なぜ取り調べにはカツ丼が出るのか? テレビドラマと日本人の記憶

なぜ取り調べにはカツ丼が出るのか? テレビドラマと日本人の記憶

-Amazon.co.jp: なぜ取り調べにはカツ丼が出るのか? (メディアファクトリー新書): 中町綾子: 本
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--->序章 「ベタ」表現でめぐる記憶の旅
--->第1章 恋愛ドラマの主人公は傘をささない―恋する男女の記憶
--->第2章 食卓は今日も一席空いている―家族のいる風景
--->第3章 カツ丼と殉職が伝えるもの―刑事たちのいる風景
--->第4章 新任教師は初出勤に遅刻する―学園と青春の記憶
--->第5章 なぜ社長は清掃員に扮装するのか?―オフィスで闘う男女の風景
--->終章 携帯電話があっても男女の心はすれ違う

-ドラマのベタ表現

-パロディコント
--リアルタイムで見ていない世代に雰囲気や特徴的な表現方法を使えることが可能

-「90年代のバラエティ番組の視聴者にとって、一連のトレンディドラマはきわめて記号化された作品群として記憶されている」

-NHKが開拓した朝ドラ
--忙しい時間帯に「ながら視聴」ができるように、ナレーションを多用し、コンパクトなエピソードを重ねて、ストーリー展開をわかりやすくした

-冬のソナタの魅力
--「新しくない」のが魅力
--視聴者から寄せられるのは「懐かしい」という声
---テレビドラマや少女漫画といった過去のメディア体験

-恋愛ドラマ
--出会いのシーンは最悪であることが多い
--印象の悪い出会いを描いて、視聴者に劇的な展開を期待させる
--「ドラマは現実と違って因果応報の世界だ。相手にどれだけ尽くすかが、恋愛のゆくえを決める」
--「凍えながら恋人を待つ姿には、過酷な状況に屈せず相手に尽くす彼(あるいは彼女)に、やがて甘い結末がもたらされるはず、と視聴者に期待させる効果がある」

-ドラマの風景は登場人物の心情の表れ
--雨は涙を連想させる
---3話からドラマを盛り上げるには雨のシーンが効果的
---1話目から雨のシーンを使い、一気に盛り上げる場合も多い。出会いの場面をロマンティックで印象深いものに演出する
---何かの障壁に立ち向かう気持ちを表す。だからドラマの登場人物は傘をささずに愛を叫ぶ

-刑事の殉職
--常に新しいヒーローを登場させるため
--スターは時代の顔。時代も常に変化する

-なぜ取り調べにはカツ丼が出るのか? (メディアファクトリー新書) - はてなモノリス
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--->この本おもろ(・∀・)