、西日本のほうが薄い色のスープになった(写真だとちがいがぜんぜんわからないので載せない)。
食べくらべてみたら味は西日本のほうが少しあっさりしてた。

同じ「どん兵衛」を名乗っていながらも、東海地区を境にして、東日本(新潟県・長野県・岐阜県・愛知県・三重県以東)と西日本(富山県・石川県・福井県・滋賀県・奈良県・和歌山県以西)で販売されているものでは、内容が異なっている[1][2]。東日本向け商品(カップ側面に"E"と表示)は、かつおだしをベースにした濃口醤油仕立てのスープ、西日本向け商品(カップ側面に"W"と表示)は、昆布だしをベースにした薄口醤油仕立てのスープになっている[1]。また、具材の油揚げの味付けも東日本は甘辛濃口仕上げ、西日本は、あっさり薄口仕上げになっている(つゆやその粉末の色自体も明らかに異なっている)[1]。これはライバルである東洋水産の「マルちゃん赤いきつねと緑のたぬき」にも同じことがいえる[1][3]。

なお、特筆すべき事項として、距離的に名古屋と大阪の中間に位置している、滋賀県と三重県の店では両方販売している場合がある[4]。例えば三重県伊賀地方では、店などの配送の拠点が東海・関東系資本か関西系資本かによって、名古屋配送と大阪配送に分かれていることが多いため、基本的に、東海・関東系資本の店などでは東日本のものが、関西系資本の店などでは西日本のものが購入できる。その一例を挙げると、愛知県資本のサークルKが東日本向け商品、大阪府発祥のローソンが西日本向け商品である。ただし、東日本・西日本双方のものが購入できる店も数はかなり少ないが存在している。また、地域のそば・うどん店のつゆが関東風である島根県でも、この商品に関しては西日本向けのものしか売られていない。さらに、日本国外に輸出されるものは基本的に西日本向け商品となっている。

どん兵衛 - Wikipedia

Ref. 日清のどん兵衛|どんらんど

tags: Food zurazure

Posted by NI-Lab. (@nilab)