[図解]なぜ超一流の人は打たれ強いのか レジリエンス―折れない心の育て方

読書メモ


-nilog: 『[図解]なぜ超一流の人は打たれ強いのか レジリエンス―折れない心の育て方』を読了。 「失敗しても大丈夫!「不安」や「怒り」が「やる気」に変わる!新しいストレス・マネジメント手法として有名企業も注目!あなたの隠された「強み」を活かせ!レジリエンスを鍛える7つの技術」 「仕事で失敗してしまった。残業続きでクタクタになっている。上司との人間関係が悪い。客先からクレームをつけられた。仕事をしていると、誰しもこういう状況に追い込まれることがあります。そして、こうしたときに、その状況に呑まれてしまって力が発揮できない人と、その状況を乗り越えて新しいステージに登れる人にわかれます」「打たれ強い人はレジリエンスを身につけているのです」「本書では、個人が折れない心をどう育てていけばよいかを、さまざまなアプローチからお教えします」 [図解]なぜ超一流の人は打たれ強いのか レジリエンス―折れない心の育て方 | 久世 浩司 (2024-01-20)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=m01&id=111788806848358921
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-レジリエンス
--失敗やストレスを克服し、変化に適応できる精神力

-レジリエンスはポジティブ・シンキングとは違う
--ネガティブ感情に支配されないようにする
--現実を直視する
--物事を柔軟にとらえる
--合理的な思考を持つ

-レジリエンスが高い人の特徴
--回復力: 困難に直面してもすぐに元の状態に戻れるしなかやかな心を持っている
--緩衝力: ストレスや予想外のショックなどに耐えられる弾力性のある精神を持っている
--適応力: 予期せぬ変化を受け入れて合理的に対応する力を持っている

-難しいことに挑む
--難しいことに挑む → 高い目標を乗り越える → 達成感・充実感・幸福感
--難しいことに挑み疲れも感じず時間が立つのを忘れてしまう恍惚感ともいえる体験。高い目標を乗り越えたときの達成感
--失敗してもいい。大切なのは失敗から速やかに立ち直れるレジリエンスを持つこと

-行動回避の癖がある人は幸せになれない
--自分の安全な心理領域に引きこもる内向きの働きかたをしがちだと、充実感や幸福感を体験することが少なくなる

-失敗したときの対処法
--3種類の失敗に分類する: 予防できたか? 避けられたか? 知的な失敗か?
--不必要に自責の念を持たない: 予防できる失敗は反省する。避けられない失敗と知的な失敗では罪悪感は不要
--失敗の種類に応じて適切な対応を取り、積極的に学習する
---予防できる失敗(不注意や不勉強が原因) → 大きな失敗にならないよう学ぶ。予防できる失敗を最小化するための仕組みを作る
---避けれられない失敗(自分のコントロールの及ばないところや複雑なプロセスなど) → 責任を過剰に感じる必要は無い。プロセスや手順を見直す
---知的な失敗(実験的な領域など) → 経験を次に活かす

-レジリエンスを高める3つのステップ
--底打ち → 立ち直り → 教訓化

-3つのステップと7つの技術
--底打ち
---ネガティブ感情の悪循環から抜け出す技術
---役に立たない「思い込み」を手なずける技術
--立ち直り
---自己効力感を身につける技術
---自分の強みを活用する技術
---ソーシャル・サポートをもつ技術
---感謝のポジティブ感情を高める技術
--教訓化
---痛い経験から意味を学ぶ技術

-ネガティブ感情の悪循環から抜け出す技術
--ネガティブ感情が生まれたら、まず認知し、気晴らしの方法をとる
--感情のラベリングで感情を見える化する。感情を表現するボキャブラリーを増やす。「焦り」「不安」「失望」「恐れ」「罪悪感」「心配」など。複雑化したネガティブ感情を個別具体化。SEL(Social and Emotional Learning: 社会感情教育)
--ストレスはその日のうちに気晴らしする。運動系、音楽系、呼吸系、筆記系の気晴らしによって気持ちを切り替える
---運動系: 有酸素運動
---音楽系: 好きな音楽に没頭するとドーパミンが分見つされて脳にポジティブな影響。激しい音楽は怒りホルモンのアドレナリンが分泌されて攻撃的な気分になることもあるので注意
---呼吸系: 呼吸を整える。ゆっくりとした呼吸。ヨガや座禅。マインドフルネス呼吸法。感情をクールダウンさせる
---筆記系: 日記や手紙など感情や考えを文字にして頭の外に出してクールダウン

-役に立たない「思い込み」を手なずける技術
--自分の思い込みを知り、効果的に対処して、ネガティブ感情をコントロールする
--イローナ・ボニウェル博士の「思いこみ犬」7種: 正義犬、批判犬、負け犬、謝り犬、心配犬、あきらめ犬、無関心犬
--思いこみをアンラーニング(学習棄却)する

-自己効力感を身につける技術
--困難な課題や挑戦に直面しても「自分ならできる」と信じる力を身につける
--自己効力感を養う4つの方法
---目標を達成するための実体験を繰り返し、小さな成功を積み重ねる
---ロールモデルに見習う。スキルや能力を持っている人をお手本に成功の代理体験。ロールモデルの人に質問して考え方を聞く、話ぶりから話し方を学ぶ、観察する。
---家族や友人から励ましや祝福をもらうと自信が湧く
---新しい洋服やアクセサリーを身につけるなどしてムードを変える高揚感を生み出す

-自分の強みを活用する技術
--自分の強みを把握し、逆境や新しいチャレンジの場面で活用する
--強みコーチングを受ける
---自分にとって最も大きな達成・成功は何か?
---自分の最も好きなところは何か?
---何をしているときに最も楽しく感じるか?
---どんなときに自分らしいと感じるか?
---自分がベストの状態はどんなときか?
--レジリエンスが高い人が持つ強み「楽観力」「熱意」「利他性」「自信」「勇気」
--自分を特徴づける強みを自己認識する → 強みを仕事で活かす習慣をもつ → 自尊心が高まる

-ソーシャル・サポート(社会的支援)をもつ技術
--支えてくれる家族、友人、同僚を、困難を乗り越える力としてとらえる
--どんなサポートが必要なのかによって助けを請うべき人が違う
--自分にとっての「サポーター」を最低5人リストアップする
---自分にとって大切な人
---過去に大変だったときに親身に相談に乗ってくれた人
---叱咤激励してくれた人
--サポーターとは日頃からギブ&ていくの関係をつくっておく

-感謝のポジティブ感情を高める技術
--感謝の気持ちを豊かにして、ストレスに負けない強い心を手に入れる
--感謝日記を書く: 1日の終わりに感謝したことを思い出し、日記形式で書き出す
--その日起こったことを振り返り「ありがたい」「運が良かった」と感じることを3つ箇条書きする。なぜうまくいったのかについても考えてみる
--過去にお世話になったり、助けられたりしたけれど、感謝の気持ちを伝えきれなかった人に手紙を書く。手紙は相手に渡さなくても良い

-痛い経験から意味を学ぶ技術
--過去の逆境体験と向き合い、どう乗り越えたのか自省することで次の困難に備える

-折れない心をつくる7つの習慣
--気持ちをクールダウンさせる。マインドフルネス呼吸法 (頻度: ストレスを感じるたびに)
--感情のラベリングをする。 (頻度: ストレスを感じるたびに)
--ストレスはその日に気晴らしする (頻度: 毎日)
--お手本を見出す。人の体験をロールモデルとして学ぶ (頻度: 年に数回)
--ストロング・ユースする。自分の強みを仕事に活かす習慣をつける (頻度: 年に数回)
--サポーターに感謝する (頻度: 年に数回)
--ときおり半生を振り返る (頻度: 年1回)

-自己認識力を高める
--半生を振り返る: うまくいったことや失意や苦労を落ち着いた心で俯瞰し、自分の本質を理解して、内面にある自分らしさに気づく
--逆境グラフを描く: 自分の人生やキャリアのどん底の地点から、どのように立ち直ったか、上向きのベクトルでの体験を思い出す。大切なのは事実ではなく、自分がそれにどのような意味づけをしたのか。内省によって新たな意味が見つかったら意味づけを書き換える

-楽観力を鍛える: 失敗したときの説明スタイルを変える
--原因の分析: 原因を自分だけにあると考えず環境などにもあると考える
--将来の予測(期間): 悪い出来事は一時的なもので、理由なく続かないと考える
--将来の予測(範囲): 問題は固有のものでごかに広がると考えないと限定解釈する

-5つの要素を育てる
--自己肯定感: 新しいことにチャレンジする場面で「自分は負けない」と感じる心の強さ
--感情調節: トラブルに動揺せず、感情をコントロールして辛抱強く前に進むこと
--自己効力感: 「自分ならやればできる」と信じ、目標に向かって頑張ることのできる力
--楽観性: 失敗したときにも「次はできるだろう」と将来に対して明るい願望をもつこと
--関係性: 周囲の人々と良好な関係を築き、困ったときに心の支えになる家族や友人をもつこと

-子どものレジリエンスを高める
--褒める: 頑張った「過程」「行動」を褒める
--励ます: くじけそうなとき励まされると「自己効力感」が育つ
--楽観性: 親自身が前向きで楽観的な発言・行動を心がける

書籍情報


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-->仕事で失敗してしまった。残業続きでクタクタになっている。上司との人間関係が悪い。客先からクレームをつけられた。仕事をしていると、誰しもこういう状況に追い込まれることがあります。そして、こうしたときに、その状況に呑まれてしまって力が発揮できない人と、その状況を乗り越えて新しいステージに登れる人にわかれます。後者の人のことを私たちは「打たれ強い人」と呼んだりします。この「打たれ強い人」とそうでない人の違いはなんでしょうか? それが本書で述べる「レジリエンス」です。打たれ強い人はレジリエンスを身につけているのです。「レジリエンス」は有名企業も注目し、テレビの情報番組で取上げられた話題の新しいストレスマネジメント手法。本書では、個人が折れない心をどう育てていけばよいかを、さまざまなアプローチからお教えします。ビジネスパーソンから学生、主婦の方まで必読の一冊。
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-->商品の説明
-->内容(「BOOK」データベースより)
-->失敗しても大丈夫!「不安」や「怒り」が「やる気」に変わる!新しいストレス・マネジメント手法として有名企業も注目!あなたの隠された「強み」を活かせ!レジリエンスを鍛える7つの技術。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。