「一体感」が会社を潰す 異質と一流を排除する<子ども病>の正体

「一体感」が会社を潰す 異質と一流を排除する<子ども病>の正体

-Amazon.co.jp: 「一体感」が会社を潰す 異質と一流を排除する<子ども病>の正体 (PHPビジネス新書): 秋山 進: 本
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--->ボート競技の「エイト」をご存じだろうか?
--->コックスと呼ばれる舵手1人だけが前を向き、あとの8人の漕手は後ろ向き。
--->全員が同じリズムで、同じ力で漕いではじめてスピードが上がり、勝利へと近づける。
--->漕手に、飛び抜けた力量を持つ者は、要らない。
--->
--->戦後、これに類似した組織形態をとり、成長してきたのが日本企業だ。
--->一体感を高め、仲間意識を醸成し、
--->皆で一所懸命、同じ目標に向かって力を合わせてきた。
--->バブル崩壊までは、それが勝利の方程式だったのだ。
--->
--->しかしいつの間にか、大人の仕事場であるはずの会社において、
--->社員たちは、子どもの仲良しグループのように馴れ合い、一流の人材を排除しはじめた。
--->それどころか、個人の成長さえ妨げられ、未熟な大人たちが跋扈している。
--->まさに組織と人が〈子ども病〉に罹患してしまったのである。
--->
--->しかも、この病気の〈症状〉は、先輩たちが必死に築き上げてきた
--->次のようなところにこそ表れる。
--->
--->●強い仲間意識
--->●愛社精神
--->●忠誠心の強い部下
--->●あうんの呼吸
--->●明確な指揮命令系統
--->●厳格なルールとマニュアル
--->●スムーズな会議
--->
--->はたして日本企業は、これらの“美徳"を手放すことができるのか?
--->
--->本書は、25年以上にわたり、30社以上の組織に
--->経営改革のための助言をしてきた組織コンサルタントが、
--->社会経済の変化とキャリアパスに潜む問題から、この重篤な病気を喝破する。
--->そして、大人の組織が備えるべき3つの条件と、
--->個人が一流の仕事人になるための10の戦略を説く。
--->
--->実は、意識の高い経営者や人事担当者は、うすうすこの病気に気づいている。
--->しかし、対症療法しか行われない。なぜなら彼らにとって、
--->部下や社員は未熟な子どものままの方が、都合がいいからだ。
--->
--->一見して、温かく居心地のよい職場で働く人こそ、危ない。
---><感染>を恐れる優秀な人材の逃亡は、もう始まっているのだ。
--->幼稚な組織と心中しないために、一刻も早く読むべき一冊。
--->
---><本書の構成>
--->第1章 「個人がコドモ?」の組織
--->・「空気」に支配されている人たちの組織
--->・仲間としか仕事をしない人たちの組織 ほか
--->第2章 「組織文化がコドモ?」の組織
--->・必要以上に摩擦を回避する組織
--->・例外対応ができない組織 ほか
--->第3章 「マネジメントがコドモ?」の組織
--->・実現不可能な目標が設定される組織
--->・一流が排除される組織 ほか
--->第4章 コドモの組織から大人の組織へ
--->・サッカー日本代表にみる大人への階段
--->・オジサン、オバサンだらけのニッポン ほか
--->第5章 コドモの組織で大人になる戦略
--->・一流の仕事人の日常
--->・「ラビットであれ」 ほか
--->終 章 グローバル化と大人の組織
--->・東京オリンピックがウチを開く ほか