ミートホープ株式会社による偽装ミンチ事件

ミートホープ株式会社による偽装ミンチ事件

-食品工場用食肉加工販売「ミートホープ株式会社」
--http://www1.tomakomai.or.jp/~meathope/syozaiti.htm
--->食肉加工・卸販売を行っている「ミートホープ株式会社」のホームページです。

-asahi.com:「混ぜれば分からぬ」安い肉集め利益追求 偽装ミンチ - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0620/TKY200706200004.html
--->「つぶしてしまえば肉の味などわからない」「どうせ、ばれない」――。食品加工卸会社ミートホープ(北海道苫小牧市)の元幹部は、こう告白した。豚肉を牛肉に見せかけた「偽装ミンチ」は、加ト吉(香川県観音寺市)の子会社などで製品化され、生協などを通じて全国に流通していた。食の信頼に影を落とす事実がまた一つ、明らかになった。
--->ミート社の元幹部4人の証言から現場の状況を再現すると――。
--->7、8年前ごろ、様々な仕入れ先から、賞味期限ぎりぎりの食肉をできるだけ安く購入し始めたという。「利益を追求した結果だった」と元幹部は証言する。
--->それによると、「牛ひき肉に豚肉を混ぜる」「豚や牛の内臓を混ぜる」「豚のひき肉だけを出荷する」といった手法がとられたとされる。
--->豚の心臓は赤みが強く、混ぜると牛肉と見分けできない。「混ぜてしまえばわからない」との心理から不正を続行。「本当に牛肉か」との問いは、「あまりにシンプルで問いかけられたことはなかった」という。
--->朝日新聞社が、北海道加ト吉製で生協ブランドの「牛肉コロッケ」を鑑定したところ、「豚肉」に陽性反応が出た。検査機関職員は「『豚肉コロッケ』としか呼べない」と言い切った。
--->元幹部は「ひき肉業界では、公正さを担保するような流通ができていない」と指摘する。1回に数頭、数十頭に相当する量のミンチを作り出す。「つぶす」「混ぜる」という工程では、不正をする機会はいくらでもあるという。「偽装ミンチ」は、多くは納入先の会社で加工食品となって、市場に流通していった。
--->「悪いことをしているのは知っていたのだが……」「良心のかしゃくに耐えられなくなった。消費者には申し訳ない」。不正を告白した元幹部の一人は、こう言ってうなだれた。
--->ミート社の田中稔社長は19日、コロッケの鑑定結果を前に、「うちの冷凍庫にはたくさんの肉があり、何かの間違いで牛に豚が混ざったのかもしれない」としながら、「結果的に間違った製品を入れてしまい、申し訳ない。加ト吉にも迷惑をかけることになり、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と話した。

-asahi.com:ミート社、産地偽装など不正13項目 農水省検査で判明 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0625/TKY200706250350.html
--->牛ミンチの偽装問題で、北海道苫小牧市の食品加工卸会社ミートホープが約24年前から商品を偽装し、牛ミンチだけでなく牛スライスや豚ひき肉、牛脂にも表示外の肉を混ぜるなどしていたことが25日、農林水産省の立ち入り検査結果で分かった。同省は田中稔社長(68)ら幹部が不正と認識しながら指示していたと判断。日常的な賞味期限の改ざんや産地偽装なども相次いで確認されており、一連の不正は13項目。同省は改善を求めて同社を指導する方針。
--->ミート社は同日、廃業する方向で検討を始めた。すでに生産ラインは止まっており、「会社の存続は難しい」(専務)と判断した。
--->同省は22〜24日、ミート社と系列販売会社、北海道加ト吉の3業者の幹部らから聞き取りをした。さらに資料の分析で判明した偽装行為の概要を公表した。
--->検査結果によると、一連の偽装行為は、田中社長か社長の意向を受けた幹部の指示だった。確認された最初の偽装は83年ごろで、豚ひき肉に焼き豚の端材を混ぜていた。牛ミンチへの混入は98年ごろからで、豚のほか鶏やカモも混入し、現在の販売先は18社。同年ごろまで、豚ひき肉に豚の内臓も入れていたという。
--->02年以降は、国産の牛スライスに5回に1回の割合で外国産肉を混入▽牛脂に豚脂を混ぜる▽牛粗びきに豚やラムを入れる、などの偽装を次々と始めていた。
--->牛ミンチでは、加工日を意図的に翌日にして賞味期限を延ばす「先付け」が日常化。05年ごろからはフライドチキンや焼き鳥、ブタ串の冷凍食品を別業者から仕入れ、賞味期限を改ざんしたうえで、外食用や業務用に再出荷していたとする。
--->北海道加ト吉の前工場長(53)=24日付で解任=から格安で横流しされていた冷凍コロッケも、賞味期限を改ざんして売っていたという。
--->今回の検査では、ミート社工場から、大手鶏肉卸業者名の包装袋1万5000枚以上を発見。田中社長は「24年ほど前に入手し、種鶏を詰めて販売していた。最近はやっていない」と説明したが、大量に保管されているのは不自然だとして、同省はその後も悪用していなかったか調べる。
--->一方、同時に検査を受けた北海道加ト吉の前工場長は、今回の牛ミンチへの豚肉の混入について、「牛肉以外の肉の混入は知らなかった」と説明したという。
--->一連の行為は、日本農林規格(JAS)法に触れる可能性がある。ただ同法は、消費者向け食品が対象で、業務用は適用外のため、同省は引き続き、ミート社販売先の商品に不適正表示がないかどうかを調べる。

-asahi.com:ミート社長「自らの指示で7、8年前から」 会見で表明 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0621/TKY200706210375.html
--->北海道苫小牧市の食品加工卸会社ミートホープによる偽「牛ミンチ」出荷問題で、田中稔社長(68)は21日夕、同社で記者会見し、「牛肉のトリミング(くず肉)に豚肉のトリミングをあわせて作ろうという話をした」と述べ、自らの指示で始めたことを認めた。「7、8年前から最近までやっていた。毎日のようにやっていた時もある」と、長期にわたり日常的に繰り返していたことも明らかにした。
--->田中社長によると、豚など格安の肉を混ぜて「牛ミンチ」として売ることで、コストが1、2割安くなったという。
--->同社によると、過去1年間に「牛100%ミンチ」表示の肉を出荷したのは北海道加ト吉など計16社で、北海道を中心に宮城、千葉、滋賀、広島にある。出荷量は総計で140〜180トンになるという。
--->偽装を始めた当時は業務転換期で、冷凍食品用の注文が急増した時期だったという。「当時は違法との認識もなかった」「社会も『食の安全』に厳しくなかった」と弁明した。同社長はすでに辞意を表明している。
--->同席した中島正吉工場長(58)も、偽装指示を「命令」と受け取ったと説明。指示のまま混入した理由について、「社長は雲の上の人ですから」と語った。
--->田中社長は問題発覚直後は「間違って混入した」と釈明。その後「工場長から豚を入れていいかと言われて容認した」「やったのは05年11月〜06年7月で、2、3回」としていた。

-食肉偽装:暴落した中国産カモ肉も混入 鳥インフル流行時−事件:MSN毎日インタラクティブ
--http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070625k0000m040114000c.html
--->中国で鳥インフルエンザが流行した時期に価格が暴落した中国産カモ肉を北海道苫小牧市の食品加工卸会社「ミートホープ」が大量に仕入れ、牛などのひき肉に混ぜていたと24日、同社元幹部が毎日新聞に証言した。毎日新聞が入手した同社の内部資料には牛ミンチにカモ肉を混入したことが記録されている。同社がコストを下げるため、なりふり構わず格安の原料を探していた様子がうかがえる。この日、道警苫小牧署などは、同社本社と汐見工場など約10カ所を不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で家宅捜索した。【金子淳】
--->元幹部によると、中国産カモ肉は通常1キロ当たり500〜600円程度だが、04〜05年ごろに中国で鳥インフルエンザが流行した影響で相場が暴落した。元幹部は「そのころ、1キロ当たり30〜50円程度で数十トン単位で仕入れ、牛などのひき肉に混ぜて偽装していた」と証言した。
--->同社は10年以上前からミンチに水を混ぜて増量したり、化学調味料で味をごまかしていたという。元幹部は「社長はどんな肉でも無駄にせず、何でもひき肉に入れていた」と話した。
--->内部資料は工場長が作成した「投入原料日報」(06年7月)で、そこには「牛ダイヤ」と呼ばれるミンチの原料欄に「カモササミ」と記載されている。同社の牛ミンチを使った牛コロッケからは、鶏のDNAが確認されている。
--->毎日新聞 2007年6月25日 3時00分

-痛いニュース(ノ∀`):ミートホープ社長 「喜んで買う消費者も悪い」
--http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/994658.html
--->“廃棄コロッケ”ミートホープ関連店で提供
--->「ミートホープ」によるひき肉の偽装問題で、警察は24日、不正競争防止法違反の疑いで本社など関係先を家宅捜索した。
--->また、「北海道加ト吉」の工場長が、廃棄すべきコロッケをミートホープに販売していたことがわかった。
--->廃棄用のコロッケは、ミートホープの関連飲食店で客に提供されていたという。
--->家宅捜索を受けたのは、ミートホープの本社や工場、それにミートホープから牛ミンチを
--->仕入れていた「加ト吉」の関連会社など十数か所。ミートホープは7、8年前から豚肉を
--->混ぜたひき肉を牛ミンチとして出荷していたほか、牛の血液で肉を着色したり外国産の
--->鶏肉を国産と偽って出荷していたりした疑いが持たれている。
--->
--->ミートホープ・田中稔社長は24日朝、強制捜査を前に「販売店も悪いし、半額セールで
--->(冷凍食品を)喜んで買う消費者にも問題がある」と心境を語った。
--->http://www.news24.jp/86810.html
--->
--->警察は資料をはじめ、押収した肉などの分析を進め、今後、産地や原料の虚偽表示を
--->禁止する不正競争防止法違反の疑いで田中社長の立件も視野に捜査を進める方針。
--->
--->一方、加ト吉は、北海道加ト吉の工場長が本来、廃棄しなければいけないコロッケを
--->ミートホープに販売していたことを明らかにするとともに24日付で工場長を解任した。
--->販売したコロッケは8万個に上り、工場長は代金として30万円〜40万円を得て、
--->懇親などに遣っていた。
---> 
--->ミートホープの元社員によると、加ト吉から購入した廃棄用のコロッケは、ミートホープ
--->の関連飲食店で客に提供されていたという。 
--->日本テレビ <6/25 7:43>
--->http://www.news24.jp/86810.html

-asahi.com:偽装「毎日のように」/ミートホープ-マイタウン北海道
--http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000706220005
--->前日まで「05年11月から昨年7月までで2、3回」としていた偽装を、田中稔社長は「7、8年前から最近まで、毎日のようにやっていた時もある」と翻した。
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--->会見の最後になって、田中社長は「やっぱりきちんと説明したい」と何かを言いかけたが、他の役員に遮られ、「明日までに考えます」と言って姿を消した。
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--->牛ミンチを作るはずなのに、材料表示に「豚の心臓」「チャーシュークズ」などの記載がある同社の「投入原料日報」。それを見た取引先企業の担当者は「とてつもなく許し難い問題だ。取引はやめざるをえない」と憤った。

-asahi.com:ミートホープ、全従業員に解雇通告-マイタウン北海道
--http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000706260005
--->偽牛ミンチ問題で業務が停止し、廃業の方向で検討に入った食品加工卸会社「ミートホープ」(北海道苫小牧市)は26日午前、パートを含めた従業員60人の約半数を本社に集め、全員の解雇を通告した。
--->説明会に先立ち、田中稔社長は、銀行からの借り入れが約7億円にのぼり、債務超過の状態だと報道陣に話した。田中社長の自宅も銀行の抵当に入っているとしている。会社側は、解雇する社員に「誠実に対応したい」としているが、どれだけの補償ができるかは不透明だ。
--->信用調査会社などによると、ミート社は76年に創業。05年には東京事務所を開設するなど順調に社業を拡大してきた。06年3月期の売上高は前期比約12%増の約16億4500万円で北海道の食肉加工業界ではトップ級だが、当期利益は赤字。田中社長の妻に役員退職金として約8千万円を支払うなどしており、元社員は「税金逃れで会計をやりくりしている疑いがある。表に出ている数字は信用できない」と話している。
--->問題発覚後、同社の生産ラインはストップし、主な業務は取引先からの返品受け付けだけという状態になっている。

-asahi.com:ミートホープ社、近く捜索 ミンチ偽装、社長主導の疑い - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0623/TKY200706220444.html
--->北海道苫小牧市の食品加工卸会社ミートホープが偽の牛ミンチを出荷していた問題で、北海道警は22日、一連の牛ミンチへの豚肉や鶏肉の混入や出荷時の産地偽装などに田中稔社長(68)が主導的な役割を果たしたとの見方を強めた。これらは不正競争防止法違反(虚偽表示)などの疑いがあるとして、道警は田中社長に対して本格的な捜査に乗り出す方針を固めた。23日に裁判所に捜索令状を請求し、近く同社工場などを捜索する。
--->道警は、これまでの田中社長や従業員らへの任意の聴取で、豚などを混入させた「牛ミンチ」を幅広く出荷していた悪質性を重視した。
--->同社は、食品大手「加ト吉」(香川県観音寺市)の連結子会社「北海道加ト吉」(北海道赤平市)などに対し、豚肉が混じったひき肉を「牛ミンチ」として出荷。生協ブランドの「牛肉コロッケ」として全国で販売された。
--->同社によると、過去1年間に「牛100%ミンチ」表示の肉を出荷したのは北海道加ト吉のほかに15社あり、広く消費者に渡ったとみられる。
--->道警はこれまで、同社の元幹部らから、商品名と原材料名、投入量の内訳などが詳細に記載された内部資料「投入原料日報」などを入手。田中社長本人のほか、同社の従業員ら約10人から任意で事情を聴いてきた。
--->こうした調べの中で、納入価格を下げて受注を多くとれるよう、7、8年前から、田中社長自らが率先して豚肉などの投入を指示した経緯が浮かび上がった。同社は創業者の田中社長の「ワンマン体制」で、作業工程なども社長の指示で決まっていたという。
--->賞味期限切れなどの冷凍コロッケを安値で購入したうえ、賞味期限を変えて包装し直し、転売した疑いも強まっている。
--->道警は、こうした事実を踏まえ、田中社長が主導して偽の牛ミンチを製造してきたと判断。原料の虚偽表示などを禁じた不正競争防止法に違反するとの見方を強めた。

-asahi.com:給食用鶏肉、ブラジル産を国産と偽った疑い ミート社 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0621/TKY200706210408.html
--->北海道苫小牧市の食品加工卸会社ミートホープによる偽の牛ミンチ出荷問題に絡み、同社は地元3市の公立小中学校給食用として、ブラジル産の鶏肉を国産と偽って出荷していた疑いの強いことが、同社の内部資料や元幹部の証言などでわかった。同社はこれらの市との間で、「国産限定」の契約を結んでいる。牛ミンチの材料偽装問題の発覚を受け、3市はすでに調査を始めており、契約違反を確認できれば、取引を停止する方針だ。
--->朝日新聞社が入手した同社の06年7月11日付の「投入原料日報」によると、苫小牧市と恵庭市の学校給食用に納めた固形の「鶏ムネ皮なし」の原料欄には、「ブラジル」と手書きで添えてある。
--->同社の元幹部は「『ブラジル』の記述は本社工場の従業員が書いたものだ。偽装ミンチ同様、コストを下げるためだった」と話す。食肉関係者によると、ブラジル産など輸入鶏肉の価格は、国産に比べて3、4割程度安いという。
--->同社が学校給食用の鶏肉を納入しているのは、両市と近郊の千歳市。学校給食については、各地で地場産品の消費推進がうたわれている。市側も北海道産をはじめとする国内産を使うように契約書などで求めている。
--->教育委員会によると、同社は、入札や見積もりで業務を落札。83年ごろから納入を受けている千歳市の担当者は「指名競争入札でミート社は最安値をつけ落札した。06年度で約900万円で、次点の業者より50万円ほど安かった」と話している。
--->苫小牧市の担当者は「産地指定の順守は取引の大前提で、まさか守らないとは思ってもいない。事実が確認されたら指定業者の解除を検討する」としている。
--->05年7月に施行された食育基本法に先駆け、北海道は同年4月に「食の安全・安心条例」を施行。これを受けて学校給食については「食育推進行動計画」を策定し、金額ベースで給食費の7割を道産品の購入に充てるよう道内各地の教育委員会などに求めていた。
--->これに対し、田中稔社長は「担当者が書き間違えたのだと思う」と否定している。

-asahi.com:偽装肉への苦情、「過失」装い保険金請求 ミート社 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0625/TKY200706250212.html
--->偽牛ミンチ問題で強制捜査を受けた食品加工卸会社「ミートホープ」(北海道苫小牧市)が、故意に出荷した虚偽商品でトラブルが起きた際、過失を前提に契約された賠償保険金を申請し、回収費用にあてる行為を繰り返していたことが、同社元役員らの証言でわかった。「状態がおかしい」「牛肉ではないのではないか」といった苦情が来た場合、「製造工程で過失があった」と説明して保険金を受け取っていたという。
--->ミート社は最近までこうした方法を続けていたといい、元幹部社員らは「うそが発覚しないよう、苦情が来ればすぐ回収に動いた。企業向けの保険を不正利用した詐欺だった」と証言している。
--->朝日新聞が入手した資料によると、ミート社の素材を使って冷凍のビーフカレーをつくっていた大手系列の食品会社が、97年、約7000キロ分を回収し、その費用として、クレーム処理経費を含めて542万円をミート社に請求した。
--->ミート社の複数の元幹部によると、同社は牛肉と称してラムのくず肉などを出荷したが、消費者から食品会社に「変なにおいがする」と苦情が寄せられたという。ミート社は「従業員の手違いで間違った」と説明して保険金を申請。320万円分が認められ、食品会社への賠償にあてたという。
--->回収した冷凍ビーフカレーはミート社が引き取ったが、廃棄はせず、そのまま関連会社を通じて販売した。数年がかりで売り切ったという。
--->元幹部らによると、他にも「ミンチをつくる際、豚や鶏が入っていることがわからぬよう細かくひきすぎて、出荷後、液状になってしまった」「牛肉に見せかけるために家畜の血で赤みをつけたが、出荷後に色が抜けた」といったことがあり、取引先から苦情が寄せられた。ミート社は「当方のミスだった」と謝罪して出荷品を買い戻すなどし、保険金でその費用をまかなうことが多かったという。
--->元幹部の一人は「中身を調べられる前に、とにかく謝って引き取るのが方針だった。取引先からは、対応が素早いと逆に好評だった」と話す。保険については「同じ会社に何度も請求すると疑われるので、次々と保険会社を替えた」と証言している。
--->保険金を支払った保険会社は「通常の業務の中の過失なら保険金は出るが、故意ならば詐欺行為ともいえる」と話している。

-asahi.com:責任は? 農水省と道が対立 ミート社巡る告発放置 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0622/TKY200706210426.html
--->ミートホープ社元役員が農林水産省北海道農政事務所に偽の牛ミンチ問題を訴えた内部告発が1年余り放置されていた問題で、同省と道の見解が真っ向から食い違っている。同省は、道内業者だとして、「道庁に調査を依頼した」と説明。一方、道は受理した記録はないと反論している。
--->日本農林規格(JAS)法は複数の都道府県で営業する業者の管轄は国、同一地域内の業者は都道府県と定めている。
--->農水省表示・規格課によると、農政事務所に告発があったのは06年2月とされる。「牛ミンチを作る際に鶏の皮や豚の内臓を混ぜて増量している」などの内容だったという。ミート社は道内だけで営業する業者と認識して、職員は3月24日、JAS法違反の疑義事案として、道庁担当者に資料を渡したという。
--->一方、道環境生活部は「そんな事実は確認していない」と反論。そもそも昨年1月時点で、ミートホープの営業は道内だけではなく国の管轄だったとする。
--->信用調査会社によると、ミート社が東京営業所を開設したのは05年7月で、農政事務所が受けたとする時点で、管轄は道ではなく、国にあったとみられる。
--->農政事務所も06年9月になって、職員がミート社のホームページで東京営業所があることに気付いた。確認しても、営業実態はなかったが、この時点で、国の管轄と認識。ただ道とは連絡を取り合わなかったという。
--->農水省の中村啓一食品表示・規格監視室長は「道内業者との思いこみがあったのかもしれない。確認が足りなかった。結果としてフォローが足りず、責任は感じている」と話している。

-asahi.com:偽ミンチ、内部告発を1年余放置 農政事務所 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0621/TKY200706210234.html
--->北海道苫小牧市の食品加工卸会社「ミートホープ」が偽の牛ミンチを出荷していた問題で、農林水産省北海道農政事務所が06年春、同社元役員から内部告発を受けていたことがわかった。元役員らは偽の牛ミンチを持参して不正を訴えたが、農政事務所の動きは鈍かったという。告発は事実上放置され、結果的に偽牛ミンチの広がりを1年余り防げなかった。
--->同省や農政事務所は不正の疑いを把握した場合、調査して必要ならば是正する立場にある。
--->告発した元幹部によると、昨年4〜5月、苫小牧市内にある農政事務所の出先機関を2回にわたって訪れ、「ひき肉にする際、豚肉などを混入し、不正が行われている」などと説明。各回とも豚肉の混じった牛ミンチを示し「これが証拠だ。調べればわかる」と調査を要請したという。
--->しかし、職員らからは突っ込んだ質問をされず、提示した肉も受け取ってもらえなかった。農政事務所側から、その後は接触もなかったといい、元幹部は「ほぼ門前払いの形だった」と憤っている。
--->一方、ミート社の田中稔社長によると、農政事務所職員が今年3月と5月の2回、同社を訪れたという。しかし、業務に関する一般的な質問が主で、内部告発を受けた形の調査や改善指導などはなかったという。
--->消費者の食への関心の高まりを受け、同省は近年、食品への監視活動強化を掲げている。「食品表示110番」や「食品表示ウオッチャー」などの制度も設け、一般消費者からの通報も積極的に呼びかけている。
--->偽の牛ミンチの使用が明らかになったのは北海道加ト吉が製造した日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区)の「牛肉コロッケ」。ミート社によると、「牛ミンチ」の出荷先は北海道加ト吉を含めて約16社。それらの製品は、スーパーやコンビニ、ホテルなどに出荷されている。
--->農水省表示・規格課の説明によると、農政事務所は06年2月に告発を受けたものの、担当は北海道だとして、3月24日に道担当者に資料を渡したという。これに対し、道幹部は同省からの情報提供を否定しており、見解にずれが生じている。
--->同省は22日、ミート社と関連の販売会社、豚肉の混入した「牛ミンチ」で冷凍コロッケを製造したとされる北海道加ト吉を立ち入り検査する。

-asahi.com:北海道加ト吉、余剰コロッケ横流し ミート社に - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0624/TKY200706240185.html
--->北海道の食品加工卸会社ミートホープによる偽牛ミンチ問題にからみ、同社のミンチで冷凍コロッケを製造していた北海道加ト吉(北海道赤平市)が、本来は廃棄すべき余剰コロッケを2年間で最大8万個、ミート社に格安で販売していたことが24日、わかった。ミート社は、賞味期限切れなどのコロッケを安値で仕入れたうえ表示を書き換えて転売していたとされる。道警は、加ト吉側の「横流し品」もその一部に使われた可能性があるとみて捜査する。
--->北海道加ト吉の茨木(ばらき)薫工場長(53)が、立ち入り検査に入った農林水産省側に認めたという。同工場長は親会社の加ト吉(本社・香川県観音寺市)からの出向者で、実務面の責任者。道警は、茨木工場長が偽装牛ミンチと知りながら仕入れていた疑いがないかについても調べる方針だ。
--->加ト吉によると、茨木工場長は02年4月ごろから約2年間、出荷単位に満たない端数分の業務用冷凍コロッケ計3万〜8万個を1個5〜10円でミート社に販売し、30万〜40万円を得ていた。価格は通常の半額以下。代金は会社会計には計上しないで、社内の懇親費などに流用していたという。
--->コロッケはラインで大量生産しており、箱詰めする際に数十個単位で余りが出る場合がある。社内では、商品の安全性確保のため端数分は廃棄することになっていた。
--->関係者によると、茨木工場長がミート社の田中稔社長に、余剰分を無料で提供したことがあり、その際に田中社長から「余るならば譲ってくれ」と依頼されたのがきっかけだったという。
--->北海道加ト吉が仕入れるミンチの大半はミート社製で、ミート社元役員は「社長と茨木工場長は大変親密だった」と証言している。
--->北海道加ト吉が01年4月にミート社を検査した際、実際よりも後の日付の製造年月日を記載する「先付け」という不正が発覚。「取引は再検討せざるを得ない」とする茨木工場長名の抗議文を出したが、結局、取引は続けられたとされる。
--->道警は、工場長の行為が業務上横領罪に当たらないか▽食品衛生法などに抵触しないか▽茨木工場長が偽装牛ミンチと知りながら仕入れていた疑いはないか、などについて調べる方針だ。
--->茨木工場長は「不正は一切ない」としてきたが、24日は「話せない」とだけ答えた。
--->加ト吉は「深くおわび申し上げます。再発の防止と品質管理体制の強化に向けて全力で取り組みます」とコメントした。加ト吉は24日付で、茨木氏の工場長職を解いた。内部調査の進展を待ち正式に処分する予定だ。

-asahi.com:北海道加ト吉の冷凍コロッケの8割で不正表示と、農水省 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0625/TKY200706250356.html
--->農林水産省は25日、食品加工卸会社・ミートホープから仕入れた「牛ミンチ」を使って、北海道加ト吉が製造した冷凍コロッケ30品目(29品目は牛肉、1品目は豚肉・牛肉と表示)をDNA鑑定した結果、8割にあたる24品目で表示と異なる豚肉や鶏肉の混入がみられたと発表した。
--->鑑定の結果、30品目すべてから牛肉の反応が出た。そのうえで25品目からは豚、うち9品目から鶏の反応も出たという。

-asahi.com:ミート社、産地偽装や賞味期限改ざんも 農水省が確認 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0625/TKY200706250350.html
--->牛ミンチの偽装問題で、北海道苫小牧市の食品加工卸会社ミートホープが約24年前から商品を偽装し、牛ミンチだけでなく牛スライスや豚ひき肉、牛脂にも表示外の肉を混ぜるなどしていたことが25日、農林水産省の立ち入り検査結果で分かった。同省はいずれも田中稔社長(68)ら幹部の指示と断定。日常的な賞味期限の改ざんや産地偽装なども相次いで確認されており、不正は十数項目にのぼる。同省は改善を求めて、同社を指導する方針。
--->同省は22〜24日、ミート社と系列販売会社、北海道加ト吉の3業者の幹部らから聞き取りをした。さらに資料の分析で判明した偽装行為の概要を公表した。
--->検査結果によると、一連の偽装行為は、田中社長か、社長の意向を受けた幹部の指示だった。確認された最初の偽装は83年ごろで、豚ひき肉に焼き豚の端材を混ぜていた。牛ミンチへの混入は98年ごろからで、豚のほか鶏やカモも混入。同年ごろまで、豚ひき肉に豚の内臓も入れていたという。
--->02年以降は、国産の牛スライスに5回に1回の割合で外国産肉を混入▽牛脂に豚脂を混ぜる▽牛粗びきに豚やラムを入れる、などの偽装を次々と始めていた。
--->牛ミンチでは、加工日を意図的に翌日にして賞味期限を延ばす「先付け」が日常化。05年ごろからはフライドチキンや焼き鳥、ブタ串の冷凍食品を別業者から仕入れ、賞味期限を改ざんしたうえで、外食用や業務用に再出荷していたとする。
--->北海道加ト吉の前工場長(53)=24日付で解職=から格安で横流しされていた冷凍コロッケも、賞味期限を改ざんして売っていたという。
--->今回の検査では、ミート社工場から、大手鶏肉卸業者名の包装袋1万5000枚以上を発見。田中社長は「24年ごろ前に入手し、種鶏を詰めて販売していた。最近はやっていない」と説明したが、大量に保管されているのは不自然だとして、同省はその後も悪用していなかったか調べる。
--->一方、同時に検査を受けた北海道加ト吉の前工場長は、今回の牛ミンチへの豚肉の混入について、「牛肉以外の肉の混入は知らなかった」と説明したという。
--->一連の行為は、日本農林規格(JAS)法に触れる可能性がある。ただ同法は、消費者向け食品が対象で、業務用は適用外のため、同省は引き続き、ミート社販売先の商品に不適正表示がないかどうかを調べる。

-asahi.com:牛ミンチ表示、全国調査へ JAS法見直しも - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0626/TKY200706260202.html
-->ミート社を巡っては、表示以外の肉の混入や産地偽装、賞味期限の改ざんなど様々な不正が次々と明るみに出たが、同社が直接、消費者に販売している商品はなく、一連の行為は製造業者との取引での不正で、JAS法違反には問えない可能性が高いとされる。同省は食の安全への信頼を揺るがす今回の事態に制度改正して、取り締まりの対象を広げる必要があると判断した。

-asahi.com:ミート社、ミンチに大量の化学調味料 社内で「万能だ」 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0626/TKY200706260340.html
--->偽装牛ミンチの問題で北海道警の家宅捜索を受けた食品加工卸会社ミートホープ(北海道苫小牧市)が、過去に大量の化学調味料を投入してミンチを製造していたことが、同社元幹部らの証言で分かった。食肉素材に質の悪いくず肉を使っていたため、味を調えることなどを目的としていたという。出荷の際に「化学調味料配合」といった表示はしておらず、そのまま出荷先でコロッケなどに製品化され、消費者の口に入っていたことになる。
元幹部は「味がよい、量が増える、取引先のクレームが少ない、と三拍子そろい、社内では『化学調味料は万能だ』と言われていた」と証言する。
--->元幹部らによると、工場内で原料の肉が不足したのをきっかけに、10年ほど前から田中稔社長の指示で投入を始めた。田中社長は「混ぜればうまくなる」と周囲に話していたという。
--->化学調味料は、キロ詰めの袋単位で水に溶かした上で、肉と合わせてミンチにしていた。こうすることによって水分が増え、出荷する肉全体の量をかさ上げすることができたという。
投入量は社長の指示で適当に決められていたといい、何らかの問題が生じるのではないかといったことは全く考慮されなかったという。
--->ミート社は、製造過程で他にも、牛肉風の色合いにするために家畜の血を混ぜたり、増量するために賞味期限の切れたパンくずを投入したりしていた。こうした場合、出荷後に取引先から「色が抜けた」「くずのようなものが混入している」などのクレームがつくこともあった。ミート社はそのたびにすぐ謝罪して出荷品を回収し、過失を前提に契約した賠償保険金で費用をまかなった。
--->これらに比べ、化学調味料の場合は「痕跡」が残りにくいため苦情は少なかったという。ただ、水に溶かす作業が不十分で、出荷したミンチ肉の袋の底部に白い残留物が出ることはまれにあったという。
--->化学調味料の投入は恒常的に行われていたが、社長のもとで他の様々なやり方を試した末、「豚や鶏、ラムなどのくず肉を混ぜた方がコストを抑えることができる」として取りやめになったという。

-社会 北海道新聞 - ミート社 「雨水解凍」を認める(06/29 07:07)
--http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/34974.html
--->【苫小牧】食肉偽装事件で、苫小牧市の食肉加工製造卸会社「ミートホープ」の田中稔社長が二十八日、同社を立ち入り検査した苫小牧保健所に対し、「経費削減のため四、五年前から冷凍肉の解凍に雨水を使っていた」と述べ、雨水の使用を認めた。食品衛生法の規定では、加工場などで使用する水は水道水か殺菌した地下水を用いることになっており、同法違反の疑いがある。
--->同保健所によると、田中社長は、本社工場の屋上で集めた雨水を地下の貯水槽に一度集め、これをポンプでくみ上げて、原料肉の解凍や床の洗浄に使っていたことを認めたという。
--->貯水槽は雨水が不足すると、自動的に水道水が供給される仕組みになっているが、これらの装置にはろ過装置が取り付けられておらず、消毒のために投入していた次亜塩素酸ナトリウムも目分量だったという。包装用のビニールが破れて、解凍用の水槽の中でむき出しになった原料肉もあったという。

-かちまいWEB版 - 「“最後のごみ箱”だった」ミート社と以前取引の管内業者
--http://www.tokachi.co.jp/WEBNEWS/070625.html
--->苫小牧市の食品加工製造卸会社「ミートホープ」(以下ミート社)の牛ミンチ偽装は、道警が24日、不正競争防止法違反容疑で同社などの強制捜査に着手、一気に刑事事件に発展した。波紋は食品関連業界を中心に、十勝管内にも広がっている。そうした中、ミート社と以前に取引があった管内の業者は「ミート社はくず肉(処分品)を全部引き取るので、“最後のごみ箱”と言われていた」と証言、「今でも偽装をやっていたとは」とあきれ返っている。
--->この業者によると、取引は10年ほど前まで続いた。取引の期間はバブル期と重なった時期もあり、業者は大量仕入れの半面、くず肉などの廃棄処分品も大量に出ていた。この処分品の買い取りを一手に引き受けていたのがミート社だった。
--->「道内ではミート社の独り舞台。廃棄物を適正に処理するにはコストが掛かる。これを1キロ数十円単位の安価で全部引き取っていた。他の業者にはまねができないことだった」と話し、業界では同社を「最後の投げ場(ごみ箱)」と呼び、利用していたという。
--->このため、偽装疑惑は以前からささやかれていた。今回の偽装が明るみに出たことに、この業者は「腐った肉でも引き取っていた。今までよくやって来られたなという印象。今回発覚しなければ、さらにそれ以上やっていたのでは」とする。
--->一方、この事件でダイイチ帯広東店(東5南11、藤原淳店長)では新たに、ミート社の出荷品を使ったハインツ社の「ケチャップミートフライ」を撤去。スーパーオーケーセンター音更店(音更町木野大通西11、橋本幸積店長)でも、ミート社製品を利用したJT関連の冷凍加工食品数品目を撤去した。
--->橋本店長は「雪印問題の反省が全く生かされていない。食べ物にかかわる偽装があると、他の商品にまで影響する」と憤っている。

-社会 北海道新聞 - ミート社が全従業員解雇を通告 関連飲食店は営業継続 (06/26 14:07)
--http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/34410.html
--->説明会に先立ち、女性従業員は「こんなに多くの偽装が出てきて、悲しくて残念。入社直後に先輩従業員から『社長には絶対に逆らうな』と言われた。社内の雰囲気が駄目だったのかな」と、途方に暮れた様子で会場に向かった。
--->また男性従業員は「幹部から『言われたことをしないとクビにするぞ』と言われていた。班長以上は不正を知っているはず」と肩を落とした。別の男性従業員は「退職金が出ると聞いているが、本当に出るか分からない」と不安そうに話した。
--->終了後、ほとんどの出席者が無言で本社を後にする中、男性従業員の一人は「解雇と言われた」と話した。
--->一方、田中社長の長男の等取締役は説明会前、報道陣に対し、自身が社長を務める関連会社のバイキングレストラン「イートアップ」について、「私が中心となって(営業を)やっていくことは変わりない」と述べ、ミート社の廃業と関係なく営業を継続する考えを示した。

-不正しないとよっぽど経営できないぐらいだったのだろうか……
-社長がいつまでも嘘をついている……
-従業員は知らなかったのだろうか?

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販売先の対応状況は?

-イオンはけっこう早い対応。
-「使っていません」と告知している会社の対応は早い。
-使っているけどぜんぜん公表しない会社は内緒で販売中?

-asahi.com:ミート社の牛ミンチの販売先すべてを追跡調査へ 農水省 - 牛ミンチ偽装
--http://www.asahi.com/special/070627/TKY200706270356.html
--->北海道苫小牧市の食品加工卸会社ミートホープによる偽装問題で、農林水産省は27日、同社の「牛ミンチ」を仕入れていた北海道加ト吉(北海道赤平市)など18社とその出荷先の全業者を対象に追跡調査することを決めた。偽装発覚以降も流通している商品はないか確認する。
--->同省によると、ミート社は過去1年に「牛ミンチ」を368トン販売。追跡調査はここ1年に取引された牛ミンチが対象で、製造した食品の種類や販売先、表示の実態などを聞き取る。
--->問題発覚後、ミート社の「牛ミンチ」を使った商品にどんな対策を取ったかも調べる。すでに商品を自主回収した業者もある一方、加工して別業者に原材料として販売した業者もあるとみられるという。流通範囲が全国に及ぶため、都道府県にも協力を求める。
--->また、偽ミンチの内部告発が同省と北海道で1年以上放置された問題で、同省は都道府県の意見を聴いたうえで、情報提供を受けた際に迅速に対応するための統一的なマニュアルを作成することを決めた。

-asahi.com:イオン販売の「牛コロッケ」にも豚混入 偽装ひき肉事件 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0706/TKY200707060400.html
--->流通大手のイオン(本社・千葉市)は6日、ミートホープ社の肉を使用していた総菜の牛肉コロッケをDNA鑑定した結果、豚肉の混入が確認されたと発表した。
--->ジャスコやイオンスーパーセンター、マックスバリュの一部店舗で販売していたが、偽装ひき肉事件発覚後の6月22日に販売を休止している。

-OCN TODAY:今日のタメ語: ミートホープ株式会社
--http://ocntoday.blogzine.jp/ranking/2007/06/post_6844.html
--->19日の段階では「何かの間違いで牛に豚が混ざったのかもしれない」と、自らの関与を否定した。それが20日になり「牛肉がなかったから他の肉を足した。指示はしていないが容認してしまった」と態度が変わる。さらにその翌日になり「コストを下げるために牛肉に豚肉を混入するよう指示した」とようやく白旗を上げた。
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--->その後も出るわ出るわ。返品コロッケを安く買い取り、賞味期限を改ざんのうえ販売。他社のパッケージを偽造し、ブラジル産鶏肉を詰めて国産として販売。後者は学校給食の材料としても納入されていたという。ミートホープが絡んだ食材は、一切信用できない。加ト吉をはじめローソン、生協、味の素、紀文、 JTフーズなどが製品回収に奔走している。
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--->ミートホープはお先真っ暗。廃業を免れるか否かは、記者会見で社長を諌(いさ)めた息子の手腕次第か。一方、去り行く権力者の行く末やいかに。冒頭で、失脚の過程が政治家に似ていると言った。ここから先は、真似しないでいい。事務所費疑惑を「ナントカ還元水」で誤魔化そうとした前農相の末路は、ご存知の通りである。頭を下げ、説明責任を果たし、罪を償う。田中社長、あなたにはまだ、やるべきことがたくさん残されている。(中山ナオト)

-食品表示偽装による自己回収は義務ですか?任意ですか? - Yahoo!知恵袋
--http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1411970904
--->スーパーサミットで購入したサンマルコ食品
--->http://www.sanmaruko.co.jp/index.html
--->の北海道牛肉コロッケ(冷凍)がうちにあるんですが…
--->気になって気にしているんですが、今の所自主回収のお知らせがありません。
--->http://www.nikkei.co.jp/hokkaido/news/news_0000001327.html
--->を読む限りは、やっぱり黒…と考えて良いと思うのですが、どうして自主回収しないのでしょうか?

-NEWS GARAGE【KABA式会社OBAKA通信】 - ■ミートホープの子会社/焼肉系のレストラン事業!
--http://d.hatena.ne.jp/milkbottle/20070621#p3
--->ここの肉は大丈夫か??バルスミート本社のホムペも急速に削除
--->ミートホープの関連事業・株式会社バルスミートは北海道にある食肉会社。
--->「スーパーバイキング セブンアップ」
--->「ごはんダイニング なでしこ」
--->焼肉を中心としたバイキングレストランなど展開中

-NEWS GARAGE【KABA式会社OBAKA通信】 - ■商品の自主回収と廃棄処分/「ミートホープ」の取引先企業
--http://d.hatena.ne.jp/milkbottle/20070621#p6
--->◎明治乳業 業務用の冷凍食品「パーティーラザニア」の出荷停止、在庫は廃棄処分予定
--->◎味の素冷凍食品 業務用販売「NEW牛肉コロッケ60」自主回収
--->◎紀文食品 ミートホープとの取引を中止

-生協は?ミートホープばかり責められていますが、生協はどうなんでしょう? - Yahoo!知恵袋
--http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1112011361
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--->食品業界に勤務しております。
--->生協の食材は100%安全とは言えませんが他の業界よりは安全性は高いです。
--->私の会社は生協に何点か食材を入れてますが、それはそれは生協はうるさいです。
--->何処の産地証明書提出、そこの農薬残留の成分表を提出してくれだのと、定期的にあらゆる証明書を提出しなければなりません。
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--->生協は販売責任があります。
--->ですから偽装を見抜けずに販売をしたということで謝罪をしていますし、単協では購入者に返金の対応をはじめているところもあります。
--->http://jccu.coop/info/announcement/2007/06/7625.html

-偽牛ミンチ、ミート社が18社に販売…最近1年で368t
--http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070625-00000015-yom-soci
--->食肉製造加工会社「ミートホープ」(北海道苫小牧市)の牛肉偽装事件で、農林水産省は25日、ミート社に対する立ち入り検査の結果を発表した。
--->それによると、同社は1998年ごろから豚、鶏、カモ肉などを混ぜた肉を牛肉ミンチと偽って北海道加ト吉など18社に販売。最近1年間に販売した偽装牛肉ミンチは計368トンに上っていた。
--->ミート社では、田中稔社長の指示の下、産地偽装、賞味期限の改ざんなどが繰り返されており、同省が列挙した不正は10項目以上に及んだ。同省では、さらに詳しい追跡調査を行った上で、ミート社への行政指導の内容を詰める。
--->同省の立ち入り検査は日本農林規格(JAS)法に基づき、22〜24日に実施。社員から事情を聞き、帳簿や伝票も確認した。同省によると、98年ごろに始まった牛肉ミンチの偽装のほか、2002年ごろからは牛脂に豚脂を混ぜながら牛脂と表示する不正も行っていた。また、約15年前にはシカ肉ジャーキーに羊肉を使ったことがあったほか、約24年前には、豚のひき肉に加熱調理した焼き豚の端材を混ぜて販売したこともあったという。

-asahi.com:ミートホープ社、販売・取引停止-マイタウン北海道
--http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000530706240007
--->コンビニ大手のローソン(東京都品川区)は20日、全国の店頭で販売していた「ビーフコロッケ」の販売を中止した。レジわきのケースで保温したものを持ち帰り販売していた若者に人気の商品だが、ミート社のひき肉などで北海道加ト吉が製造していた。
--->商品に具体的な問題を確認したわけではないが、社会問題化しているため、販売を見合わせたという。商品に含まれる「牛ミンチ」について社内の品質管理部門で鑑定する方針だ。
--->練り製品で知られる紀文食品(中央区)は、ミート社から豚肉と鶏肉を仕入れ、ギョーザの材料にしていた。今回の問題で「即刻取引を中止した」。北海道の工場には、東京工場の材料を空輸するほか、道内の別会社からの入荷を始めた。
--->明治乳業(江東区)は、業務用冷凍食品「パーティーラザニア」の出荷停止を決めた。ミート社の牛ひき肉と豚ひき肉を使用していた。卸問屋にも同商品の使用停止を伝えた。在庫は廃棄処分にする。
--->味の素(中央区)は、子会社が製造する業務用「ニュー牛肉コロッケ」でミート社の「牛ミンチ」を使っていた。「万全を期すため出荷を停止した」という。
--->ピラフなどの材料として鶏肉と豚肉を仕入れていたアスカフーズ(秋田県横手市)は同日午前に対策会議を開いて取引停止を決めた。営業部長は「どの社も品質保持をぎりぎりのコストでやっている。肉をごまかすという安易な手段に強い怒りを感じる」。
--->ケイエス冷凍食品(大阪府泉佐野市)も取引停止。幹部は「一業者の不祥事により業界全体の信用を失いかねない」と危機感を募らせた。
--->やはり関西の食品加工会社の社長は、ミート社に電話し、応対した専務に「おたくの肉は、シロなんですか、クロなんですか」と迫った。専務は何を尋ねても「調査中。コメントできない」と繰り返すばかりだった。社長は「ひどい対応で、強い不信感を持った」と取引停止を決断した。
--->日本水産(東京都千代田区)は、グループ会社がミート社と取引していた。「業界内でよくないうわさがあったので昨年末に取引をやめていた」(広報課長)という。
--->ミート社から牛ミンチを仕入れていた北海道の食品メーカーのある社員も「昨年、まがい物のミンチを作っているといううわさを聞いた」と打ち明ける。以前にも、異物が混入していたため一時的に取引停止だったこともあったという。

-憂国世界 まるで中国並み 鬼畜企業「ミートホープ」の毒ミンチ 味の素も絡んでいた!
--http://warabidani.blog81.fc2.com/blog-entry-571.html
--->シナが不凍液入りの歯磨チューブを販売したり、下水リサイクル油で揚げたラーメンで殺人したり、猛毒ペットフードで犬ばかりか人まで殺し、真黄っきのカドミウム陶器でまたまた殺人しまくっているのは周知であろう。
--->今や「シナ産の食品を食っている奴は馬鹿だ」とまで言われるようになった。と言いつつ柿の種のピーナッツを食いウーロン茶を飲んで、「昼飯は鰻丼だ」などと言っている連中もまだ多いだろう。旅館でもらった歯磨きチューブを後生大事に仕舞っている人も多いでしょう。あっ、慌てて捨てる必要はありません。ゴキブリ団子として使ってください。
--->しかし、一生懸命シナ食品を排除し、国産食品を選んで食べていても全くの無意味だった。
--->日本の食品企業も基本的にシナと変わり映えしないのである。平気でシナ産の食品を輸入しているくらいだから当たり前と言ってはそれまでの話だが…。
--->上記のシナ産の殺人製品にはある共通点がある。そう、安いのである。で、がめつい企業が安全性を意図的に無視して飛びついてしまう。
--->本来は国家が安全審査をしなければならないが、日本の場合お役人は「天下りにいかに税金を回すか」以外に頭を働かしてくれないのである。
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--->しかし、内臓や腐った肉まで混ぜられては健康面で心配になってくる。どうせ薬漬けで肥育した豚だろうから、内臓など見るも聞くも怖ろしい有害物質の塊である。(2chで「内臓は栄養がある」などと間抜けなコメントをしている馬鹿もいた)
--->更にご丁寧に、豚肉で偽装する際に洗浄作業も省略したという。つまりウンコまで混ざっているのである。
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--->生協というと安全性にこだわっているイメージがあったが、これもピンキリ。タダの天下り法人が生協を騙っている場合もあるのです。
--->「味の素」「加ト吉」「ローソン」「日本水産」「明治乳業」「紀文」その他諸々の企業がこの鬼畜企業御用達だったのである。
--->極言すれば、冷凍食品でコロッケ・ハンバーグを食べた全ての人、コンビニでこれらを含んだパン・弁当等を買った人、ファミレスで同様の食事をした人、全てが毒豚のウンコを口にした可能性が高い、ということです。
--->何で名だたる大企業がこんなうんこ臭いもとい胡散臭いミンチを仕入れたのか?
--->そう、何度も言っていますね。「安かった」からです。
--->安いものを仕入れるのは企業論理としては理解できるが、一応食品のプロなんだがら、仕入れたものの安全性については、実は一目で分かっていたのだ。つまり、企業倫理はまるでなし。サラリーマンの人だったら自分の業界について照らし合わせればご理解できるだろう。販売の方も同様。
--->この理屈が理解できないのは、おばちゃん・ガキ・日本に来て間もない肉体労働者・認知症の方くらいだろう。
--->今回のように発覚してしまえば、企業は「知らなかった」「騙された」ととぼけるのが常識である。マスコミがあまりこの件に突っ込まないのも上記の企業名を見れば納得できるだろう。
--->つまり、日本の企業もシナと変わり映えしなかった、と言うことです。