Parasyte 寄生獣

「寄生獣」はパラサイトでミギーな漫画。ひさびさに読んだら(英語版だけど)すごくおもしろかった! 2巻以降も(英語版を)買おうかなと考えているところ。

それにしても表紙がこわい。
Parasyte 寄生獣

右手に寄生しているから名前が「ミギー」
Parasyte 寄生獣 ミギー Lefty Migi

日本語の原書では右開きだったけど、当初の英語訳版は左右を反転させて左開きだったらしい。で、絵的には左手に寄生しているので "Lefty" という名前だったとか。いまの翻訳では "Migi" という名前になっている。
Parasyte 寄生獣 ミギー Lefty Migi

名台詞?
シンイチ…… 『悪魔』というのを本で調べたが…… いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ……

シンイチ……
『悪魔』というのを本で調べたが……
いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思うぞ……

Amazon.co.jp: 岩明 均 著 / 寄生獣 完全版 (1)

それにしても、ジョジョとかのジャンプ系翻訳と比べてお値段が高い。現時点で1冊1500円ぐらい。
Amazon.co.jp: "Parasyte 1" by Hitoshi Iwaaki, Andrew Cunningham

リービー―スチュウアート・リービーと申します。6年ほど前にTokyoPopという会社を設立しました。当時はMIXXという社名でしたが、アメリカでマンガを出版することを目的として始めた会社です。皆さんと同じように、私も日本に住み、留学生として、ここのライバル校の慶応で学びました。早慶戦(慶応では「慶早戦」と呼びます)へ行くのが本当に楽しみでした。
私が日本に留学していた頃、マンガはアメリカではあまり知られていませんでした。よく知られていたのはテレビゲームだけでした。アメリカ人が日本文化に親しんでいるといえば、ゲームが圧倒的に多かったのです。日本アニメが知られ始めたばかりの頃で、私は日本に留学していて、ひょんなことからマンガを知るようになりました。アメリカにいた時にはほとんど知らなかったのですが、マンガを読み始めたら、『寄生獣』というマンガでしたが、夢中になりました。実は、このマンガは私達の会社で、『Parasyte』というタイトルで英語出版しています。当時、信じられないくらいすばらしいと思いました。ハリウッド映画で大当たりするかもしれないと思いました。やがて、このマンガを出版した講談社の人と少しずつ会うようになり、親しい友人になりました。
いろいろないきさつを経て、日本マンガをアメリカに紹介する会社を設立することにしました。6年前に雑誌MIXXZINEを創刊しました。『Parasyte(寄生獣)』や『セーラームーン』、その他いくつか載せました。『Ice Blade(地雷震)』もそうでしたし、『Harlem Beat』も載っていました。CLAMPの『魔法騎士レイアース』もそうです。創刊当時、200ページで4ドル99セントでした。現在、『少年ジャンプ』のアメリカ版がありますが、私達は同じことを6年前にしていたのです。ただ、今の『ジャンプ』のようにマスコミで注目されることはありませんでした。がんばりましたが、アメリカの雑誌市場はとても厳しいものです。

日本財団図書館(電子図書館) マンガ・カリキュラム事業:早稲田大学国際部寄附講座報告書「マンガとアニメ:日本文化・社会の表現」

ちなみに「寄生する」は英語で「parasite」だったりする。

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Posted by NI-Lab. (@nilab)