稲盛和夫の実学

稲盛和夫の実学

-Amazon.co.jp: 稲盛和夫の実学―経営と会計: 稲盛 和夫: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532190061/nilabwiki-22/ref=nosim/

-アメーバ経営
-一対一の対応
-ダブルチェック

-「京セラにおいては法定耐用年数によらず、設備の物理的、経済的寿命から判断して「自主耐用年数」を定めて償却を行うようにした」
-「いわゆる税金を払って償却する有税償却」

-「歩積みをするのは常識であって、それをおかしいなどというのは非常識きわまりないと笑われて相手にもされなかった」
-「歩積みや両建てという慣行は、銀行の実質収入を上げるための方便にすぎないと批判され、廃止された」
-「いくら常識とだといっても、道理から見ておかしいと思ったことは、必ず最後にはおかしいと世間でも認められるようになる」

-「1990年代初頭のバブル崩壊までに、幾度がバブルが膨らんではじけている。一度火傷をしても、過ぎてしまうとたちまちにその痛さを忘れ、同じことを繰り返しているのはなぜだろうか。株や土地が上がり続けるとはとうてい思えないのに、自分だけは損をしないと信じ込んでしまう。世の中の動きにあおり立てられると、それに逆らって自分の意志を貫くということは難しいことなのかもしれない」

-「子供のときの経験から私は、まとめて買えば安くあがったように思うけれども、実はそうではないということを学んだ。人間というのは面白いもので、「五升買えば安くします」と言われれば、ついつい買ってしまって余分に使ってみたり、乱暴に扱ってこぼしてしまったりするものなのである。しかし今使う分しかなければ、それを大事に使うようになる。だから、今一升要るなら、一升しか買ってはならない」

----
書籍情報

-Amazon.co.jp: 稲盛和夫の実学―経営と会計: 稲盛 和夫: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532147050/nilabwiki-22/ref=nosim
--->Amazon.co.jp
--->本の帯に「会計がわからんで経営ができるか!」と印刷されている。
--->会計というとつい「勘定が合えばそれで良い」「会計は専門に勉強した特定の者にしか理解できない」という感覚にとらわれてしまう。特に経営者は「利益追求=売上追求」と考えてしまい、会計をおざなりにしてしまいがちなのではないだろうか。そこを著者は自身の経験からなる「経営学」と「会計学」を結びつけてわかりやすく説明している。
--->経営に役立つ会計とはどうあるべきか。事業を安定軌道に乗せようと思うのなら、数字に明るく、しかも「安定性」を持続する会計でなくてはならない。安定は、「儲け」のなかから出てくるということも覚えておく必要がある。「儲け」るためにはどうすればいいのか。
--->その答えを導き出した著者が「なぜ」という言葉に徹底的にこだわり、追求する人だということが、この本を読み進めていくうちによくわかってくる。「簿外処理は一切許さない」「ディスクロージャーを徹底する」という一見当たり前の議論ながら、そこはさすがカリスマ性に富んだ著者。具体例を交えての論述には説得力がある。
--->「経営のための経理である」という「実学」は、経理を専門に勉強してきた人にとっては「目から鱗」の思いをするだろう。会計学とは経営哲学と完全に合致する理原則であることをあらためて認識させられる。(大高真子)
--->
--->内容(「BOOK」データベースより)
--->「虚業と虚学」がもてはやされたバブル時代のしっぺ返しを受け、塗炭の苦しみにあえぐ日本を立て直すには、実学こそが求められる。ゼロから経営を学んでいく過程で、会計は「現代経営の中枢」であることを体得した著者が、その実学の真髄を説き明かす。
--->
--->内容(「MARC」データベースより)
--->キャッシュベース、一対一対応の原則、筋肉質経営など、フェアで公正な経営のモラルと会計のあり方を根本に据えた今こそ求められる「経営のための会計学」を、実学で体得した著者が説き明かす。
--->
--->著者について
--->稲盛和夫 (いなもり・かずお)
--->京セラ名誉会長、ディーディアイ名誉会長(97年より)、京都商工会議所会頭。
--->1932年生まれ。鹿児島大学工学部卒業。 59年京都セラミック(株)を設立、66年社長、85年会長。 84年第二電電、87年セルラー電話会社を設立し、それぞれ会長に就任。
--->著書は『成功への情熱』『人生と経営』など多数。

-稲盛和夫の実学 - 稲盛和夫|日本経済新聞出版社
--http://www.nikkeibook.com/book_detail/19006/
--->目次
--->
--->まえがき  今こそ求められる「経営のための会計学」
--->
--->文庫版の発刊にあたって
--->
--->序章 私の会計学の思想
--->  1 私の会計学はどのようにして生まれたか
--->  2 私の会計学の基本的な考え方〈本質追究の原則)
--->  3 私の会計学と経営
--->
--->第一部 経営のための会計学―実践的基本原則
--->
--->第一章  キャッシュベースで経営する(キャッシュベース経営の原則)
--->  1 儲かったお金はどうなっているか
--->  2 資産か、費用か   「バナナの叩き売り」でその違いを見る
--->  3 土俵の真ん中で相撲をとる
--->  4 勘定合って銭足らず
--->
--->第二章 一対一の対応を貫く(一対一対応の原則)
--->  1 モノ・お金の動きと伝票の対応は
--->  2 アメリカでの経験   売上と仕入れの対応
--->  3 米国現地法人の会計監査
--->  4 売掛金・買掛金の消し込み
--->  5 「一対一の対応」とモラル
--->
--->第三章 筋肉質の経営に徹する(筋肉質経営の原則)
--->  1 中古品で我慢する
--->  2 健全会計に徹する   「セラミック石ころ論」
--->  3 「固定費」の増加を警戒する
--->  4 投機は行わない   額に汗した利益が貴い
--->  5 予算制度は合理的か   「当座買い」の精神
--->
--->第四章 完璧主義を貫く(完璧主義の原則)
--->  1 マクロとミクロ
--->  2 100%達成でなければ
--->  3 厳しいチェックでパーフェクトをめざす
--->
--->第五章 ダブルチェックによって会社と人を守る(ダブルチェックの原則)
--->  1 人に罪をつくらせない
--->  2 ダブルチェックシステムの具体的なあり方
--->
--->第六章 採算の向上を支える(採算向上の原則)
--->  1 時間当り採算制度とは
--->  2 付加価値を追求するアメーバ経営
--->  3 時間当り採算と会計との関連
--->  4 管理会計報告としての時間当り採算制度
--->  5 売価還元原価法による経営
--->  6 アメーバ経営と売価還元原価法における原価の考え方
--->  7 時間当り採算制度は魂を入れないと生きない
--->
--->第七章 透明な経営を行う(ガラス張り経営の原則)
--->  1 公明正大な経理
--->  2 社内に対するコミュニケーション
--->  3 フェアなディスクロージャー
--->  4 経営のモラルと会計のあり方
--->  5 公正さを保証するための一対一対応の原則
--->  6 資本主義経済における会計の役割
--->
--->第二部 経営のための会計学の実践―盛和塾での経営問答から
--->
--->  【経営問答1】先行投資の考え方について
--->  【経営問答2】大手との提携による資金調達について
--->  【経営問答3】拡大による借入金の増加について
--->  【経営問答4】経営目標の決め方について
--->  【経営問答5】「原価管理」の問題点
--->
--->  おわりに