結城浩のはてな日記 - 『Java並行処理プログラミング』無料プレゼント によると、デザインパターン本で有名な結城浩さんが 書籍: Java並行処理プログラミング その「基盤」と「最新API」を究める を抽選で無料プレゼントして下さるらしい。この本に「奥深いマルチスレッドプログラミングを楽しむ」と題した「序文」を書いているとのこと。

この本の原書はたぶんこれ→ Java Concurrency in Practice

内容は、Java 5.0 から導入された java.util.concurrent パッケージについてっぽい。

並行処理ユーティリティのパッケージは、スレッドプールおよびキューのブロックなどの高性能なスレッドユーティリティからなる、強力で拡張が可能なフレームワークを提供します。このパッケージによりプログラマはこれらのユーティリティを手動でチューニングする必要がなくなり、ほぼ同じ方法で Collections Framework がデータ構造をチューニングします。さらに、これらのパッケージは、さらに高度な並行処理プログラミングに対する低レベルのプリミティブを提供します。

JDK 5.0 ドキュメント - 並行処理ユーティリティ
Doug Leaがutil.concurrentとして書いたパッケージはやがてJSR-166という形に変化し、そして J2SEプラットフォームのTigerリリースに取り込まれて行きました。この新しいライブラリが提供しているのは並行プログラムで一般的に必要とされる一連のユーティリティです。コレクション(collections)へのマルチスレッド・アクセスの最適化に興味をお持ちの方には待望のものが現れたと言えるでしょう。

dW : Java technology : Tigerを使いこなす: 並行コレクション

結城浩さんと言えばウチには 結城 浩 著 / 増補改訂版 Java言語で学ぶデザインパターン入門 マルチスレッド編 の旧版(初版第二刷)があったりする。Java でマルチスレッドを扱う際には、だいぶ参考になる書籍だった。

参考:

ε(     v ゚ω゚) < トドちゃんです

ε(     v ゚ω゚) < 17頭♪
ε(     v ゚ω゚) < 13頭♪
ε(     v ゚ω゚) < 11頭♪

なんか気にいった、コレ(^_^;

※結城の日記を最近読み始めた方へ:「トドちゃん」というのは結城のTo Do(やるべきこと)の擬人化です。通常は書籍原稿の校正の項目になります(って私は何を解説しておるのでしょう)。

[結] 2006年10月 - 結城浩の日記 - トドちゃん到着

ε(     v ゚ω゚) < Java って標準ライブラリが豊富だね

perl も CPAN から持ってくれば豊富だよ。
ruby は gem をどうやって使えばいいか知らないや。

ε(     v ゚ω゚) < Java はいろんなデータ構造がライブラリ化されてるね

いまさらリスト構造なんて自力で作らないしね。

ε(     v ゚ω゚) < でも、ちょっと足りないところがあったり

bag とか

ε(     v ゚ω゚) < bag は jakarta にあるよ commons かな?

キューとか

ε(     v ゚ω゚) < JDK1.5で追加されたよ。ようやく。

JDK1.5には、java.util.Queue というキュー構造を表現する interface が追加されている。いままでキュー構造は無かったらしい。で、この Queue の実装クラスがけっこう多い。AbstractQueue, ArrayBlockingQueue, ConcurrentLinkedQueue, DelayQueue, LinkedBlockingQueue, PriorityBlockingQueue, PriorityQueue, SynchronousQueue, ...


コメント

当然、ハズレました。ということで。

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Posted by NI-Lab. (@nilab)