なぜ、そういう作業が必要なのか? という疑問に対する答えが書いてあるような雰囲気でわかりやすかった。
この本の著者は帽子デザイナーだったり、鞄屋さんだったりして、著者の父親も鞄屋さん。
職人ぽい雰囲気はあるけど、書籍内容はカタくなくて、わかりやすい。
いくつかの疑問点が氷解。

ヌメ革って何?
他の書籍だと、このあたりの用語がチラっと紹介されているだけだし、書籍によって用語がまちまち。
タンニンなめし = 渋革 = ヌメ革
ということらしい。
(でも、この手の情報は、この書籍だけだとわからなかったかも……やっぱり、ひとつのことを知るには、複数の情報源が無いと、情報が偏ってしまう。記憶・暗記!に関してなら、ひとつの情報源に絞ったほうが良いんだろうけど)

革を裁つときの包丁の握り方
どうして、そういうふうに握るかという理由が書いてある。
理由を書いてある、というのがありがたい。
理由なしで「ああしましょう、こうしましょう」ではよくわからないもの。

菱目打ち
革の辺の両端から穴をあけていく。あれ? 他の書籍にはそんなことは書いてなかったな……
ある書籍では「角(コーナー)は1本目打ちで微調整」みたいに書いてあった。
でも、この書籍では、まず角(コーナー)と決めてから、間を微調整していく手法が載っていた。
参考になるなぁ。

平縫い
針目が不揃いにならないコツが書いてあった。
自分の持っている他の書籍を見たけど、こういう内容は見つからなかった。

参考:

# それにしても、システム手帳(ミニバイブル6穴)のワイドサイズな金具って見つからないもんだなぁ。
# いまのままだと、スケジュールリフィルとメモではちきれそうだから、分厚いシステム手帳を作りたいのに。

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