Webサイトでのユーザーのデータ消失事例

Webサイトでのユーザーのデータ消失事例

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Gmail (2006)

-Gmailの大惨事: メール大量消失の報告
--http://jp.techcrunch.com/archives/gmail-disaster-reports-of-mass-email-deletions/
--->一部のユーザー(約60人)のアカウントで12月18日以前に受信したメールの一部または全部が消えてしまったことを遺憾に思っております。この問題が発覚して以来影響を受けたアカウント数はわずかであることを確認し、アカウントを可能な限り復旧するためにあらゆる手を尽くすために日夜調査を続けました。また、影響を受けたユーザーの方々と連絡を取りお詫びするとともに、個別に取っていたバックアップがあればそこから復旧することについてもお手伝いすることをお伝えしました。

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Gmail (2011)

-Gmailの障害はストレージソフトの更新が原因、メールの消失は無いと説明 -INTERNET Watch
--http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20110302_430486.html
--->Gmailで一部ユーザーのメールが消失した障害について、Googleは日本時間1日、障害の原因はストレージソフトウェアを更新した際に含まれていたバグにあったことを公表。現在復旧作業を進めているが、データはすべてバックアップされており、メールが失われることはないとしている。
--->Googleでは、2月28日にGmailの一部ユーザーにメールが消失するなどの障害が発生したことを公表。障害の影響は全Gmailユーザーのうち0.02%に及び、復旧作業によりそのうち3分の1以上のユーザーが回復。残り0.012%のユーザーについて、復旧作業を進めているとしていた。
--->障害の原因についてGoogleは、ストレージソフトウェアを更新した際に予期せぬバグが含まれていたことから発生したと説明。このストレージソフトウェアについては、既に旧バージョンに戻したという。
--->Googleでは、こうした事態に備えてデータはテープにバックアップしているため、メールが失われることはないと説明。日本時間3月2日午前5時20分にはテープからのリストアが終了したことを公表し、まもなく全ユーザーの復旧が完了するとしている。

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Flickr (2011)

-Flickrが人的ミスにより利用者アカウントを削除:5年間分、4,000枚の写真が消失
--http://jp.techcrunch.com/archives/20110202flickr-accidentally-wipes-out-account-five-years-and-4000-photos-down-the-drain/
--->YahooのFlickrが、マイナスの意味で名を広めてしまう大失敗をやらかしてしまった。話はこうだ。ITアーキテクトでFlickr利用者であるMirco Wilhelmが昨日、5年来利用しているアカウントにアクセスできなくなってしまった。Flickrチームに問い合わせたところ、なんとアカウントを事故により削除してしまったというのだ。アカウントには4,000枚の写真が登録されていた。すべてが消え去ってしまったというわけだ。
--->アカウント自体は再度ご利用頂けます。但し登録されていた写真については復元できません。当アカウントにて永らくご利用いただいていたことはよく承知しております。不注意により重大な結果を招いたことにつき、改めてお詫び申し上げる次第です。アカウントのリストア作業が完了いたしましたら、当該アカウントについては4年間の有料アカウントを提供させていただきたいと考えております。
--->Mirco氏の件についても作業中で、なんとか投稿されたコンテンツについても復活の目処が立ちそうだと考えているところです。部分的には情報の復元に成功し、全体についてもなんとか復元できるのではないかと努力しているところです。もちろん「できるのではないか」という段階ではありますが、失敗を取り戻すために全力を投じているところです。

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Evernote (2010)

-7月1日のEvernoteサーバー問題に関して << Evernote日本語版ブログ
--http://blog.evernote.com/jp/2010/08/10/716
--->過日米国時間7/1から7/4の間に弊社サーバ1台に2度続けて起こった異例のハードウェア障害により約350万の全ユーザーのうち6323名がその影響を受けた可能性があり、上記期間中に新規作成・編集したノートの一部が正常にEvernoteサーバーに記録できなかった恐れがあります。弊社CTOのDave Engbergより、影響を受けたであろう当該ユーザー全ての方々にお詫びとご報告のメールをお送りするとともに、その皆様には実際の影響の有無に関わらず、お使いのEvernoteアカウントを今後1年間プレミアムアカウントにアップグレードさせて頂きました(既にプレミアムアカウントをお使いの場合は現在のプレミアム期間の後1年間延長させて頂きました)。
--->影響を受けた可能性があるのは全ユーザーの約0.2%以下の6323名で、弊社はサーバーログからそのユーザーの方々を100%全て把握しておりました。他の影響を受けておられないユーザーの方々からの問い合わせが溢れるのを危惧し、実際に影響を受け不具合にお悩みの方々を徹底的にサポートし問題解決に尽力するために公のコメントを控えた次第です。7月初旬にEvernoteからEメールを受け取っていなければ今回の問題の影響はありませんのでご安心下さい。ローカル側のお使いのPCに保存されたノートデータのコピー、Eメールやブラウザの履歴などEvernoteには複数のバックアップアプローチがあり、実際に影響を受けたユーザーの大多数の方々は全ノートデータを回復することができました。
--->本問題は一時的なものであり、二度とこのような事態が起こらないようトラブルレポート・バックアップ用インフラシステムを以前よりも遥かに強化致しました。今回の問題の影響をお受けになったユーザーの方々には改めまして深くお詫び申し上げます。また6323名の方々全員がデータを失ったわけではなく、ほとんどのユーザーの方は全くデータを紛失していなかったのですが、今一度、長文でで申し訳ありませんが、当該の4日間で新規作成・編集されたノートデータの回復手段等も詳細に記されていますので、7月初旬にお送りしたEメールをご覧下さい。