いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法

いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法

-Amazon.co.jp: いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法: 佐々木 正悟: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806136034/nilabwiki-22/ref=nosim/

-良書。具体例が載っているからイメージしやすい。

読書メモ


-優先度を比較する前にはじめる
--朝いちばんにやる

-所有意識
--現状を維持したい
--自分の所有物は店にあるものとはちがう
--「マグカップの売値は、つねに買値より高い」
---「500円で買ったマグカップは少なくとも1000円以上でしか売りたくない」などという心理
--愛着がある
--手放すのに苦痛がともなう
--オークションの値がつりあがっていく
---特にトークションの最後のほうではその品がほぼ自分のものになっている状態だから激しい競り合いになる

-「快楽を捨てる」「苦痛を選択する」という2つのことを同時するのはハードルが高い
--テレビを見ている状態から仕事をしようと思ったら「テレビを切る」「仕事をはじめる」という2つの行動をしなくてはいけない
--まず、「快楽を捨てる」ことだけに全神経を集中する

-起きてほしくないことに対して、人は消極的
--首都圏に大震災がくる、といっても備えをしている人はほとんどいない

-人間の不思議な心理
--低い確率のときはそれが起こることを心配して、高い確率のときはそれは起こらないと思う傾向がある

-脳は作業をパッキングしたがる
--脳はひとつのまとまった概念としてものごとを取り扱う
--実行するときは分解してから
--飲み会の幹事の例: 「飲み会の幹事をする」とひとつにパックするのではなく、「店を探す」「予約をする」「メールする」「仕切る」「乾杯する」などに分解する

-nilog: 脳は仕事をパッキングしたがる。実行するときは分解してから。 - いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法 / 佐々木正悟 (2011-09-23)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=117164336383922176
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-すぐできない人はイメージが漠然としている
--「運動をする」「ダイエットをする」「貯金をする」
--実行できるところまで分解する

-誘導タスクを設定する
--最初の一歩を踏み出すための作業
--部屋の片づけの例: 朝、部屋を出る前にかたづいていない荷物の山を玄関に置いておく。戻ってきたときに嫌でも少しは片付けることに。その勢いで部屋の片づけをはじめる。

-数にフォーカスする
--結果を気にしない
--すぐに効果は出ないので、効果にフォーカスすると挫折しやすい
--何キロやせる、ではなく、何キロ走る
--腹筋が割れるようにする、ではなく、毎日100回腹筋運動する

-「とりあえず」やらない
--「とりあえずやっている」うちは本質にたどりつかない
--絞れないから「とりあえずこれをやろう」というのはダメ。ただ動いているだけの人になってしまう。

-他人効果を狙う
--ホーソーン効果
--図書館やカフェなどで仲間と勉強。他の人に見られているという意識から動くことができる。

-承認欲求
--ひとりで何かをしていると「承認欲求不足」に陥る
--つねに承認欲求が満たされるようにしていたほうが「すぐやる人」でい続けられる

-モチベーションの根元を明らかにする
--そもそもなぜその行動をしようと思ったのかを考える
--そもそもなぜダイエットをはじめたのかなど
--より根源的なモチベーションを発見していきながら動く
--モチベーションの源泉を変更していく
--結果だけをモチベーションにすると危険。そうそう良い結果は出ないので、うまくいかない。

-スタンバイ状態をつくる
--必要なものをまとめておいておく
--運動をするのであれば、玄関にジャージとシューズを用意しておく
--勉強であれば、手に届くところに勉強道具一式を用意しておく

-完璧主義になってしまうと最初の一歩を踏み出せない
--勉強会や交流会で知り合った人に出すメールは事前にある程度作っておく

-動いていることを示さないと相手にとっては動いていないのと同じ
--見えない仕事はやっていないことと同じ
--企画書などのフィードバックをしなくてはいけないときは、ざっと読んで簡単な感想をおおむねポジティブに書いて送っておき、後でじっくり読んで考える。すぐに出せないときは正直に書く。

-タイマーをセットする
--これから行う作業にどれぐらいの時間がかかるか見積もりタイマーをセット
---他ごとをしなくなる
--見積もれない作業はタイムトライアルしてみる
---どれぐらいでできるか

-気合を入れすぎない
--大きすぎる計画を立てると実行のときに不安にかられて脳の警報が鳴る
--すぐやる人は肩の力がぬけている

-机の上をゼロにする
--仕事が終わったら資料などを机の中やキャビネットに片付ける
--どの仕事をするか決めないと何の資料を出せばいいか決められない状況にする
--仕事をするときはひとつのことしかできない
--それだけに集中したほうが効率が上がる

-パソコンのデスクトップのアイコンもゼロに近づける

-自分は元気だと脳をだます
--風邪が治らないときに運動して治す
--嫌になったら笑う

-デッドライン症候群
--締め切りがないと動けない人
---締め切りは他人が設定するもの
--デッドラインが無いと動けないというのは過度に「他人志向」的
--部屋の掃除、ダイエット、貯金、運動にはデッドラインが無い
--他人に依存したやりかた
---部屋に他人を呼ぶ -> 掃除しなければならない

-他人の力を借りずに「すぐやる」ためには、自分で設定したデッドラインでできたという経験を多く持つ
--自己実現経験
--タイマーをデッドラインを設定して行動する

-「すぐやったことで」快楽を得てきたことの多い人はすぐやる人になる
--すぐやることで、上司や親にほめられるという経験を積み重ねていくと、すぐやる人になる

-セルフイメージ
--「自分はすぐやる人だ」と決める
--名刺に「スーパーセールスマン」と書くことでセルフイメージが形成される

-音楽を聴いて「すぐやる」のは効果的
--音楽を聴くと興奮状態に入り、覚醒レベルが上がる
--覚醒レベルを上げると同時にやる作業を絞る

-お金を払ってやることには価値があるという思い込みを利用する
--お金のためだけにやるのはモチベーションが上がりにくい
---お金をもらってやることは嫌々やるものだという心理が働く

-最大の損失を先取りする
--成功への期待と失敗への恐怖(とその葛藤)
--仕事を成功させるために、取り掛かろうとするけれど、失敗を恐れて距離をとってしまう
--自分にとっての「最悪の失敗」を明らかにして、それに耐えられれば葛藤を越えられる

-やりたくない理由で最大のものを書き出す
--すぐやれない理由は何だろうと考える
--ジョギングであれば「寒いから」「疲れるから」といったこと。
---この程度のことかと思ってすぐやれる場合もあるし、対策が出てくるかも

-ことあるごとに話題にする
--意識に上らせる
--注意を向けるのは大事
--意識の中心に置いていることにこそ、人は気力を注ぐことができる
--話題にするのはリアルな会話だけでなく、TwitterやSNSでも

-なぜ「すぐやれないのか」分析する
--やる作業が多すぎる。選択できていない。まずひとつに絞る
--決定できていない。本当にすれをする気があるのか?
--準備できていない

-すぐやるためのサイクル
--選ぶ -> 決める -> 準備する -> 実行する

-「すぐやらねばいけない!」という強迫観念に縛られやすい性格の人を「タイプA」と心理学ではいう
--心臓病になる確率が高いといわれている
--強い他人志向の結果、つねに時間切迫感のある状態が続く
--つねに「仕事がたまっている」という感覚の中で生きている
--他人から見ると生き急いでいるように見える
--「8月31日に宿題を一気にやるというようなことをこどものころから繰り返すうちに、多くの人はデッドライン症候群になっていきます」

-締め切りギリギリで片付ければ爽快感がある

-つねに「すぐやる人」であらねばならない、という強迫観念に縛られなくてもいい

書籍情報


-Amazon.co.jp: いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法: 佐々木 正悟: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4806136034/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->目次
--->方法01 未来の自分に期待しない 018
--->方法02 朝一でやる 022
--->方法03 現状を手放す 026
--->方法04 快楽を捨てる 030
--->方法05 危機感を持つ 032
--->方法06 先読みする 036
--->方法07 「パッキング」に気をつける 040
--->方法08 分解する 044
--->方法09 大きすぎる夢を抱かない 046
--->方法10 夢を紙に書いて満足しない 050
--->方法11 「誘導タスク」を設定する 054
--->方法12 ものをため込まない 056
--->方法13 結果を気にしない 060
--->方法14 リスクを減らす 064
--->方法15 「とりあえず」やらない 068
--->方法16 タスクリストの構造化をする 072
--->方法17 「現状維持バイアス」を外す 074
--->方法18 宣言する 078
--->方法19 「他人効果」を使う 080
--->方法20 「そもそも」を考える 084
--->方法21 白紙状態から始めない 090
--->方法22 まず「準備」をする 094
--->方法23 「スタンバイ状態」をつくる 098
--->方法24 カンペキ主義をやめる 100
--->方法25 感情を介さない 102
--->方法26 いまの状況を正直に伝える 104
--->方法27 タイマーをセットする 106
--->方法28 気持ちに余裕を持つ 108
--->方法29 気合いを入れすぎない 112
--->方法30 「選好逆転」に気をつける 116
--->方法31 やりたいことを増やさない 122
--->方法32 ひとつに絞る 126
--->方法33 決める覚悟をする 128
--->方法34 机の上をゼロにする 130
--->方法35 すぐ終わることも多いと心得る 134
--->方法36 まず胸をはる 136
--->方法37 ちょうどいい作業量を探る 140
--->方法38 一気にやる快感に気をつける 142
--->方法39 締め切りがなくても動ける方法を探す 146
--->方法40 言い訳しない 148
--->方法41 フィードバックをもらう 152
--->方法42 「自分はすぐやる人だ」と決める 154
--->方法43 音楽を聴く 156
--->方法44 「楽しい」と思い込む 158
--->方法45 短時間でやろうとしない 160
--->方法46 最大の損失を先取りする 162
--->方法47 ことあるごとに話題にする 164
--->方法48 なぜ「すぐやれない」のか分析する 166
--->方法49 見通しをつける 170
--->方法50 習慣にする 172

-Amazon.co.jp: いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法<いつも先送りするあなたがすぐやる人になる50の方法> (中経出版) 電子書籍: 佐々木 正悟: Kindleストア
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