7つの習慣 成功には原則があった!

7つの習慣 成功には原則があった!

-Amazon.co.jp: 7つの習慣―成功には原則があった!: スティーブン・R. コヴィー, ジェームス スキナー, Stephen R. Covey, 川西 茂: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906638015/nilabwiki-22/
--->Amazon.co.jp
--->本書は1990年に初版が出版されたときにセンセーションを巻き起こしており、以来1,000万部以上を売り上げ、ビジネス書として今でもベストセラーを続けている。著者のスティーブン・コヴィーは、国際的に高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者。真に成功を果たすには個人としての有効性と職業としての有効性をバランス良く備えることが重要だと認識しており、それを反映して本書は、この2つの領域でより効果的に行動するための手引書となっている。ここで引用される具体例では、ビジネス上の課題を題材にしたものと同じくらい家庭内における状況を数多く取り上げている。
--->7つの習慣を身につける前に、コヴィーが「パラダイムシフト」と呼ぶところの、世の中の仕組みに対する認識と解釈の転換をまず実現する必要がある。著者はこの転換の実現を支援し、生産性、時間管理、前向きな思考、「予防的に働く筋肉」(何かに反応するのではなく自発的に行動すること)の開発など、他にも多くのことに関する認識と行動に影響を与えている。
--->本書は明日からでも実践できることを謳い文句にしたヒント集ではない。そのコンセプトは時に複雑であるため、流し読むのではなく、じっくりと腰を据えてここから学び取りたいと感じる筈である。読み終えたときには、どの章にも付箋や手書きの注釈が数多く残され、コヴィーの集中セミナーに参加したような充実感に満たされることだろう。(Joan Price, Amazon.com)

読書メモ


-第一の習慣: 主体性を発揮する
-第二の習慣: 目的を持って始める
-第三の習慣: 重要事項を優先する
-第四の習慣: Win-Winを考える
-第五の習慣: 理解してから理解される
-第六の習慣: 相乗効果を発揮する
-第七の習慣: 刃を研ぐ

-成長: 依存 → 自立 → 相互依存

-真の効果性には2つの側面がある(ガチョウと黄金の卵の教訓)
--目標を達成することまたは結果を手に入れること(黄金の卵)
--その結果を手に入れるために使う資源あるいは目標を達成する能力(ガチョウ)

-P/PCバランス
--目標達成(Performance)のPと、目標達成能力またはそれを可能にする資源(Performance Capability)のPC
--短期的な結果を追求するあまり、大切な物的資源を台無しにしてしまうことがある

-個人的なミッション・ステートメント(個人的な憲法、または信条)を書く
--自分の行動の基礎となる価値観や原則を明らかにする

-時間管理の四つの世代
--第一世代: メモやチェックリスト。時間やエネルギーに対する様々な要求を認識し整理。
--第二世代: カレンダーや予定を書き入れる手帳。先を見据えて将来の出来事や活動をスケジュール化。
--第三世代: 一日単位の計画表。優先順位付け。価値観の明確化。目標設定。能率的にチェックリストの中身をスケジュール化。
--第四世代: 時間管理のマトリックス。緊急度と重要度。

-時間管理のマトリックス
--第一領域: 緊急で重要
--第二領域: 緊急でないが重要
--第三領域: 緊急であるが重要ではない
--第四領域: 緊急でも重要でもない

-第二領域: 人間関係づくり、ミッション・ステートメントを書くこと、長期的な計画、運動、予防保全、準備など。

-「大きな成果を出す人は、問題に集中しているのではなく、機会に集中している」
--「機会に時間という餌を与え、問題を餓死させようとする」
--「予防的に物事を考える」
---第一領域の問題が発生することもあるが、非常に少ない。
---波及効果の大きい、自分の能力を向上させる第二領域の活動に集中することで、生活のP/PCバランスを維持するようにしている

-第二領域に集中した1週間の計画のプロセス
--自分の役割を定義
--目標設定
--スケジュール化
--日々の対応

-原則に忠実、スケジュールに柔軟

-自分で実行するか、ほかの人に任せるか
--ほかの人に仕事を任せることをデレゲーションという
--「自分で時間を投入する場合は「能率」を考え、人に任せる場合は「効果」を考えるべきである」

-デレゲーション
--使い走りのデレゲーション
--完全なデレゲーション: 手段を選択する自由を相手に与え、結果に責任を持たせる

-完全なデレゲーションを行うためには5つの事柄を明確に打ち出し、相互理解と決意を得るようにする
--望む結果。出すべき結果について明確な相互理解を得る。
--ガイドライン。守らなければならないルールを明確に。
--使える資源
--責任に対する報告。結果を評価するために使われる基準を設定し、評価する人は誰なのか、報告と評価が具体的にいつ行われるかも設定。
--履行(不履行)の結果。賞罰の設定。

-「行動でつくった問題は言葉でごまかすことはできない」

-信頼残高を増やす
--相手を理解する
--小さなことを大切にする
--約束を守る
--期待を明確にする
--誠実さを示す
--引き出しをしてしまったときは、誠意をもって謝る

-Win-Win または No Deal (取引きしない)

-「私たちは人とのコミュニケーションにおいて、どれだけ診断もせずに処方箋を出すようなことがあるだろうか」

-相手を本当に理解するためには
--ほとんどの人は理解しようとして聞いているのではなく、答えようとして聞いている
--「聞いている話をすべて、自分のパラダイムというフィルターを通して、自分の自叙伝を相手の生活に映しだしているだけである」

-聞くレベル
--無視する
--聞くふりをする
--選択的に聞く
--注意して聞く
--感情移入をして聞く

-人は自分の過去の経験に基づいて「自叙伝的」に話を聞こうとする
--評価する: 賛成もしくは反対する
--探る: 自分の視点から質問をする
--助言する: 自分の経験に基づき、助言やアドバイスを与える
--解釈する: 自分の動機や行動をもとに相手の動機や行動を捉え、解釈し、説明しようとする

-「探ることは、あらかじめ親が用意しておいた答に子供を誘導するようなものであり、自叙伝的であり、子供をコントロールし、子供の心の中に無理矢理踏み込むことである。それは論理的なものではあるが、論理は気持ちや感情には通じないことがある」
-「多くの親が自分の子供に近づけないのは、常に探っているからにほかならない」
-「友達とは長電話をするが、親に対しては一言で片づけてしまう。子供にとって、家はまるで寝泊まりするだけのホテルのようだ。悩みを打ち明けたり、考えを話したりすることはない」
-「子供たちは自分の傷つきやすい内側をみせるたびに、親の自叙伝的な助言や「だから言っただろう」といった頭ごなしの言葉で踏みにじられてきたのである」

-感情移入のスキルの段階
--第一段階: 話の中身を繰り返す
--第二段階: 話の中身を自分の言葉に置き換える
--第三段階: 相手の感情を反映する
--第四段階: 内容を自分の言葉で言い、同時に感情を反映する

-nilog: ひさびさに読み返した。成長の連続体。 (2011-08-12)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=102003528796618752
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-nilog: 時間管理のマトリックス。緊急⇔緊急でない × 重要⇔重要でない (2011-08-12)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=102003957613858816
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-nilog: 「あーあ、やれやれ。またお父さんの自叙伝第三章か。それは僕の話したいことなんかじゃないんだ」 (2011-08-12)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=102005320074788864
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-nilog: バランスのとれた自己再新再生の原則。刃を研ぐ時間をとる習慣。 (2011-08-12)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=102006043571269634
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-「大きな成果を出す人は、問題に集中しているのではなく、機会に集中している」「機会に時間という餌を与え、問題を餓死させようとする」「予防的に物事を考える」

-「自分で時間を投入する場合は「能率」を考え、人に任せる場合は「効果」を考えるべきである」

-「行動でつくった問題は言葉でごまかすことはできない」

-「私たちは人とのコミュニケーションにおいて、どれだけ診断もせずに処方箋を出すようなことがあるだろうか」「聞いている話をすべて、自分のパラダイムというフィルターを通して、自分の自叙伝を相手の生活に映しだしているだけである」

-「探ることは、あらかじめ親が用意しておいた答に子供を誘導するようなものであり、自叙伝的であり、子供をコントロールし、子供の心の中に無理矢理踏み込むことである。それは論理的なものではあるが、論理は気持ちや感情には通じないことがある」

-「友達とは長電話をするが、親に対しては一言で片づけてしまう。子供にとって、家はまるで寝泊まりするだけのホテルのようだ。悩みを打ち明けたり、考えを話したりすることはない」

-「子供たちは自分の傷つきやすい内側をみせるたびに、親の自叙伝的な助言や「だから言っただろう」といった頭ごなしの言葉で踏みにじられてきたのである」

関連情報


-7Habits: 7つの習慣。人生の成功の条件。誠実、謙虚、勇気、正義、忍耐、勤勉、節制などによる人格の大切さ。
-FranklinPlanner: フランクリン・プランナー : 「7つの習慣」を実現するため?の手帳
-[ヅ] まんがでわかる 7つの習慣 (2015-04-19) http://www.nilab.info/z3/20150419_02_seven_habits_comic.html

書籍情報


-Amazon.co.jp: 7つの習慣―成功には原則があった!: スティーブン・R. コヴィー, ジェームス スキナー, Stephen R. Covey, 川西 茂: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4906638015/nilabwiki-22/
--->Amazon.co.jp
--->本書は1990年に初版が出版されたときにセンセーションを巻き起こしており、以来1,000万部以上を売り上げ、ビジネス書として今でもベストセラーを続けている。著者のスティーブン・コヴィーは、国際的に高い評価を受けるリーダーシップ研究の第一人者。真に成功を果たすには個人としての有効性と職業としての有効性をバランス良く備えることが重要だと認識しており、それを反映して本書は、この2つの領域でより効果的に行動するための手引書となっている。ここで引用される具体例では、ビジネス上の課題を題材にしたものと同じくらい家庭内における状況を数多く取り上げている。
--->7つの習慣を身につける前に、コヴィーが「パラダイムシフト」と呼ぶところの、世の中の仕組みに対する認識と解釈の転換をまず実現する必要がある。著者はこの転換の実現を支援し、生産性、時間管理、前向きな思考、「予防的に働く筋肉」(何かに反応するのではなく自発的に行動すること)の開発など、他にも多くのことに関する認識と行動に影響を与えている。
--->本書は明日からでも実践できることを謳い文句にしたヒント集ではない。そのコンセプトは時に複雑であるため、流し読むのではなく、じっくりと腰を据えてここから学び取りたいと感じる筈である。読み終えたときには、どの章にも付箋や手書きの注釈が数多く残され、コヴィーの集中セミナーに参加したような充実感に満たされることだろう。(Joan Price, Amazon.com)

-Amazon.co.jp: 完訳 7つの習慣 人格主義の回復: スティーブン・R・コヴィー, フランクリン・コヴィー・ジャパン: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4863940246/nilabwiki-22/
--->全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれてきました。
--->今回スティーブン・R・コヴィー博士没後1年を期に、『7つの習慣』が本来持つ「人格主義」に基づき、原書に忠実に訳し直しました。
--->よりわかりやすく理解しやすい完全訳の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』。
--->豊かな人生を望むすべての人にお届けします。