コンピュータで悪いことする人を一般的にはハッカー(Hacker)と呼ぶけど、専門家(プログラマとか)はクラッカー(Cracker, Kracker)と呼ぶという前提で。

なおコンピュータ技術に長けている者という意味で混同されやすいが、その技術を生産(善意)的なことに利用するハッカーとは区別される。しかし、マスコミではクラッカーのことを「ハッカー」と呼んでおり、「ハッカー」=「悪」というイメージが刷り込まれているのが現状といえる。そのため、善良なハッカーから批判の声が上がっている。もっとも、正しい意味でのハッカーの中からも、専門用語としての「ハッカー」と、マスコミ用語としての「ハッカー」は別なものとして共存していても良いという意見もある。

クラッカー - Wikipedia
上記に述べたハッカーの表記においては、国際的に様々な場で「本来の意味」が問われる事がある。しかしながらこうした討論を巻き起こすのは、実際にはハッカーでも何でもない自称ハッカー(往々にしてスクリプトキディやニュービーである事が多い)であり、また多くの場合この論議は、技術者をハッカーとクラッカーに二分した主観において行われ、実際に犯罪性を持つ事件と関わった人物の立場を考慮する事が行われない点においても、そうした討論自体が無駄であるという声も高い。

ハッカー - Wikipedia

具体例が思いつかないけど、何かの専門家が「それは正しくなくて、正しくは○○○○」って専門用語で訂正いれてきたら正直うんざりだよJK。

あ、ニートの定義とか良い例かも。

日本におけるニートの定義

内閣府の「青少年の就労に関する研究会」の中間報告によると、「若年無業者」を「学校に通学せず、独身で、収入を伴う仕事をしていない15~34歳の個人」と定義している。また、「ニート」とは若年無業者のうち「非求職型および非希望型」、つまり「就職したいが就職活動していない」または「就職したくない」者としており、日本で「ニート」というと大抵はこの意味で用いられるのが一般的である。

本来ニートとは労働政策における分類としての用語に過ぎなかったが、日本においてニートとは本来の意味からかけ離れ、また「就労意欲を喪失した若者」や「ひきこもり」と混同されて用いられるようになり、否定的なニュアンスで使われる事が多い。

ニートとは - はてなキーワード

A「あの人ニートだから~」
B「それは正しくなくて、正しくはニートというのは云々」
A「……」

悪い意味でハッカーが通用すると、良いハッカーが困るという話もあるけど、まぁ別セグメントだからしょうがないよね。。。

Ref. はてなブックマーク - asahi.com(朝日新聞社):「ハッカー」に逆襲、パスワード盗み返す 中3書類送検 - 社会

そんな時期も過ぎて、ハッカー/クラッカーをすでにネタ扱いにしているはてブコメントもあったりするけど。。。

tags: zurazure

Posted by NI-Lab. (@nilab)