王様の病気を治すために、3人の息子がアダルナという鳥を探す物語。というか、次男の出番が少ないね、これ。ありがちな設定にありがちな話だけれど、なかなか退屈しないのはどうしてだろう? それにしてもこの3人の王子(Don Pedro, Don Diego, Don Juan)は目つきが悪い。フィリピンではこういう絵でも違和感ないんだろうか。

1991年に丸善メイツ(Published by MARUZEN Mates Co. Ltd. in Japan と書いてある)の編集による世界の絵本コレクションとして出版した ソンリーサ(Sonrisa - The Excellent Collection of World Picture Books) の 1冊(63番目)らしい。フィリピンでの元出版は1983年で、Published by the Children's Communication Center in cooperation with Cultual Center of the Philippines となっている。民族伝承(Philippine folklore)だからか Retold by Victoria Anonuevo というクレジットになっている。伝え伝えられて retell. 「再び語る」という意味だと思ってたけど、「改作する」みたいな意味もあるみたい。

推奨年齢: 3~10歳って書いてある (ただし中身が英語なので……)

The Magical Song of the Adarna

アダルナのまほうのうた

Retold by Victoria Anonuevo

Illustrated by Nori Millare

総語数: 1500語ぐらい

参考: 神戸市図書館情報ネットワーク所蔵図書目録情報 - The magical song of the Adarna, Sonrisa~ソンリーサ~ 丸善による世界41か国の絵本 - その7

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