システム開発のためのWBSの作り方

読書メモ


-nilog: ざっくり読了。巻末には著者が8人紹介されているけど、書籍としてクレジットされているのは1人。 「日経SYSTEMSで好評を博した連載「はじめてのWBSの作り方」「実践!WBSの作り方」をベースに、大幅に加筆・修正」 システム開発のためのWBSの作り方 | 初田 賢司 (2022-06-14)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=1536489661346230272
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-「プロジェクトに限らずビジネスで大事なのは、「(大きな問題は)分割して統治する」「先を見て時間をうまく使う」ことです。WBSは、こうした習慣を身に付けることにも有効です」
-「WBSの作成に当たっては、まずアウトプットを明確に定義することから始めます。アウトプットが明確になれば、おのずとどんな作業をWBSに盛り込めばよいのかが見えてきます」
-「一昔前までは基本設計を一くくりにしていました。その結果、基本設計が不完全なまま次の工程に進んでしまい、手戻りや品質の悪化、下流工程で仕様が膨れ上がる(スコープクリーピング)という問題を引き起こしていました」
-「成果物ベースの分解が、最終成果物の階層に従ってWBS要素を洗い出すのに対して、プロセスベースの分解は、時間軸(作業の進め方)に従ってWBS要素を洗い出します」
-「少数のメンバーが休日返上で一気に作業するのが、最も効率がよいと考える人がいます。しかし、計画段階から休日出勤をスケジュールに組み込むことは避けましょう。倫理上問題がありますし、休日出勤をすると、生産性や士気が低下します。何よりも優先すべきメンバーの心や体に悪影響を及ぼしかねません」
-「ファストトラッキングは、複数のタスクを並行化する方法です」

-4つの期間短縮方法
--残業や休日作業でカバー
--スコープの縮小 (作業の範囲を削る、機能を削る)
--ファストトラッキング (依存関係のある先の作業を前倒しして複数のタスクを並列化。やり直しのリスクあり)
--クラッシング (要員を追加)

書籍情報


-システム開発のためのWBSの作り方(日経BP Next ICT選書) | 初田 賢司 | コンピュータサイエンス | Kindleストア | Amazon
--https://www.amazon.co.jp/dp/B013DKVEDU?tag=nilabwiki-22&linkCode=osi&th=1&psc=1
-->作業計画の極意、ここに完成!
-->作業の洗い出し・スケジュール作成・工数見積もり・メンバーアサイン
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-->システム開発プロジェクトで実施する作業や成果物を分解する
-->「WBS(Work Breakdown Structure)」をテーマに、
-->その作り方から活用方法までを実践的かつ分かりやすく解説した1冊です。
-->日経SYSTEMSで好評を博した連載「はじめてのWBSの作り方」「実践!WBSの作り方」を
-->ベースに、大幅に加筆・修正しました。
-->開発現場ですぐに活用できる、工程別の作業一覧も収録。
-->これ一冊で、タスクや成果物の洗い出しをはじめ、工数見積もり、
-->スケジューリング、メンバーアサインといった、作業計画の極意を習得できます。
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--><目次>
-->【第1章】 WBSとは
-->      1-1■ WBS のメリット
-->      1-2■ 作業分割の基本
-->      1-3■ 使いやすい粒度
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-->【第2章】 計画と活用
-->      2-1■ 工数とスケジュール
-->      2-2■ メンバーアサイン
-->      2-3■ EVM
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-->【第3章】 組織的な取り組み
-->      3-1■ 効率化と標準化
-->      3-2■ 工程の構成方法
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-->【第4章】 工程別のWBS
-->      4-1■ 要件定義のWBS
-->      4-2■ 基本設計(非機能)のWBS
-->      4-3■ 基本設計(機能)のWBS
-->      4-4■詳細設計以降のWBS
-->      4-5■ パッケージ適用開発のWBS
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-->★付録★ WBSテンプレート