自殺って言えなかった。

自殺って言えなかった。

-Amazon.co.jp: 自殺って言えなかった。 (サンマーク文庫): 自死遺児編集委員会あしなが育英会: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763184105/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->「天声人語」「編集手帳」をはじめ、「おはよう日本」「ニュース10」(NHK)など多くのメディアで紹介され、反響続々!自殺で親を失った遺児たちが初めて胸の内をつづった衝撃の手記集。

-e-hon 全国書店ネットワーク
--http://www1.e-hon.ne.jp/content/iji.html
--->自殺って言えなかった。
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--->「もう逃げない。堂々と生きていきたい!」
--->自殺で親を失った子どもたちが胸の内をつづる、初めての手記集。
--->自死遺児たちの願いや祈りがぎっしりと詰まった本が、長い生みの苦しみを経て生まれました。
--->※全国紙など、マスコミで次々に紹介されています。
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--->『自殺って言えなかった。』は遺児自身によるタブー挑戦の書
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---> 自死遺児文集『自殺って言えなかった。』も長い生みの苦しみを経て、ようやく世に出る。
---> 八八年、スタートしたあしなが育英会の前身「災害遺児の会」では、「自殺」という呼びかけはしづらいので、一種の災害遺児としてすでに採用していた。「自殺」は、当時の私たちにもタブーだった。
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---> 二〇〇〇年二月、自死遺児大学一年生の斉藤勇輝の呼びかけで、全国から大学生・専門学校生十一人で初の自死遺児ミーティングが開かれた。他の死因の遺児が聞いていないからか、彼らは死別後の出来事やつらい苦しい悩みを思いのたけ吐き出した。あしながの交通遺児OBの職員三人にとっても、かつて体験したことも聞いたこともない重い、つらい自分史だった。
---> 同年四月、彼ら自死遺児が三十六ページの文集『自殺って言えない』を発刊するや、爆発的反響となった。新聞、テレビの取材が相次ぐ。読後感想の手紙と電話が絶えなかった。家族や周辺に自死体験をもつ方々や自身自殺未遂された方々の遺児への励ましや、かえって自分が励まされたとか、自死のもつ特異な深刻さを示していた。
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---> 反響が反響を呼び、自死遺児学生らに小泉純一郎首相への陳情の機会が生まれた。発言に責任を持ち、訴求力を強めるために、実名と顔を公表することを、彼らは連日話し合い、悩み、ついに決断する。〇一年十二月三日、首相に陳情する官邸での彼らの顔は晴れやかで、声は力強かった。テレビ映像にモザイクはかかっていなかった。首相官邸から育英会事務所に帰って記者会見。小林秀行が「単行本を出したい」と宣言。小冊子を出してからのキャンペーンがすすみ学生たちの変化していく心を書き、今も苦しむ遺児や母に希望の火をともす本にしたい、と。
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---> それから編集メンバーのミーティング、遺児家庭訪問、みずからの二年前の作文からの変化を加えての書き直し−−−言葉にするとこれだけだが、ここまでくる過程での、苦悩、葛藤は想像を超えるものであったにちがいない。こうして本書『自殺って言えなかった。』は生まれた。
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--->〜本書「あとがきにかえて」より
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--->CONTENTS ※本書の主な目次をご紹介します。
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--->【学生たちの体験】ずっと、生きていてほしかった。
--->・ぼくは父のサインを受けとめられなかった−−−ナオユキ 20歳(大学2年生)
--->・父の死があったからこそ今の自分がいる−−−ケンジ 22歳(大学4年生)
--->・父のためにも精いっぱい生きていきたい−−−松村千晶 21歳(大学3年生)
--->・もう怖くない−−−斉藤勇輝 21歳(大学4年生)
--->・家族のことを思うなら、生きていてほしい−−−ノブ 19歳(大学2年生)
--->・自殺の問題から逃げないで生きていきたい−−−ケイコ 20歳(専門学校2年生)
--->・お父さんの自殺を自分のせいだと思っていた−−−井上英喜 19歳(大学2年生)
--->・父の思いを受けて−−−高木美和 23歳
--->・声を出せないでいる遺児や遺族のために−−−山口和浩 21歳(大学4年生)
--->・どうしたら父は死ななかったのだろう−−−藤田優子 19歳(専門学校2年生)
--->・堂々と生きていきたい−−−小林秀行 23歳(大学4年生)
--->・私が学生としてできることを−−−ツバサ 21歳(大学4年生)
--->・父の死から9年がたった今−−−久保井康典 21歳(大学4年生)
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--->【妻と子どもの思い】いつまでも、忘れられない。
--->・お父さんへ−−−ショウ 10歳(小学校4年生)
--->・もし、父が生きていたら−−−ヨシアキ 14歳(中学2年生)
--->・この一年の思い−−−トオル 15歳(中学3年生)
--->・今まで言えなかったこと−−−ツグミ 16歳(高校1年生)
--->・父の死について−−−アキコ 18歳(高校3年生)
--->・まだ子どもには話せません−−−マリコ 48歳
--->・許される日を待ちながら−−−トモコ 45歳
--->・幸せに暮らすことが供養になると思います−−−エリ 46歳
--->・とにかく事後処理が大変でした−−−エイコ 48歳
--->・「心」を大事に生きていく−−−ユミコ 37歳
--->・親として子どもに引け目を感じてしまう−−−アカリ 41歳