ぼくは「技術」で人を動かす――今いるメンバーで結果を出す{チームリーダー}のレシピ

読書メモ


-預言者のように成功を語る
--小さな成功体験をたくさん用意する
--予言が当たりやすい小さな未来を見つけ、予言が当たるように事前に手を打っておく

-双方向の「発言ノート」で信頼を育てる
--「自分が何を言ったか」も含めてメモを取る
---自分が言ったことに一貫性を持たせる

-相性が気になったり「同僚の態度が気に障ってしょうがない」という不満が出たりするのは、仕事に対して一生懸命になれていないとき
--暇だから社内の些細なことが気になる
--夢中になってがんばっている時、人はまわりの人との相性などどうでもよくなる

-新人にはさして重要ではないことを丸投げする
--どんな結果になろうとも、否定しないですむ役割を振り、全面的に任せる
--アシスタントをやらせるのは、「お客さん」のような意識が生まれてしまう

-ベテランのメンバーには具体的なアクションを伴う仕事をお願いする
--チーム内評論家になってしまうことを防ぐ
--誰かとつなぐ仕事をお願いする
--人は自分の口で説明するとなるとその仕事の「味方」になる
--社内外へのネットワークや説明のスキルが高い

-何を「走りながら考える」かは走りだす前に決めておく
--走るのに夢中になって考えなくなるのを防ぐ
--やらなくても、すでにわかっていることは何か
--やってみないとわからないことは何か
---どうすれば走りながらわかるか、具体的な指標を決めておく

-初期段階でそれぞれのメンバーに小さな宿題を与える (ちょっとした仕事のお願い)
--「他人ごと」を「わがこと」にする
--人は自分の時間や労力を使って何かをやると、それがサンクコスト (sunk cost = 埋没費用) になる
---努力したら、その投資を回収せずにいたくないという気持ちになる

-オールマイティーを期待しない
--メンバーの弱みはちらりと見て、強みをじっくり見る
--弱みを克服するよりも、強みを伸ばすプロセスの途中で弱みを多少克服する
--すくすくと成長できない人の多くは「自信がない」という問題を抱えている
---弱みは目につきやすくて叱られやすい。コンプレックスになる

-すべての異動は「抜擢」だと伝える

-打たれ弱い人には能力を認めてから叱る
--メンバーへの期待値と強みを確認 → 現状と期待値の違いを認識させる + 期待値まで到達できる素養を持っていることを伝える → 現状と期待値のギャップを埋める方法を考えさせる + 必要に応じて指導する

-「絶対に勝てる試合」を見つける
--まず1勝することで、負け癖から脱却する

-チームを立て直す軸足は「成長の兆し」に置く
--ネガティブ情報をもとに問題解決を考える作業 (うまくいっていない原因を突き止めなんとかする) というのは生産的ではない
--散乱している小さな問題はあえて見ないふり
--ポジティブな情報に新しいチャンスや大きな伸びしろがある

-定期的に「鳥の視点」で見る
--やるべきことと、やるべき順番が間違っている問題 (一生懸命やっても効果が無い仕事)
--リーダーは思考停止で動き続けるメンバーを立ち止まらせなければいけない

-nilog: 読了。ベンチャーからスタートしたオイシックス社長によるリーダーシップ本。 (2015-04-11)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=586767157607866369
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-nilog: ゴールを見失っているときは、わかりやすい類推(アナロジー)を用いる。肚落ちエピソード。抜本的なイノベーションには、ユニクロのヒートテック開発物語。 (2015-04-11)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=586789097500499968
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-nilog: 双方向の「発言ノート」で信頼を育てる。 (2015-04-11)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=586789195244445696
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-nilog: 「呼び名」でカルチャーをつくる。マッキンゼーでは年齢や役職に関係なく誰もが姓に「さん」づけ。それぞれが独立したプロフェッショナルというメッセージ。 (2015-04-11)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=twitter&id=586789372529246208
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書籍情報


-Amazon.co.jp: ぼくは「技術」で人を動かす――今いるメンバーで結果を出す{チームリーダー}のレシピ: 高島 宏平: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478026521/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->内容紹介
--->【書評掲載】
--->・2015年2月25日付「日経MJ」にて、書評掲載!
--->「読後に、自分でもできると自信が沸いてくる」との評をいただきました。
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--->「席替え」ひとつで、チームは変えられる。
--->だから最初は真似でいい――。
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--->経験がなくても、カリスマでなくても大丈夫!
--->「寄せ集め」を「勝てるチーム」に変える
--->チームリーダーの教科書、誕生!!
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--->農家と消費者をつなぐ「生鮮食品のネット通販」ビジネスを
--->世界で初めて成功させた起業家が、創業から上場に至る苦闘の日々で体得し、
--->TABLE FOR TWOや東の食の会など多様な組織でその効果を実証した
--->スキルの数々を初めて明かす!
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--->{巻末付録}あるある! 「リーダーのつまずきと勘違い」チェックリスト
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--->内容(「BOOK」データベースより)
--->「誰でもできる」が一番強い。経験がなくても、カリスマでなくても真似できる「寄せ集め」を「勝てるチーム」に変える手順のすべて。