不二家 - 消費期限切れ牛乳使用問題

不二家 - 消費期限切れ牛乳使用問題

-不二家ウェブサイト
--http://www.fujiya-peko.co.jp/
--->お詫びとお知らせ
--->平素は不二家製品に格別のご愛顧賜りまして誠にありがとうございます。
--->このたび弊社洋菓子部門の埼玉工場におきまして、平成十八年十月〜十一月にかけ、消費期限切れの原材料を使用した製品を製造・販売していたこと、基準に満たない製品を出荷していたこと等が社内調査により判明いたしました。
--->食品企業として当社の社内規定が守られず、品質管理体制が不十分であったために、お客様をはじめ関係各位に、多大なるご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
--->当社では、埼玉工場を含む全ての洋菓子工場の操業を停止し、法令・倫理違反がないかの確認を行うとともに、品質管理の徹底を図ります。
--->れに伴い全国の不二家チェーン店(洋菓子店・レストラン)の洋菓子販売を全店で休止させていただきます。
--->お客様をはじめ関係各位には、多大なるご迷惑をおかけしますことを重ねてお詫び申し上げます。
--->後は一層社会の信頼にこたえていけるよう全社をあげて品質管理の徹底と再発防止に取り組んで参ります。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
--->なお、スーパーマーケット・コンビニエンスストア等で販売されているミルキー、ルックチョコレート、カントリーマアム等の菓子、ネクター等の飲料、及び冷菓につきましては、洋菓子部門とは別の工場で製造されており、製品の品質については安全確認が取れておりますので、引き続きご愛顧いただきますようお願い申し上げます。
--->平成十九年一月十二日
--->株式会社 不二家

-不二家ウェブサイト
--http://www.fujiya-peko.co.jp/index2.html
--->平成19年1月11日
--->株式会社 不二家
--->不二家埼玉工場での期限切れ原料などの使用について(お詫びとご報告)
--->皆様には日頃より大変お世話になっております。
--->表記の件、お客様、関係各位の皆様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。株式会社不二家(本社:東京都中央区、社長:藤井 林太郎)よりお詫びとご報告を申し上げます。
--->マスコミ報道にもありますように、弊社埼玉工場(所在地:埼玉県新座市)で昨年平成18年11月8日に、前日が消費期限の牛乳を使ってシュークリーム 2000個分を製造いたしました。管理や認識の甘さから、期限切れの原材料は使用しないという社内規定が守られなかったものであります。
--->弊社の構造改革プロジェクト「2010推進プロジェクト」での昨秋からの調査により、埼玉工場ではこの他にも消費期限切れ牛乳を7回使用したこと、アップルパイなどに使用しているりんごの加工品「アップルフィーリング」の賞味期限切れを4回使用していたこと、プリンの消費期限が社内基準より1日長く表示されたことが1度あったこと、細菌検査で出荷基準に満たない「シューロール」(シュー生地でクリームなどを巻いた洋菓子)を出荷したことが判明しております。
--->規範を順守し、食品の安全性を確保するということについての認識と対策が不十分で、このことを公表するという考えに至らず、結果的にこのような事態を招きましたことを真摯に受け止め、深くお詫び申し上げます。
--->上記の件が判明後、埼玉工場では原材料の在庫管理シートを改定し二重三重のチェックを行い、再発防止に努めております。今後工場の品質管理担当を独立させ本社組織に直結させ、日々の監査を強化して参ります。食品衛生マニュアルを順守しチェックを増し、データや文字資料など必ず物的証拠を残すよう管理を強化して参ります。埼玉工場以外の洋菓子工場(野木、札幌、泉佐野、九州)でも対策を徹底させます。
--->弊社としましては上記の品質管理の徹底が図れるまで、洋菓子5工場の操業を休止して、全国の不二家チェーン店(洋菓子店、レストラン)での洋菓子販売を1月11日(木)より休止させていただくことにしました。
--->お客様、関係各位の皆様には深くお詫び申し上げます。今後、社会の信頼にこたえていけるよう、全社をあげて取り組んで参ります。

-asahi.com:不二家、全店で洋菓子販売休止 期限切れ牛乳使用が判明 - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0110/TKY200701100407.html
---このページ、最初は「asahi.com:不二家、期限切れ牛乳使用 シュークリーム2千個に - 社会」というタイトルだったけど、今は1万6千個になってるから……
--->同社によると、埼玉工場は昨年12月8日、消費期限が前日に切れた牛乳60キロを使ってシュークリーム2000個を製造、出荷した。これ以前にも昨年10〜11月に消費期限が一日切れた牛乳を7回使用し、計約1万6000個のシュークリームが出荷されたという。
--->同社側は記者会見で「類似の事案は以前からあったものと認識している。大変申し訳ないことをした」と説明し、ずさんな管理態勢が常態化していたことを認めた。
--->社内調査によると、消費期限切れの牛乳の使用は埼玉工場の製造担当者が決めた。「捨てるのはもったいない。においをかいで問題ないと思った」と言い、「2年前にもやったかもしれない」と話しているという。
--->同社は昨年11月には事実を把握。広報担当者は「出荷時の細菌検査に問題はなく、健康被害の苦情もなかったので公表しなかった。認識が甘かった」と話している。

-不二家、期限切れ牛乳使用 新座の工場 シュークリーム2000個製造 10都県に出荷、公表せず
--http://www.saitama-np.co.jp/news01/11/03x.html
--->不二家によると、社内の諸問題改善に向けて設置したプロジェクトチームが昨年十一月に調査したところ、埼玉工場の原料仕込み担当者が「十一月七日消費期限の牛乳四ロット(六十リットル)分を、十一月八日に使用した」と証言。
--->さらに担当者は「捨てると怒られる。においをかいで品質的に問題ないと判断したら使っている」と、これまでにも期限切れ牛乳を使っていたことを認めたという。
--->プロジェクトチームは十一月十三日、同社の幹部らでつくる委員会に事実を報告したが、この牛乳をカスタードクリームの原料に使ったシュークリーム約二千個は既に出荷済み。同月十一日のシュークリームの消費期限も過ぎていた。埼玉工場長がこの担当者に厳重注意したところ、担当者は「申し訳ない」と話したという。
--->同社の河村宣行人事総務部長は「改善すべき事実として受け止め、公表するということには思い至らなかった。今後は法令順守を徹底し、再発防止に全力を挙げたい」と話している。
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--->「消費期限切れ原料の使用がマスコミに発覚すれば、雪印乳業の二の舞いとなることは避けられない」。期限切れ牛乳を使ったシュークリームを製造、出荷した問題をめぐり、不二家が一部幹部らに限定して配布した内部文書の記述には、不祥事隠ぺいの意図がうかがえる。
--->同社は二〇一〇年の創業百周年を前に昨年、社内の問題点を洗い出して意識改革を促すことを目的に「二〇一〇推進プロジェクト」を実施。社員からの聞き取り調査などを基に、報告書をまとめた。
--->消費期限切れ牛乳の使用は、この報告書とは別に、同社幹部らで構成する推進プロジェクトの委員会に「委員会外秘」とする文書で報告された。原料の仕込み担当者の「牛乳は、ほか(の部署)で余ったら、ここに持ってくる」などの証言のほか、「不祥事は内部告発に端を発する」などと社内への口止めを求めたとみられる記述もあった。
--->さらに最近の企業不祥事の例として雪印乳業の食中毒事件の経緯についての説明もあり、不二家が期限切れ牛乳使用を重大な事実と認識していたことが読み取れる。

-北海道新聞 社会 - 不二家期限切れ牛乳問題 認識後も本格調査せず 「記録なく確認不可能」  2007/01/13 00:40
--http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070113&j=0022&k=200701138564
--->埼玉工場の男性従業員の証言では、期限切れ牛乳の使用が常態化していた疑いが強い。同社が本格的な追跡調査を実施しなかったことは、食品企業としての意識の甘さをあらためて露呈した格好だ。
--->埼玉県は、さらに詳しい調査が必要と判断、来週にも埼玉工場に再立ち入り検査を実施し、社員らから詳しく事情を聴く。
--->関係者によると、不二家は埼玉工場の男性従業員による期限切れ牛乳の使用が社内調査で判明した後の昨年十一月中旬、期限切れ牛乳の在庫記録を調査。その際、男性従業員は「これまでにも数回、同様の行為をした」と証言したが、この従業員が同工場で働き始めてから関与した洋菓子製造については追跡調査を行わなかった。
--->同社幹部は「古い記録が残っておらず、確認しようがない。男性従業員を追い込んでしまうことにもなりかねなかった」と説明している。
--->男性従業員は昭和三十年代から洋菓子を製造してきたベテランで、社内調査に対し「期限切れでもにおいをかいで判断していた」と話しており、埼玉工場では昨年十月以前も期限切れ牛乳が使用されていた可能性が高い。
--->不二家は十一日の記者会見で、期限切れ牛乳の使用は埼玉工場での昨年十−十一月の計八回と説明している。

-不二家 - Wikipedia
--http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E4%BA%8C%E5%AE%B6
--->期限切れ牛乳使用問題
--->この節には、現在進行中のことを扱っている文章が含まれています。
--->2006年10月と11月の計8回にわたって、埼玉県新座市の同社埼玉工場でシュークリームを製造する際に、消費期限が切れた牛乳を使っていた。このことは、同11月までに社内プロジェクトチームの調査によって判明していたが、不二家では「マスコミに知られたら雪印乳業の二の舞になることは避けられない」などと隠蔽を指示する内部文書を配布するなどして、公表を行わなかった。
--->結局、このことが公になったのは、書入れ時であるクリスマス商戦終了後、2007年1月10日のことであった。
--->不二家側は同年1月11日に行った藤井社長らによる釈明会見で、消費期限切れの牛乳使用の責任は現場の一作業者にあったとした。また公表が遅れたことに関しては、「この問題に関する認識が甘かった」と釈明した。さらに1従業員に対し責任転換に終止する姿勢が見受けられた。このため、 日刊ゲンダイや夕刊フジといった夕刊紙に相当叩かれている。
--->しかし実際にはこの他にも、賞味期限切れのリンゴの加工品を用いた洋菓子、食品衛生法が定める基準の10倍を超す細菌が検出された洋菓子、社内の基準を超過した賞味期限表示を行ったプリンといった品質基準未達成品を多数出荷していたことが判明している。さらに大量のネズミが同工場にて発見されていることが新たに判った。
--->これらの不祥事については、品質管理に関する企業倫理が欠如した姿勢や、食品衛生管理や発覚後の処理に関する隠蔽体質等に対して消費者らから厳しい批判や批評が寄せられる一方、すでに保健所による立入検査等の行政当局による調査も開始されており、会社側の今後の対応が注目されている。

-matu3のつぶやき: 不二家さんの問題
--http://matu3matu3.blog.ocn.ne.jp/matu3/2007/01/post_2c40.html
--->メーカーとしては消費期限・賞味期限というものを設定するにあたり保存検査にかけます。
--->条件としては冷蔵・虐待いろいろありますが、期限を設定をする場合は数値の1.5倍以上の設定をしていると思います。
--->
--->つまり、D+7(製造日+7日)の消費期限の食材は設定の保管状態で10.5日は細菌数的にも官能的にも問題がないということです。
--->何故そんな設定を行うかというと、メーカーから出荷された食材は問屋・店舗・消費者の中でどのような取り扱いをされるかわかりません。
--->特に温度に関しては、川下(消費者)に近づくにつれて不安定なものとなります。大きな倉庫でドアを開閉した場合と一般的な冷蔵庫を開閉した場合の温度差は確実に異なります。しかし、消費者に届くまでメーカーは品質責任を負いますので消費期限・賞味期限ともに安全を見るのです。

-ヨットマン: 不二家の問題
--http://isoya.blog.ocn.ne.jp/yacht/2007/01/post_085d.html
--->私の仕事はまさに、牛乳の納品です。各家庭配達と、ある大学病院へも納品させていただいておりますが、我々が納品する牛乳は製造工場から深夜1時に直送された牛乳を、その日の午前中に宅配(納品)するものです。
--->今、こうして書いていますが、今から1時間前まで数時間掛けて宅配をしてきたばかりですし、この後、前述の大学病院へ納品に行きます。
--->賞味期限・・・おおむね製造上でプラスマイナスはありますが、ほぼ1週間がその賞味期限です。ウチでは深夜1時の荷受ですから、まさに工場直送状態です。
--->もし、1日でも賞味期限が過ぎた製品を届けたら・・・(そんな事はありえないのですが、何故ななら、入荷後製品は使い切ってしまうからです。つまり、宅配・納入分だけを発注し宅配・納入しますので、原則繰越はありません) 賞味期限が過ぎた牛乳の宅配!販売店の存続は有りえません! 
--->工場直送ですから、1週間は賞味期限があるのです。
--->まさか!その牛乳を1週間も”ほったらかし”にして製造使用しているなどと、考えたこともありません。先の大学病院では賞味期限3日前になると使用禁止です。
--->また、近隣の菓子(チョコレート製造)工場では、毎日の様に、”細かく”牛乳の納品数量が発注されてきます。納入するこちら側としては、新鮮な牛乳を納品する事にしていますので、この工場は製造過程でも”牛乳を余す事無く”使って頂いているんだなと、感謝しています。 

-NHK - 細菌データ 確認せずに出荷
--http://www3.nhk.or.jp/knews/news/2007/01/12/t20070112000083.html&cid=0
--->大手菓子メーカーの不二家で洋菓子の品質がずさんに管理されていた問題で、基準を超える細菌が検出されたまま販売された洋菓子は、細菌の数を調べたデータを工場の担当者が十分に確認しなかったために出荷されていたことが、不二家の調査でわかりました。

-東京新聞 - 不二家工場立ち入り 県、衛生管理『ずさん』
--http://www.tokyo-np.co.jp/00/stm/20070112/lcl_____stm_____000.shtml
--->大手菓子メーカー不二家への立ち入り検査を終えた県は十一日、県庁で会見を開き「普通の大手工場には当然ある、製造記録などを義務づけている安全管理マニュアルがない。ずさんな運営」(県生活衛生課)と指摘した。一方、同社埼玉工場(新座市)はこの日から操業を停止。従業員に動揺が広がった。 (藤原正樹、土門哲雄)
--->各保健所では県内の大手食品営業所約千百施設を対象に年二回以上、衛生管理体制のチェックを実施している。しかし、原料の点検・記録など安全管理マニュアルの有無を確認するチェック項目はなく、昨年十二月四日の同工場のチェックでも、ずさんな運営状況を確認できなかった。
--->県生活衛生課は「今回の問題で、大手メーカーでは当然あると信じていた安全管理マニュアルがない工場もあることが分かった。今後、マニュアルもチェック項目に入れていきたい」としている。

-信濃毎日新聞[信毎web]|社説=不二家 教訓は生かされてこそ
--http://www.shinmai.co.jp/news/20070113/KT070112ETI090005000022.htm
--->埼玉工場で何が起きたのか。同社のこれまでの調べでは、消費期限切れの牛乳を計8回使い、約1万7000個のシュークリームを製造。関東などの1都9県に出荷していた。ほかにも細菌数が出荷基準を上回る洋菓子「シューロール」の出荷−などが判明している。
--->同社の対応で、首をかしげざるを得ない点が幾つかある。
--->一つが、事実をつかんだ昨年11月に商品の回収や公表をしなかったことだ。発覚すれば雪印乳業の二の舞いとなることを指摘する内部文書もある。「隠ぺいのつもりはなかった」との釈明は納得できない。
--->もう一つは、常態化の疑いに対するはっきりした説明がないことだ。埼玉県の検査では、埼玉工場には原料の管理記録や安全・衛生マニュアルがなかった。「(牛乳を)捨てると怒られる」との従業員の証言もある。同社の説明責任は重い。

-中国新聞 社説 - 不二家 ペコちゃんを泣かすな
--http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200701130089.html
--->その不二家の埼玉工場(埼玉県新座市)で昨年十一月八日、消費期限の過ぎた牛乳六十リットルなどを使ってシュークリーム約二千個を製造、出荷していた。十三日には同社幹部まで報告が届いたのに、「調査を続ける必要がある」として公表しなかった。
--->藤井林太郎社長は今月十一日になって「考えが甘かった。隠ぺいのつもりはなかった」と釈明した。本当だろうか。「消費期限切れ材料の使用がマスコミに発覚すれば雪印乳業の二の舞いとなる」との記述が内部文書に残っている。当時はクリスマス商戦が目前に迫っていた。利益を優先させた印象がぬぐい切れない。
--->期限切れ原料の使用が日常化していた可能性もある。担当者は「捨てると怒られる。においをかいで品質的に問題ないと判断したら使っている」と話したという。昨年十月以降だけでも、期限切れの原料を使用したケースが十回前後あったことも分かった。
--->埼玉県によると、工場には原料の種類、量、消費期限などを記録した書類も、安全・衛生対策の指導マニュアルも存在しない。原料を使い切れない場合は、どう処理してきたのだろうか。

-【主張】不二家不祥事 「隠蔽が最悪」の認識持て|主張|論説|Sankei WEB
--http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070113/shc070113000.htm
--->消費期限切れの原材料使用、食品衛生法の規定の10倍の細菌が検出された洋菓子の製造・販売、工場でのネズミの大量発生などが起きていた。加熱も何もせず、そのまま消費者が口にする食品の製造業者としては、どれ一つとっても見過ごせないものだ。
--->しかし、さらに、深刻な問題がある。社内調査で昨年11月には事実を把握しながら、公表どころか、「マスコミに発覚すれば、雪印乳業の二の舞いとなることは避けられない」という文書を作成するなど内部告発を警戒した経営陣の意識である。
--->藤井林太郎社長は、この文書について「ことの重大さを伝えるための表現で隠蔽(いんぺい)するつもりはなかった」と記者会見で釈明したが、2カ月も公表しなかった事実がある以上、言葉通りには受け取れない。
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--->不二家が「二の舞い」を恐れた雪印乳業は、12年の集団食中毒からグループの解体・再編に追い込まれた。
--->しかし、その雪印も、クレーム隠しで経営難に陥った三菱自動車も、ガス瞬間湯沸かし器での相次ぐ事故が発覚したパロマ工業も、事態を悪化させたのは、事後の隠蔽工作や、トップの責任回避の姿勢だった。一方で迅速に事実を公表し、製品を自主回収することで、評価を高めた企業もある。
--->不二家には、報告を受けた時点で直ちに公表し、問題解決に本気で取り組む姿勢をみせるしか選択肢はなかったはずなのだ。

-細菌基準10倍で出荷 不二家、社内連絡が不徹底(朝日新聞) - goo ニュース
--http://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/K2007011104110.html?C=S
--->同社によると、昨年6月8日に製造したシューロールの細菌検査で、食品衛生法が定める基準の約10倍、同社の自主基準の約100倍にあたる細菌数を検出した。本来は再検査のあと廃棄しなければならなかったが、検査結果の社内での連絡が不徹底だったため、113本が出荷されたという。同社はほかにも、アップルパイ製造の際に賞味期限が過ぎた材料を使ったことなども明らかにした。
--->シュークリームについては、定年後にパート社員として再雇用された元菓子職人が原料の仕込みを担当していた。社内調査に対して「期限切れの牛乳でも自分で色やにおい、味によって品質を確認できると思っていた」と話しているという。関口宏記生産部長は会見で「ベテランの甘さがあった」と説明した。
--->シュークリームの製造ラインは牛乳を大量に使用することから、別の菓子製造ラインから余った牛乳が回ってくることもあったという。同工場は環境保護を理由に牛乳を排水溝に流すことを禁じる半面、具体的な廃棄方法は定めていなかった。

-コラム・松村宏のNEWSな顔・店頭から消える運命を招いたのは
--http://www.janjan.jp/nigaoe/0701/0701160175/1.php
--->1月11日に行った釈明会見では、
--->消費期限切れの牛乳使用の責任を
--->現場のたった一人の作業者のせいにしていた。
--->ゼッタイそんなの眉唾だと思っていたら、案の定。
--->あっというまに、次々ずさんな食品衛生管理状況が
--->明らかになった。

-asahi.com:「ない」はずのマニュアル確認 不二家埼玉工場立ち入り - 社会
--http://www.asahi.com/national/update/0117/TKY200701170454.html
--->「不二家」の埼玉工場が消費期限切れの牛乳を使った商品を出荷していた問題で、埼玉県は17日の同工場に対する2度目の立ち入り検査で、食品衛生マニュアルと「原料消費・賞味期限チェック表」など製造工程にかかわる14種類の記録簿を確認したと発表した。県は「11日の1度目の調査時に『ない』と言っていたマニュアルがなぜ今回は出てきたのか。理由を厳しく追及する」という。

-NIKKEI NET:社会 ニュース - 不二家・埼玉工場、期限切れ原料を改善指示後も使用
--http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20070117AT1G1603O16012007.html
--->不二家が消費期限切れの原料を使い洋菓子を製造・出荷していた問題で、昨年11月に経営陣が埼玉工場での不正を把握し、改善を指示した以降も2回、期限切れ原料を使っていたことが16日、同社の調査でわかった。製造過程で定められた基準を守るよう改善策を導入したにもかかわらず、不正を放置した形になり、衛生や品質管理に対する危機意識の欠落ぶりが浮き彫りになった。
--->埼玉工場での期限切れ原料の使用については、新たに過去7年間で計18件あったことが15日判明。このうち、今年1月5日に製造したケーキは、材料の生クリームの消費期限が1日超過していた。昨年12月下旬にも賞味期限切れのチョコレートがケーキの材料に使われていたという。(07:00)

-STVニュース STV - 2007年1月17日(水)「どさんこワイド180」 - 不二家店舗でも「賞味期限切れOK」
--http://www.stv.ne.jp/news/item/20070117185907/index.html
--->さて続いてはペコちゃんも驚く、不二家の実態です。「店でも賞味期限が切れた原料の使用は日常的だった」。道内の販売店に勤めていた女性が、STVの取材に答えました。ずさんな衛生管理の実態です。
--->
--->(女性)「賞味期限切れてもそのまま”もったいない”で使ってた・・・」
--->道内の不二家直営の販売店に、去年まで2年間、パートで努めていた20代の女性です。その店ではクリームの飾りつけなどケーキの仕上げを店内で行なっていました。
--->(女性)「冷蔵庫の中を掃除していた時に期限切れのもの(生クリーム)を発見して、製造担当者に”期限が切れてるんじゃないですか”って伝えたところ”大丈夫だよ”とひとこと伝えられてその期限の切れた生クリームをそのまま(ケーキに)使用し、次の日も(その生クリームを)そのまま使ってました。(Q担当者の口調は?)笑って済まされました。あんた、なに言ってるのって感じです」
--->日ごろから客と接する販売の現場であっても期限切れ原料を使う事は当たり前に行なわれていたといいます。
--->(女性)「いま話題になってるのは工場ですが、他の店舗でもあることと思います。お店単位で賞味期限くらいは守ってくれないと、(悪いのは)工場って言っても無理ですよね」

-不二家:Xマス商戦前の公表遅らせる 期限切れ問題発覚も−話題:MSN毎日インタラクティブ
--http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070112k0000m020104000c.html

-世界バリバリ☆バリュー|山ちゃんのバリバリセレブ取材ブログ | 銀座で出会ったセレブはなんとあのペコちゃんの不二家のお嬢様だった!
--http://www.mbs.jp/baribari/blog_yama/2006/07/post_6.shtml
--->さすが、銀座のお嬢様。ご自宅はちょっと浮世離れしていました!というのも、見渡すかぎりすべてアンティークなもので徹底しているのです。家具は勿論すべてアンティーク‥ 。100年以上前にフランスで使用されていた古い家具をフランスで購入して持ってきたそうです。天井も高く、ここはもうフランス!という雰囲気が漂っています。というか、もうここはフランスです!家に一歩入ると日本じゃないです。マジで‥

-飲用乳の製品の再利用に関するガイドラインについて (畜産の情報−調査・報告−2001年7月 月報国内編)
--http://lin.lin.go.jp/alic/month/dome/2001/jul/chousa-1.htm
---
--->雪印乳業食中毒事件の原因究明調査結果について
--->
---> 平成12年6月末に発生した雪印乳業株式会社大阪工場製造の低脂肪乳等を原因
--->とする食中毒事件の有症者は14,780名に達し、近年例をみない大規模食中毒事件
--->となった。
--->
---> 大阪市は7月10日に原因究明の中間報告を公表し、問題点は以下の4点とした。
--->
--->  ①チャッキ弁等の分解洗浄の未実施
--->  ②常設のステンレス配管以外のホースによる配管の使用
--->  ③屋外における調合作業
--->  ④製品の再利用
--->
---> その後調査が進み、12月20日の厚生省・大阪市原因究明合同専門家会議の最終
--->報告で、大阪工場の低脂肪乳等の製造に使用された同社大樹工場の4月10日製造
--->の脱脂粉乳のエンテロトキシン汚染が本食中毒の原因と結論づけられた。
--->
---> 7月頃には上記のように、大阪工場における製品の再利用、すなわち製造後出
--->荷されずに冷蔵庫に残った製品および出荷後発注ミス等により返品された製品を
--->加工乳等の原料として再利用したことが汚染原因の1つと考えられた。
---
--->再利用が行われている背景
--->
--->・量販店等の注文確定から出荷までの時間いわゆるリードタイムが短いため、乳
---> 業としては注文を予測して、見込生産をする。
--->・さらに、天候、気温等により注文量は変化するが、注文量に対する欠品を生じ
---> させないために多めに生産することになる。
--->・乳業者が量販店等に納入する製品、特に牛乳については製造後1日に限られて
---> おり、それ以降は余剰在庫が発生しても出荷できない状況にある。