佐藤可士和の超整理術

佐藤可士和の超整理術

書籍情報


-Amazon.co.jp: 佐藤可士和の超整理術: 佐藤 可士和: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532165946/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->ヒットデザインは整理から生まれる!SMAPから携帯電話まで斬新なデザインとアイデアで話題を呼ぶ佐藤可士和自らがアイデアの源泉を語る!
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--->アイデアとは、無理やりひねり出すのではない。対象を整理し、相手から見つけ出すものだ。
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--->今日、企業から公共・教育機関まで多方面で注目を集めているアートディレクター、佐藤可士和氏。SMAP、携帯電話、ユニクロ……著者の手がけたヒットデザインやアイデアは、思いつきではなく、状況を把握し、整理することによって導き出されたもの。本書で語られる整理術とは、生活の知恵としての整理だけではなく、困難や課題に直面した際に活用できる問題解決のためのテクニックである。
--->本書では整理術を身に付ける手順として3つのレベル、「空間の整理」「情報の整理」「思考の整理」を設定。NTTドコモの携帯電話「N702iD」、ユニクロのTシャツブランド「UT」など、多くの事例を交えながら各整理術のキーコンセプトを解説。画期的なアイデアは、無理やりひねり出すのではなく、現状を整理するところからはじまる。アイデアは必ず目の前にある。さまざまな課題に直面したとき、解決の糸口を見つけ出すための可士和流仕事術を初公開。

読書メモ


-nilog: これは良書。問題解決、カバン整理、デスク周りの最適環境、視点導入、無意識を意識化。 (2010-08-14)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=21150242209
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-「クライアントから問診のごとくヒアリングを重ね、相手の抱える課題や伝えたいことをきちんと整理することで、表現すべきかたちが必然的に見えてきたのです」

-「整理することでいちばん大切なものを見つけ、磨き上げてデザインする」

-「大切なのは自己表現じゃなく、どう人々に伝えるか――つまりデザインやビジュアルの力を使って、本当に伝えたいことを相手に届けることではじめて、広告は機能するのだと自覚したのです」

-「広告はコミュニケーションデザインを行う仕事」

-状況把握 -> 視点導入 -> 課題設定

-状況把握: 現状に関する情報を得る

-視点導入: 情報に、ある視点を持ち込んで並び替え、問題の本質を突き止める

-課題設定: 問題解決のために、クリアすべき課題を設定する

-該当のビジネスに直接関係のない身近な人に対してテーマに沿ったヒアリング
--数の多さではなくいかにリアリティを引き出せるかがポイント
---単に好きか嫌いかだけではなく、すごく好きなのか、まあまあなのか、大嫌いなのか。微妙なニュアンスをどれだけ汲み取れるかが大切

-カバンのスリム化
--毎日、帰ったらバッグの中身を全部出して翌日の持ち物を見直す
--迷ったら機能の似ているものを比較して減らす。ケータイのカメラvsデジカメとか。

-モノの定位置を決めると把握しやすくなる

-期限を決めてそのときまでに使わなかったら捨てる

-例外的なフリースペース
--その場ではすぐに分類できないものを避難させておく

-名刺整理
--プロジェクトごとの分類
--「自分の仕事にとって、どういう整理方法がベストなのか?」と考える

-他人事を自分事にできると、リアリティが生まれる