マンガでやさしくわかるコーチング

読書メモ


-nilog: CTIという企業が開発した「コーアクティブ・コーチング」についての解説本を読了。 「ビジネスを中心に、教育、スポーツ、さまざまな場で活用されているコミュニケーション手法・コーチング。その基本を、ストーリー仕立てのマンガと解説のダブル構成で楽しく学べる1冊です。ストーリーの主人公は、飲料メーカーに勤める山吹響子30歳。マネジャーに抜擢されたものの“自分流”のマネジメントが通用せず苦しむ日々を送る響子がコーチングと出会い、成長する様子を描きます」 マンガでやさしくわかるコーチング eBook : CTIジャパン, 重松延寿: Kindleストア (2024-01-11)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=m01&id=111737610644005307
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-コーアクティブ・コーチングとは
--「コーアクティブ」とは「協働的」という意味
--コーチングをする側(コーチ)と受ける側(クライアント)が対等なパートナーとして力をあわせる

-People are Naturally Creative Resourceful, and Whole. (略してNCRW)
--「人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である」

-体験学習
--「私達は何か意図をもって試してみて、それに対する周りの反応から自分のしたことの影響に気づいていくもの」

-できているところに意識を向ける
--「行為や結果ばかりをほめていると、無意識のうちに「次もまた同じ結果を出さなければほめてもらえない。」というプレッシャーがかかります」

-傾聴の3つのレベル
--レベル1: 内的傾聴
--レベル2: 集中的傾聴
--レベル3: 全方位的傾聴

-「日常生活では、人の話を案外聴いていないことが多いものです。これは自分の話を聴いてもらった体験を思い出すといいでしょう。自分の話を完全に聴いてもらったという体験は、日常どれぐらいあるでしょうか。実際には、相手に話の途中で言い返されたりとか、相手が何か他のことをしながら聞いているなど、完全に聴いてもらえないことのほうが多いでしょう」

-「傾聴のレベル2、3の状態でクライアントの話を聴いていると、普段見えていないクライアントの表情や声の抑揚を感じ取ることができます。その感じ取ったものを言葉にすること、また相手が話した言葉を繰り返すのも反映のスキルです」

-「コーチがクライントの表情や声のトーン、さらに感じたことを的確に言葉にして反映すると、クライアントの役に立つのです。反映によってクライアントは自分に今起きていることを把握し、自分がどんな状態になっているのか、何を話したかをはっきりと理解することができるのです」

-「言葉の語尾に「◯○のように聞こえます」、「○○のように見えます」や「嬉しそうですね」「悲しそうですね」などと「形容詞+そうですね」などの形式で言葉を使うと反映がしやすくなる」

-人に焦点をあてるとは
--「日常の会話でも、相手が自分の気持ちに焦点をあてやすくするのにとても簡単な方法があります。「あなたは」「ooさんは」と話し手を主語にして質問するのです。「そのことをooさんはどう考えているのですか?」「あなたはそれをどう思ったの?」といった要領です」

-「質問の威力とは、質問された側が条件反射的にその答えを取りにいくところにあります。たとえば、あなたが「昨晩は何を食べましたか?」と聞かれたら、おそらく「えっと……」と自動的に昨晩の食事の記憶を取りにいくでしょう。このように、質問は、された相手の意識をその問いの方向に向かせる力があるのです。そのため、その質問が相手のまだ知らない、初めて考えるようなものであればあるほど、気づきが多くなっていきます」

-コーチという存在
--「一方的にアドバイスをしたり、評価判断をしたりする代わりに、あなたの気持ちや本当の願いにひたすら耳を傾け、全力でそれが現実になるように応援してくれるパートナー、それがコーチという存在なのです」

-「私達は自分のやりたいことを夢中になってやれている時、充実感を味わいます。人はそんな日々を送ることで、「充実した人生を送りたい」というシンプルな願いを持っています」

-「どんな価値観を大事にしているのか、どうやって見極めていくのでしょう? これは、その価値観を尊重している時に、その人が「生き生きしているかどうか」です」

-人生の目的
--「人生の目的は「自分は何のために生まれてきたのか」をもう少し噛み砕いて、「自分はまわりにどんな影響を与えていきたいのか」「どんな存在でありたいのか」を表現したものです」

書籍情報


-Amazon.co.jp: マンガでやさしくわかるコーチング eBook : CTIジャパン, 重松延寿: Kindleストア
--https://www.amazon.co.jp/dp/B00SSWYQPM?tag=nilabwiki-22&linkCode=osi&th=1&psc=1
-->ビジネスを中心に、教育、スポーツ、さまざまな場で活用されているコミュニケーション手法・コーチング。
-->その基本を、ストーリー仕立てのマンガと解説のダブル構成で楽しく学べる1冊です。
-->ストーリーの主人公は、飲料メーカーに勤める山吹響子30歳。
-->マネジャーに抜擢されたものの“自分流”のマネジメントが通用せず苦しむ日々を送る響子がコーチングと出会い、成長する様子を描きます。