遥かなる波涛の呼び声 四獣伝説 / 五代ゆう

遥かなる波涛の呼び声 四獣伝説 / 五代ゆう

-Amazon.co.jp: 遥かなる波涛の呼び声〈上〉四獣伝説 (富士見ファンタジア文庫): 五代 ゆう, 箕輪 豊: 本
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--->「総員、持ち場につけ。全速前進―これより、あの船の追跡に入る。」甲板上に凛とした号令がひびき渡ると、海賊船〈カイヌース〉号は、にわかに色めきたった。指揮をとる人物の相貌には、やわらかな唇、つんとした鼻、こぼれそうな大きな瞳などが、絶妙なバランスで配置されている。海の荒くれ男どもを束ねる美貌の女船長カラーラ―彼女の海色の瞳は洋上の獲物を見つめていた。だが、捕えた獲物はその腹に、予想外の宝物を抱え込んでいた。神殿国家オムパロスの姫巫女が囚われていたのだ。姫巫女ディミーシアとの出会いは、女海賊カラーラの人生を大きな波のうねりの中に呑み込んでいく…冒険と夢とロマンに満ちた、海洋ファンタジー・アドベンチャーが船出する。

-Amazon.co.jp: 遙なる波涛の呼び声〈中〉 (富士見ファンタジア文庫―四獣伝説): 五代 ゆう, 箕輪 豊: 本
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--->沿海州を自由に生きてきた海賊たちの拠点であるアシュプラント島は、大国シウデラードの海軍によって制圧された。その圧倒的な戦力差もさることながら、内部からの裏切り者がでたことが、海賊たちの敗北を決定づけたのだ。母と養父の身柄を押さえられ、女海賊カラーラも一旦は囚われの身となるが、仲間の手引きでなんとか逃亡に成功する。しかし、敵との闘いの最中、カラーラの内部でなにか不思議な力が目覚めようとしていた。“いったい、これはなんだ。まさか、これが〈海獣〉の…”伝説の獣を中心に、多くの者たちの運命が複雑に絡まりあう。風雲急を告げるロマンティック海洋ファンタジー。

-Amazon.co.jp: 遙かなる波濤の呼び声〈下〉 四獣伝説 (富士見ファンタジア文庫): 五代 ゆう, 箕輪 豊: 本
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--->そもそものはじまりはいつだったのだろう。オムパロスの姫巫女を保護したときか、アンドレアという青年と出会ったときなのか。いや、この世界ができたときから決められていたのかもしれない―この身に「海獣」が宿るということは…。女海賊カラーラは、伝説の「海獣」を巡る抗争に巻き込まれ、愛船を養父を、そして故郷を失った。その代わりに得たものは、「海獣」の力と世界創成の秘密―この世界は創造主ルーハーが“最後の審判”を下すためだけに創られたものだということ―であった。〈海獣〉の力は、その“最後の審判”を阻止するために存在する…。“わたしに世界を救えというのか”その身に課せられたあまりにも大きな使命がカラーラに重くのしかかる―愛と感動に満ちた、ロマンティック海洋ファンタジー巨編、ついに完結。