はじめての設計をやり抜くための本 第2版 概念モデリングからアプリケーション、データベース、アーキテクチャ設計、アジャイル開発まで

読書メモ


-理想主義者
--「理想主義者は、新しい技術に対して楽観的であり、新しい技術が登場すると誰よりも早く受け入れます。その姿勢は無邪気であり、新しい技術を無条件に取り入れます。理想主義者は、得てして子供のような純粋無垢な人柄です。」
--「理想主義者の中には、得てして新しいものを無条件に受け入れる姿勢が盲目的になってしまう人がいます。知見は多く広いようでいて、本質的なものを見ていないために、単なるマニュアル人間になることがあります。さらに、教科書どおりに行うことに固執するので、自分の考えがなくなってしまいます。これでは、単なるフリークでしかありません。このようなタイプは「技術オタク」と呼ばれたりもします。理想主義者は、新しいものを受け入れる姿勢や、素早く実行に移す姿勢を美徳だと思うので、それを自分のものにする独創性があればギーク(Geek)と呼ばれるようなスーパーエンジニアになることができます。」

-現実主義者
--「現実主義者は、新しい技術に対して懐疑的です。新しい技術が登場しても、まずは情報を集め、周りの評判を聞いてから使い始めます。新しい技術を受け入れるのには慎重です。現実主義者は大人であり、思慮深い人柄です。」
--「現実主義者の中には、その慎重さを自己の保身のために使う人がいます。ひどい場合には、慎重を通り越して因循にすら見えます。特に経験豊富なエンジニアに多く、彼らは社会的な地位も高く、時に若い人の新しい芽を摘んでしまうこともあります。現実に即して技術を応用する姿勢は美徳なのですが、新しいものや新しい考えを受け入れる寛容さが必要です。寛容さによって長期的な視点で冷静に技術動向を見ることができますし、現場にいても現実に即して技術を応用できるでしょう。」

書籍情報


-はじめての設計をやり抜くための本 第2版 概念モデリングからアプリケーション、データベース、アーキテクチャ設計、アジャイル開発まで | 吉原 庄三郎 |本 | 通販 | Amazon
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-->システムをゼロから作り上げる設計ノウハウを身につけよう!
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-->システム開発における設計の解説書が14年ぶりにリニューアル。
-->エンジニアがシステムの設計を「はじめてやり抜く」ために必要な基本知識を紹介します。
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-->プログラミングの仕事をひと通りマスターし、
-->その前工程である「設計」に挑戦しようとするエンジニアには、
-->いくつかの乗り越えなければならない壁が立ちはだかります。
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-->〇アプリケーション設計をどうするのか
-->〇データベース設計をどうするのか
-->〇画面・帳票設計をどうするのか
-->〇外部システムとの接続方式をどうするのか
-->〇アーキテクチャ設計をどうするのか
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-->本書では、こうした課題の事例を示しながら、
-->システムをゼロから作り上げるための
-->実践的・普遍的なノウハウを解説しています。
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-->改訂にあたって、取り上げる開発手法やツールもアップデート。
-->アジャイルやマイクロサービスに関する説明も新たに追加しました。
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-->将来に向けたステップアップや、開発リーダーとしての活躍を目指す
-->若手エンジニアの方にぜひ手に取っていただきたい1冊です。
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-->〈目次〉
-->●導入編
-->第1章 はじめての設計をやり抜くために
-->●設計編
-->第2章 設計の目的
-->第3章 外部設計の手法
-->第4章 内部設計の手法
-->●アーキテクチャ編
-->第5章 アーキテクチャの目的
-->第6章 アーキテクチャ設計のアプローチ
-->第7章 本当に設計は必要か