「GEEKS ギークス ― ビル・ゲイツの子供たち」

「GEEKS ギークス ― ビル・ゲイツの子供たち」

-GEEKS ギークス ― ビル・ゲイツの子供たち
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4870314576/nilabwiki-22/ref=nosim/
--ジョン・カッツ (Jon Katz) 著

-コンピュータ・オタクの少年たちの物語。
--といっても、MITとかそういう高学歴な人たちの話ではない。
--なんだか、ちょっと暗く深刻な感じの本。

-アメリカの田舎では個性的に生きることが難しいらしい。

-コランバイン高校銃乱射事件 = トレンチコート・マフィア乱射事件
--ギークいじめの対象だった少年たちの復讐劇。

-トレンチコートマフィア乱射事件
--http://profiler.hp.infoseek.co.jp/t_mafia.htm
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--->トレンチコートマフィアのメンバーはナチス式の敬礼を義務づけていた。こうした行為はいじめられ仲間外れにされたもの同士が集まった集団が、強さのシンボルとしてナチスを選んだからだ。
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--->この頃から二人はパイプ爆弾の製造実験を始め、同サイトに結果を掲載している。また、殺害対象者の氏名を記して「こいつを爆弾で吹っ飛ばす」とされていた。殺害の対象とされていた生徒とその両親が地元警察にウェブサイトを印刷して持ち込むが、警察は何も行動しなかった。
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--->人間を殺すのは人間であって銃ではない
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--->Not guns, who kill.
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--->(アメリカ最大級の圧力団体、全米ライフル協会のスローガン。歴代大統領はほとんどが同会の会員で多額の献金をもらっている。資産はおよそ3億ドル)

-tReNcH CoAt MaFiA JAPAN (トレンチコート・マフィア日本支部)
--http://www.infernoprison.com/WARDEN/trenchcoat.html
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--->トレンチコート・マフィア結成時のオリジナル・メンバーであるジョー・ステア君の証言はこうだ。
--->「トレンチコート・マフィアは約4年前に結成した。目的は、ジョック野郎から身を守るためさ」---
--->長年に渡りコロンバイン高校で幅をきかせてきたジョックスであるが、彼らは事件後も自分たちの非は全く認めていない。トレンチコート・マフィアのメンバーがしょっちゅうジョックス野郎たちにコケにされていたのは多くの生徒が証言するところでもあるにもかかわらずだ。
--->レスリング選手のジェイソン・グリア君(高3)の意見はこうだ。
--->「たしかにスポーツマンがトレンチコート・マフィアの連中をからかってたのは事実だ。だけど本当に憎みあってたワケじゃないんだよ」
--->自殺覚悟で大虐殺をする、ってとこまで人間を追い込んでおいてこの認識。さすがだレスリング部。
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--->しかし、コロンバイン高校出身のエリック・クインターナの意見は違う。
--->「スポーツマンは学校を支配してたぜ。あいつらは何でもテメエの思い通りになると思ってやがんだ。だからトレンチコート・マフィアは絶対スポーツ野郎狙いだったに違いない」
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--->また、スティーブ・グリーン氏は、息子ジョナサンが毎日スポーツマンにからかわれ、暴力をふるわれていたのに業を煮やして学校に苦情を言ったものの、学校側はスポーツマンをかばって何もしてくれなかったと証言。また、グリーン氏(ユダヤ人)によれば、そうしたスポーツマンのいじめのセリフはモロに反ユダヤ主義まる出しであったともいう。どっちがナチだか。
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--->襲撃当時、図書館にいたジョシュア・ラップ(高2)が聞いたトレンチコート・マフィアの魂の叫びはこうだ。
--->「連中はこう叫んでたわ。『ジョックス野郎は皆殺しだ!ジョックスは出てこい!白い野球帽をかぶったヤツは立て!』」

-ジョックってなに?
--http://kizurizm.com/text04.htm
--->1999年4月20日。コロラド州リトルトンコロンバイン高校。同校生徒エリック・デビッド・ハリスとディラン・ベネット・クレボールドが銃を乱射、13人が死亡、犯人二人は自殺したという事件、それがコロンバイン事件である。
--->生存者は語った。二人は「ジョックス野郎は出てきやがれ!!」「神を信じるか?」そう叫び、笑いながらクラスメートを射殺していったと・・・。
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--->犯人二人はラムシュタインなどを愛好していたらしいのだが、これがどういうわけかマンソンファンであったという誤報にすりかわった。これ幸いとばかりに、マスコミは一斉にマンソンバッシング開始!ツアーは中止に追い込まれた。(略)
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--->そもそも、何故こんな事件が起きたのか。それはジャックスの支配するアメリカの高校というものがある。ここでアメリカの高校における「人種」を考えてみよう。
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--->●ジョックス:スポーツマン。男はスポーツ選手、女はチアリーダー。性別、人種、嗜好で人を差別するのはお手の物。音楽はむろんブリトニーやBSBを愛好。難しい本は読まない。スポーツに強いことがすべて。運動音痴は人間じゃない。弱い物いじめ大好き
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--->●ナード:オタク。スポーツ意外の趣味(文学、音楽、パソコン、美術など)を持っていれば大体そう。内向的でいじめの対象。ゴスなども含まれる。青春ドラマでは「いなかった存在」にくくられる。チクショウ(元ナードの著名人、マンソンメンバーというかほぼすべてのロックスター、スピルバーグ、ハワード・スターン、ウィノナ・ライダー、スティーブン・キング・・・というかいわゆる文化人大体。フィクションでは小説『キャリー』の主人公など、ホラーものの主役は大体これと推測可能)
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--->と、おおざっぱにこんな分類ができるのだ。我が国もだって?確かにそうだが、アメリカはもっとひどい。さらに、ジョックスの親は元ジョックス(コーチだったりする)で学校にのさばっていたりする。そもそも、トレンチコートマフィアはジョックスいじめに耐えかねたナードたちの自衛集団として始まったのだ。ジョックスいじめに怒ったいじめられっこの親(ユダヤ系)が学校に抗議したところ、無視されたという証言もある。学校も認めたいじめ。そう、事件は復讐だったのだ!ガタイはでかい、態度はもっとでかい、ヤツラを裁きたければ銃を取るしかな〜い!失禁しながら逃げまどえ、この脳みそ筋肉野郎どもがァ!!ゲチュアガ〜〜〜ン!!ゲット!!