いつも、そこにあった。
あるのがあたりまえだった。
Timelog、復活。

Timelog 復活劇
Timelogの今とこれから

今回の復活劇の経緯について

ユーザー様の間で、株式会社ファッションストリーム(以下、弊社)とTimelogの関係についてさまざまな憶測が流れているようですので、ここで公式に今回の様な形になった経緯を発表させていただきます。

・もともと、株式会社サンロフト様には、サーバーのハードウエアの関係上の問題があり、2014年3月末でサービスを停止することは既定路線だったようですが、諸事情により発表時期が3月初旬となってしまいました。

・それとは別に、弊社には独自SNSを構築する計画がありました。自社通販サイトにSNS機能を組み込み、通販会社の中の人から顧客へ、というチャネルだけではなく、顧客同士のつながりを作ってリピーターを増やすという目論見で、最終的には、自社サイトで得たノウハウを他社にも販売する予定で、開発開始は2014年7月頃、実装は冬くらいを計画していました。

弊社の代表は「ロガー」であり、独自SNSは、Timelogを参考に、現代的なMVCフレームワークを用いてゼロから開発する予定でした。Timelogはそのプログラムの構造上、カスタマイズしてサイトに組み込むことが容易で、前述の目的に一致すると考えたからです。

・ところが多くのロガーの皆様同様、弊社代表も3月初旬にTimelogがサービスを終了することを知りました。せめてあと数ヶ月待ってくれれば、自社のSNSのプログラムを用いて、Timelogを再構築できたのに……!

弊社代表はひとりのロガーとしてTimelogをかけがえの無いものだと思っています。Timelogのプログラムやソースコードではなく、それが紡いだコミュニティそのものに愛着があり、どうしてもそれを壊したくないと考えた次第です。

誰か他の人が買い取らないか等も考え、しばらく待ってみましたが、そのような話は聞こえてこず、そうこうしているうちに時間だけが過ぎました。

なんとかTimelogのコミュニティを存続させたい、この愛着のある暖かい場を残したいと考えた弊社代表は、自らが、Timelogを復活させることを決意しました。

・そこで、ロガーのひとりでもある弊社スタッフがサンロフト様に連絡を取り、Timelogの担当様に「もし可能ならTimelogの運営を引き継ぐ」意志のある事、そして「なんとか弊社のシステムが動き出すまでの数ヶ月、Timelog閉鎖を待っていただけないか」というお願いを直球でぶつけてみたものの、その返事は「残念ながら即答できるものではない」という事でした。

弊社からの案は「ドメインだけ譲渡を受け、数ヶ月の間、ロガーさんに待っていただく」か「サーバーのハードウエアごと買い取る」か、いずれにしても一度お会いして交渉できればという事で、弊社代表とスタッフが静岡にあるサンロフト様に出向く事になったのです。

・さまざまな提案や技術的な問題について討議した後、弊社スタッフ一同が知った一番の驚きは、サンロフト様のTimelog担当者様自身が、何にもましてTimelogの閉鎖を悲しんでおられた事です。

検討の末、双方にとって最善の策として決まったのは、Timelog復活に当たり「弊社独自のプログラムが動き始めるまでの期間の措置として、弊社がサーバーを用意すること」「ソースコードを弊社に譲渡していただくこと」、さらには「サンロフト様に現在のソースコードのインストール作業をお願いすること」でした。

・今回の取り決めに当ってリリース文章の草案を、弊社スタッフとサンロフト様と相互でやりとりしての作成が始まりました。弊社が投資をするわけですから、弊社も営利企業である限り、表面上は、その理由を明記しなければなりません。代表者の趣味で安易な投資を決断するわけにはいきませんから。

そこで考えたのが便宜上「SNSをショッピングサイトに組み込むために」という理由でした。もちろんこれに間違いはありませんが、実際のところ、これが動き出すのは弊社独自のプログラムが動き始めてからの話。現状のTimelogを存続させるのは、これが直接の理由にはならない事を上記の内容からご理解いただけたと思います。

それは「このままTimelogのコミュニティを壊したくないから」であり「家族のようなこのつながりを維持したいから」という、強い想いでした。もちろんこの想いは、サンロフト様の担当の方とも共有していることです。

・こういった経緯でリリース文章が公開され、3月末に弊社はサーバーを用意し、やがてインストール作業と動作検証が始まり、4月5日、晴れてDNSを設定して公式に再オープンとなった次第です。

皆様におかれましては、今後ともTimelogを変わらずご愛顧いただけると、弊社代表としても喜びに堪えません。




2014年4月10日 株式会社ファッションストリーム代表取締役 中西友一

Timelog復活劇
現在の状況

・弊社独自のプログラムが動き始めるまでの、数ヶ月の間のダウンタイムを作らないための暫定措置として、(メモフレ制の頃の)Timelogのプログラムを動かすサーバーを弊社が用意することになりました。

しかし、TimelogのサーバーはWindows Server。OSのライセンス料はともかく、SQL Serverのライセンス料は60万円にものぼります。ハードウエアも含め、100万円以上となる投資を、わずか数ヶ月の、弊社の当初の計画とは直接関係のない移行期間のために投資するのは、いくらTimelogを愛していても、厳しいものがあります。

・そこで、サーバー屋さんから、共有サーバーを借りることにしたのです。共有サーバーですと、SQLを共有するので、仮想マシンにSQL Serverをインストールする必要がないため、ライセンス料が不要だからです。

しかし、1台のハードウエアを仮想化し、複数のユーザーで共有するVPSサーバーは、やはり占有サーバーよりもパフォーマンスは落ちます。SQL自体は、別のハードウエアで処理しているのですが、WebサーバーであるIISの負荷は予想以上に高く、レスポンスは遅くなってしまっています。

みなさまにはご迷惑をおかけしております。

しかし、移行期間の暫定措置ということで、ここにコストをかけるのも難しい状況です。どうかご理解いただき、過度なリロードは避けていただきますよう、お願いいたします。

Timelogのいま
・APIに関しては、内部仕様が大幅に変わるため、新システムでは存続できません。そのため、現在提供されているものをお使いいただくことは構いませんが、数ヶ月で提供終了になる可能性があることと、現在不具合があっても対処できないことをご理解ください。

・ブログパーツも廃止する方向です。

・RSSも廃止する方向です。不具合が報告されていますが、申し訳ございません、修復することはできません。

・絵文字サポートも、利用率が低いため、終了する予定です。

・開発ブログも、弊社にドメインが移管され次第、閉鎖となります。弊社はブログのコンテンツに関する権利の譲渡を受けていないため、弊社名義で公開することが出来ないからです。申し訳ございませんが、必要な項目がございましたら、個別に保存しておいていただき、また、権利上、そのままの文章での再公開は避けていただきますよう、お願い申し上げます。

Timelogのこれから
よくある質問と回答

現在、中の人0号と1号が全力で技術的なサポートにあたり、2号やロガーさんの有志のみなさまが、技術的な問題とそれ以外に分け、サポートに当たっていただいています。本当にありがとうございます。これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

Q. Yahoo!IDなどで登録したけどログイン出来ません
A. 連携機能を終了する予定でしたが、公開時に画面に残ってしまいました。申し訳ございませんでした。連携で登録された方も、内部では、他の方と同じように扱われておりますので、パスワードさえ分かれば、ユーザー名とパスワードでログインすることが出来ます。現在は、メール機能が復活していますので、これでパスワードを確認することが出来ますが、もしどうしてもこれができない場合は、パスワードを再発行しますので、お問い合わせください。お手数をおかけして申し訳ありませんでした。

Q. サーバーの負荷を下げるためにできることはありますか?
A. 過度なリロードを避けていただくだけでもありがたいです。ご協力いただき、ありがとうございます。心より感謝いたしております。

Q. メモフレ制よりグループ制の方がよかったです。
A. 当社のビジネスプラン上、以前のような完全なグループ制にはできません。これは、新システムに移行後、当社がビジネスを展開する上で必須で、このビジネスプランがなければTimelogを復活させることも出来ませんでした。ご了承ください。
ただ、グループという概念自体は、Timelog特有で、mixiにはあるけど、twitterにはない概念なので、これは一つの差別化という意味で非常に重要で、あくまでもメモフレ制をベースに、グループも利用を推進することが、Timelog活性化になると信じています。

(中略)

Q. システムリニューアルはいつになりますか?
A. 早くても秋以降ですが、きちんとした日程はまだ明示できません。ご了承くださいませ。

Q. システムリニューアル後、どうなりますか?
A. 使用頻度の低い機能は削減し、よりシンプルなものになります。しかし、Timelogの良さを最大限に残しながら、文中にタグを入れることが出来る機能や、自動リロード機能など、現代的な機能を盛り込んで参ります。また、公開前に限定ユーザーによるテストを行い、機能的、デザインやインターフェイス的等、ご意見を頂戴した上で、さらにブラッシュアップしていく予定です。ユーザーのみなさまの不利益になるような更新は、できるだけ避ける予定です。引き続き、ご意見ご希望をお待ちしています。

Q. 有料化するのですか?
A. Timelogとして、ユーザーのみなさまに課金する予定は、今のところございません。

(中略)

Q. システムリニューアルで、情報はまたリセットされますか?
A. 可能な限り引き継ぐ予定ですが、★の数など、一部引き継げないデータも出てきます。ご了承くださいませ。

Q. システムリニューアルで、ツイッター連携機能はサポートされますか?
A. はい、その予定です。

Q. システムリニューアルで、APIはサポートされますか?
A. 当初は公開予定がなかったのですが、要望は意外と大きく、現在検討しています。限定された開発者に仕様を公開するかも知れません。その場合、開発者登録をお願いするかも知れませんが、有償になることはございません。

Q. システムリニューアルで、携帯電話はサポートされますか?
A. 当初は、スマートフォンのみの対応の予定でしたが、フィーチャーフォンへの対応を希望する声が多いため、現在検討しています。ただ、対応出来る技術者が社内にいないため、誰か助けてください。

Q. Timelogは永続しますか?
A. 弊社は営利企業であるため、システムリニューアルで収益構造を構築する予定で、その資金でサーバーをメンテナンスする予定です。弊社が儲かれば、Timelogは存続できます。ぜひ株式会社ファッションストリームを応援してくださいね。

Q. 「たいむろぐの中の人1号」さん、メモフレになってください。
A. 申し訳ございません、グループの重要な発言が流れてしまわないよう、こちらからは メモフレ申請できませんことをご了承くださいませ。ただし、「たいむろぐの中の人1号」にメモフレ申請いただくことは大歓迎。「たいむろぐの中の人1号」の公式な発言をぜひチェックし、不具合情報を共有してください!

よくある質問と回答

リニューアルを心待ちにしています(-∧-)

tags: timelog

Posted by NI-Lab. (@nilab)