ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する

ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する

読書メモ


-Amazon.co.jp: ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する: スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー, 望月 衛: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492313656/nilabwiki-22/ref=nosim/

-Amazon.co.jp: Freakonomics: A Rogue Economist Explores the Hidden Side of Everything (P.S.): Steven D. Levitt, Stephen J. Dubner: 洋書
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0060731338/nilabwiki-22/ref=nosim/
---原書

-犯罪学者ジェイムズ・アラン・フォックスがティーンエイジャーによる殺人が急増すると1995年に予測
--実際には減少していった
---中絶合法化が原因という著者の説
---ジェイン・ロー中絶合法化集団訴訟
--家庭環境の悪い子どもは犯罪に走る可能性が高い
---貧しい未婚の未成年女性の子ども
---中絶が禁止されていた時代に生まれた子ども

-人間はインセンティブ(誘因)で動く
--専門家のインセンティブ
---専門家は立場を悪用している
---自分の情報優位性を自分の目的のために利用する

-選挙中にお金をたくさん使ったほうの候補者が普通は勝つ
--当選した原因はお金なのか?
--2つの物事が相関しているからといって、一方が他方の原因とは限らない
---犯罪が多い都市には警官が多い傾向がある。警官が多いから犯罪が多い?

-シカゴ教育委員会(CPS)が1996年に一発勝負のテストを導入
--生徒の点が低い学校・教師を処分
---生徒だけでなく、教師もインチキをするインセンティブが強まる
---生徒の点を水増しする教師
--インチキ検出アルゴリズム
---インチキ教師を見つけ出す
---良い教師も見つけ出す
---再テストを実施して、インチキ教師をあぶり出した (CPS教育長、アーレ・ダンカン)

-相撲の八百長
--8つ目の白星が重要
---力士たちの間で取引が成立している?
---8つ目の白星がかかったときの勝率が高すぎる
--元力士2人が八百長を暴露
---同じ病院で同じような呼吸疾患で死んだ

-ポール・フェルドマンのベーグル屋
--オフィスでの販売
---売上回収率

-経済学者リチャード・セイラー
--1985年「海辺でのビール販売価格調査」
---しょぼい店のビールには高い金額を払いたがらない
---同じモノでも誰からもらうかで払ってもいいと思う値段はちがう

-ギャングの組織構造は、アメリカ企業と変わらない

-ルーマニアの共産主義独裁者ニコラエ・チャウシェスク
--1966年に中絶を禁止
---出生率が2倍に。犯罪率アップ
--「虫ケラどもはどれだけエサを与えようが満足ということを知らない」

-専門家は退却するとき(予測が外れたとき)でさえ、自分に有利なことしか言わない
--日本のワイドショーに出る評論家みたい

-ハリー・ブラックマン判事
--「望まぬ子どもを持つことは関係する者すべてに苦痛を与える」
--未婚、貧乏、酒、麻薬、若すぎる、……

-中絶の合法化
--子殺しが劇的に減った
--できちゃった結婚が減った
--養子に出される赤ん坊の数が減った
--妊娠が30%アップ、出産が6%ダウン
--望まれない子どもはたくさんの犯罪を引き起こしていた → 犯罪の減少
--中絶合法化後20年弱で犯罪が減少
---少年が犯罪者になりやすい10代後半

-子育て専門家たちの互いに(自分自身とさえ)矛盾するアドバイス

-プールと銃の比較 (著者の意図がよくわからないけど)
--プールで死ぬ子ども
---1人 / 11000プール
--銃で死ぬ子どもの数の比較
---1人 / 1000000丁
--人数で比較すると
---プール:銃 = 550人:175人

-「親がどんな人か」が子どもの教育には大事で、「親が何をするか(してあげるか)」はあまり関係ない
--ECLS(the Early Childhood Longitudinal Study)
--アメリカ教育省の調査

-正しい名前をつけてやらないと子どもは幸せにならない?
--経済学者ローランド・G・フライヤーJr.
---名前と経済的地位、教育水準の比較
---白人に多い名前ランキング
---黒人に多い名前ランキング
---所得別に多い名前ランキング
---教育水準別に多い名前ランキング
---高所得・高学歴の親の間で流行った名前が、社会・経済のはしごを下へ伝っていく

書籍情報


-Amazon.co.jp: ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する: スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー, 望月 衛: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492313656/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->商品の説明
--->ヤバい経済学
--->米国の気鋭の若手経済学者が、日常生活に浸透している様々な通念をユニークな分析でひっくり返す。
--->1990年代、米国では若者による凶悪犯罪が激増するとの予測が広がった。だが、実際には米国内のどこでも、あらゆる種類の犯罪が減った。好景気、銃規制、取り締まり強化などの理由が指摘されたが、著者は73年の「ロー対ウェイド裁判」によって、中絶が合法化されたことこそ真の理由と主張する。家庭環境の悪い子供はそうでない子供に比べて罪を犯す可能性がずっと高い。裁判の結果を受け、貧しい未成年の女性が中絶に走ったことで、犯罪予備軍が劇的に縮小したと解説する。
--->不動産屋の営業担当者が自分の家を売った時とお客の家を売った時を比べると、自分の家の場合は最高の買い手が現れるまで待つ結果、平均して10日長く市場に出し、3%強高く売っている。一方、お客の家の場合は、そこそこの買い手が現れればすぐ売り払うよう追い立てる。営業担当者が欲しいのは取引で、早く決めたいからだ。
--->ほかにも、「銃とプールと危ないのはどちらか」「麻薬の売人はなぜいつまでも母親と住んでいるのか」など興味深い問題を提起。豊富なデータを基に分析し、経済学の基礎となるインセンティブの概念を明らかにする。
--->(日経ビジネス 2006/06/19 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
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--->出版社/著者からの内容紹介
--->経済学なんて知らなくても楽しめる、全米100万部超のベストセラー
--->アメリカに経済学ブームを巻き起こした新しい経済学の書、待望の翻訳。
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--->不動産広告の「環境良好」の隠された意味って?
--->90年代のアメリカで犯罪が激減したのはなぜ?
--->勉強ができる子の親ってどんな人?
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--->銃とプール、危ないのはどっち?
--->力士は八百長なんてしない?
--->学校の先生はインチキなんてしない?
--->ヤクの売人がママと住んでるのはなぜ?
--->出会い系サイトの自己紹介はウソ?
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--->ジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受賞した若手経済学者のホープが、日常生活から裏社会まで、ユニークな分析で通念をひっくり返します。
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--->内容(「BOOK」データベースより)
--->銃とプール、危ないのはどっち?相撲の力士は八百長なんてしない?学校の先生はインチキなんてしない?ヤクの売人がママと住んでるのはなぜ?出会い系サイトの自己紹介はウソ?若手経済学者のホープが、日常生活から裏社会まで、ユニークな分析で通念をひっくり返します。アメリカに経済学ブームを巻き起こした新しい経済学の書、待望の翻訳。
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--->内容(「MARC」データベースより)
--->妊娠中絶合法化と犯罪減少の関係や、相撲の八百長など、若手経済学者のホープが、日常生活から裏社会まで、ユニークな分析で通念をひっくり返します。アメリカに経済学ブームを巻き起こしたベストセラー。
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--->出版社からのコメント
--->あなたは経済学の本と聞くと何を思い浮かべますか?
--->本書には、景気も株価も為替も国の借金も登場しません。
--->出てくるのは、日々の出来事や謎についてで、一見、経済学とは結びかないものばかりです。
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--->著者は、インチキや犯罪、スポーツ、育児、選挙、麻薬などについて、データを山ほど集めて鋭く分析し、あっと驚く意外な結論を導き出します。
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--->経済学なんて知らなくても楽しめる本ですが、読み終えると経済学のすごさが感じられる、お薦めの一冊です。
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--->著者について
--->スティーヴン・D・レヴィット
--->シカゴ大学で経済学の教鞭を執る.2003年,2年に1度40歳未満で最も優れたアメリカの経済学者に贈られる,ジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受賞.
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--->スティーヴン・J・ダブナー
--->ニューヨーク市在住の作家・ジャーナリスト.『ニューヨーク・タイムズ』紙および『ザ・ニューヨーカー』誌等の記事を執筆.全米ベストセラーとなった『さまよえる魂(Turbulent Souls)』および『ヒーロー好きの告解(Confessions of a Hero-Worshiper)』の著者.
--->著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
--->レヴィット,スティーヴン・D.
--->シカゴ大学で経済学の教鞭を執る。2003年、2年に1度40歳未満で最も優れたアメリカの経済学者に贈られる、ジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受賞
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--->望月/衛
--->大和投資信託(株)審査部。ポートフォリオのリスク管理、デリバティブ等の分析・評価などに従事。コロンビア大学ビジネススクール修了、京都大学経済学部卒業、CFA、ciia(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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--->抜粋
--->銃とプール、危ないのはどっち? 学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ? 麻薬の売人がいつまでもママと住んでるのはどして? 子供は親でそんなに違うもの? 「ロー対ウェイド」裁判が凶悪犯罪に与えた影響は?
--->経済学者はこんなことあまり言い出しそうじゃあない。でも、そもそもスティーヴン・D・レヴィットのほうだってそんじょそこらの経済学者じゃあない。日々の疑問や日常のあれこれイカサマに犯罪からスポーツに育児までを追究し、通念をひっくり返して回る名うての学者である。データをやまほど集め、素朴だけれど誰もあまり深く考えない疑問から始めるのが彼のやり口だ。そんな疑問の中には人の生死にかかわるようなのもある。かと思うと、どうみても頭がおかしくなったんじゃないかというのもある。これはそんな新しい学問の本だ。ヤバい経済学(フリーコノミクス)という。
--->レヴィットと共著者のスティーヴン・J・ダブナーは、説得力ある語り口と鋭い眼力で、経済学はようするにインセンティブの学問だと示す。つまり、人は自分の欲しいものをどうやって手に入れるか、とくに他の人も同じものが欲しいと思っているときにどうするか、それを考えるのが経済学だ。『ヤバい経済学』で、二人は裏側へと探検に旅立つ。何の裏側かと言えば、ようするになんでもかんでもだ。麻薬ギャングの内幕。不動産屋の正体。選挙資金の神話。先生がインチキした証拠。ク・クラックス・クランの秘密。
--->そんな雑多な話の底に流れているのは、こんなにもあいまいで複雑でまるっきり信じられない今の世の中だけど、物事はちゃんと筋が通っているし、ちゃんとわかるし疑問の立て方さえ間違わなければ思っているよりずっと面白いという信条だ。ものの見方を変えればそれだけでいい。スティーヴン・レヴィットが、悪魔のような巧妙さと明晰な頭脳で、とっちらかった向こう側を見通すにはどうすればいいかを示してくれる。
--->『ヤバい経済学』の立ち位置を短く言えばこうなる: 道徳が私たちの望む世の中のあり方についての学問だとすると、経済学は実際の世の中のあり方についての学問だ。本書を読めば、気取ったパーティでウケるクイズやウンチクも仕入れられるだろう。でも、『ヤバい経済学』はそれだけのしょうもない本じゃない。現代社会の見方をまるっきり変えてしまう本なのだ。(原書のカバーより)

-Amazon.co.jp: ヤバい経済学 [増補改訂版]: スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー, 望月衛: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492313788/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->アメリカに経済学ブームを巻き起こし、170万部のベストセラーとなった話題の書。若手経済学者のホープが、日常生活から裏社会まで、ユニークな分析で通念をひっくり返します。犯罪と中絶合法化論争のその後や、犬のウンコ、臓器売買、脱税など、もっとヤバい話題を追加した増補改訂版。

-Amazon.co.jp: Freakonomics: Steven D. Levitt, Stephen J. Dubner: 洋書
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