楽天市場は「クレジットカード情報とメールアドレスを店舗に渡していない」と言っているらしい。GIGAZINEの記事についてはどうでもいいけど、メアド渡してませんと言う楽天がメアド渡してるっぽいのがイヤだなぁ。

「店舗運営マニュアル」によると「新CSVデータダウンロード」というのがあり、このサービスを利用することによって、各ショップは受注情報をExcelなどで扱うことができるCSV形式ファイルとして一括ダウンロードすることが可能になっています。
(中略)
これによって「運送業者への伝票や納品書の処理、プレゼントの一括代行発送時の発送先リスト、宛名ラベル印刷など」が可能になるわけですが、なんとこの機能は有料となっており、100件までが1000円、100件を超える場合は1件につき10円となっています。つまり、1件10円で個人情報を売っているわけです。
(中略)
中身は「通常購入データ.csv」「オークションデータ.csv」「プレゼントデータ.csv」「共同購入データ.csv」「資料請求データ.csv」「商品問合せデータ.csv」となっており、名字・名前・郵便番号・住所・電話番号・ニックネーム・メールアドレス・クレジットカード番号・クレジットカード名義人・クレジットカード有効期限といった各種個人情報が記載されています。

ただし、実際にはこのCSVファイル中には「メールアドレス」は記載されていません。つまり、このCSVデータダウンロードサービス経由でメールアドレスが流出するわけがないのです。だがしかし、なんということでしょう、ここで恐ろしい現実が判明します。
(中略)
つまり、月間売上が1000万円以上あるか、月間注文数が1000件以上のショップの場合は、審査が通ればこのCSVデータダウンロードサービスによって、メールアドレスも一気にゲットできるというわけです。基準に満たない場合も別途相談すれば何とかなるらしいことが書いてあり、はっきり言ってめちゃくちゃです。
(中略)
ほかにも、タレコミによると購入者宛に自動送信される注文確認メールが店舗にも同報送信されており、送信者は楽天市場、宛先は購入者のアドレス、CCに店舗のアドレス、といった感じになっているため、ここから顧客のメールアドレスを手作業で取り込めば無料で顧客の情報を入手することも可能ですし、メールから受注管理を行うソフトなども存在しているため、リスト化することも容易です。

楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を「1件10円」でダウンロード販売していることが判明 - GIGAZINE

楽天で買い物すると「【楽天市場】注文内容ご確認(自動配信メール)」ってタイトルのメールが届くんだけど、このメールのToとCcが

To: 自分のアドレス
Cc: ショップのアドレス

って感じなんだけど、これだとショップに自分のアドレスが漏れてるのでは?

もしかして Bcc で送ると Bcc で受け取った人は To になるのかなーと思って gmail で送信してみたけどそんなことはなかった。楽天のメール送信システムはどうなんだろう。ショップからも受注確認メールが届くわけで、これに返信したら自分のアドレスはショップにわかってしまうし(当たり前か)。やっぱりメールアドレスはショップに渡ってる気がするなぁ。。。

□2009年05月28日

【お知らせ】一部ブログによる掲載情報の事実誤認について
日頃より、楽天市場をご利用いただき誠にありがとうございます。

昨日5月27日、一部のブログが「楽天、利用者のメールアドレスを含む個人情報を1件10円でダウンロード販売」との情報を掲載しましたが、 全くの事実誤認でありますので、お知らせいたします。

【楽天市場】楽天市場からのお知らせ
楽天では2005年8月、楽天市場の利用者の個人情報が流出した事件を受けて、個人情報の管理体制を変更すると発表。その際、利用者の個人情報のうち、クレジットカード情報とメールアドレスについては、店舗側に提供しない仕組みを導入するとしていた。

「GIGAZINE」の指摘が事実とすれば、その仕組みが機能していないことになるが、楽天はINTERNET Watchの取材に対して、「現在もクレジットカード情報とメールアドレスを店舗に渡していない」と説明する。

また、楽天が審査をした上で利用者のメールアドレスを提供していること関しては、「個人情報保護方針に沿ったかたちで、正当な理由と判断された場合は提供することもある」とコメント。ただし、楽天が認める「正当な理由」については、機密なので明かせないという。

楽天、「個人情報をダウンロード販売」報道を否定

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Posted by NI-Lab. (@nilab)