「アスキーの経営状態が厳しかったんです。私だけでなく,開発部のスタッフが総出でダビスタに取り組んでいましたから。開発作業がピークを迎えていたある日,いきなり社長に呼び出されたんです。「おい,もしコレ(ダビスタの新作)の発売が遅れたら,うちは潰れるからな」って(笑)。」 「社内の空気も「ウィザードリィ? よそで作ってくれよ」といった感じで,私としては肩身が狭かったですね。仮に新たなプログラマが名乗り出ても,きっと周りから白い目で見られていたでしょうし。実際,その後の外伝シリーズの開発作業は,社外に委託するようになりました。」 「ダビスタのくだりでも話しましたが,アスキー社内でウィザードリィの開発を続けるのは,もう無理だったんです。また私個人も,ほかのタイトルに関わるようになって,ウィザードリィに専念できない状態になっていました。恐らくですが,開発スタッフも様変わりしていたので,外伝の看板を外したのかなと。」 Wizardryは今も日本で進化し続ける―シリーズ最新作「ウィザードリィ外伝 五つの試練」Steam対応版の開発者にインタビュー https://www.4gamer.net/games/570/G057016/20210513135/
[Mastodon] 2025-01-08 21:07:29
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