広告業界のすべてがわかる本

広告業界のすべてがわかる本

-Amazon.co.jp: 広告業界のすべてがわかる本―国際化のもとで統廃合を繰り返す業界地図 (図解でわかる!伸びる会社・落ちる会社): 近藤 雅和: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4893866788/nilabwiki-22/ref=nosim/

-良書。

-一業種一社体制のパートナー方式(日本では一般的でない)
--たとえば電通はトヨタ・ホンダ・メルセデスベンツジャパンと1業種で3社を担当

-「競合プレゼンをさせないことが営業の実力」という日本の広告業界
--営業の人間関係重視なので、すぐれた広告会社が仕事を受注できるわけではないという問題

-広告会社の収入源はコミッションとフィー
--コミッション率: 一般的に新聞が15%、雑誌20〜25%、TVCM15〜20%
---TVCMは高額になることが多くもっとも効率的
--フィー: プランニングフィー(広告企画料)、調査料、SP制作費

-新聞や雑誌
--広告する商品を購買しそうなターゲット層がどのくらい見ているか
--CPM(Cost Per Mill)
---広告費を1000人で割った値
---広告掲載すべき新聞や雑誌を判断するデータ

-TVやラジオ
--GRP(Gross Rating Points)

-タイプ別のクリエイティブ戦略
--ジェネリック戦略: ブランド性ではなく商品カテゴリーの特徴を説明する
--先制攻撃的な戦略: 他社の商品が同じような機能を備えていても、自社製品にこそ装備されていることを新鮮な視点で先制して表現
--USP(ユニーク・セリング・プロポジション): ユニークな長所をクローズアップして説明
--商品のポジショニング: 消費者の気持ちの中に自社製品が占めるメンタルな意味でのポジションを明確化
--レゾナンス(共鳴)戦略: 商品についての体験を伝える
--感情戦略: 奇抜な表現などで感情的なインパクトを与える

-広告マンに求められる能力
--さり気なく第一印象を演出できる人(2回目に会ったとき思いだせる人)
---印象的なCMと同じようなもの