チームづくりの教科書 マネジメントのめんどくさいをすべて解決する

読書メモ


チームづくりの教科書 マネジメントのめんどくさいをすべて解決する


-nilog: 『チームづくりの教科書』を読了。参考になる良書。 「成績が振るわない。メンバーが互いに無関心で、いっさい協力し合わない。仕事を作業と思っており、楽しそうに働いていない。結果として離職者が多く、人の入れ替わりが激しい……。これらは、日本の多くの職場で見られる光景です。こうした環境に疲弊し、働くことに希望を見出だせない人が増えています。この絶望的な状況を変えられる唯一の方法が、「チームづくり」です。チームづくりがうまくいけば、すべてが劇的に変わります。本書には、部下も会社もあなた自身もラクにする、チームづくりのノウハウが詰まっています」 チームづくりの教科書 マネジメントのめんどくさいをすべて解決する (アルファポリス) eBook : 高野俊一 (2024-01-30)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=m01&id=111841874849291925
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-チームづくりの体系
--1 「目標」を掲げる
--2 「関係性」をつくる
--3 「主体性」を引き出す
--4 「弾み車」 を回す
--5 「勝手に成長する」 仕組みをつくる
--6 「リーダーシップ」 を磨く

「目標」を掲げる


-共感目標はWhat(何か)よりもWhy(なぜ)が重要
--他人に共感してもらえる目標は、その中身自体は重要ではない
--みんなの求める目標であること
--自分個人のための目標ではないこと
--目標を達成したい理由: ビフォー(過去のネガティブな経験)、アフター(現在の思い)、フューチャー(つくりたい未来)

-目標を伝える場をつくる

-会話の「未来比率」を上げる
--会話のたびに「これからどうなるのか」「どうしていきたいのか」、そうした未来比率を上げることで、目標に対して本気で向かおうとしている姿勢が伝わるようになる

「関係性」をつくる


-関係性をつくる5つのステップ
--1. ニコニコ愚痴を聞く
--2. 困りごとを解消する
--3. 役割を分担する
--4. 期待を伝える
--5. 共に喜び、共にくやしがる

-関係の質を高めるには、目標の質が大事
--部下が愚痴を言ったり、反抗的な態度をとったりしても、ニコニコと話を聞き、部下のネガティブな態度に流されることなく、それでもブレずに目標に向かうことが大事

-部下に仕事を振るのではなく、部下と役割を分担する
--「「上司の仕事」を部下にやってもらうのではなく、部下と目標を共有し、「チームの仕事」を役割分担して部下にやってもらう」

-役割を分担したときに「期待を伝える」
--期待を伝えないとズレが発生して、お互いに不満が生まれて関係性が悪化してしまう可能性がある

「主体性」を引き出す


-伝達、指示、確認を「質問」に変える
--「伝達」を「質問」に変え、相手の「関心」を高める
--「指示」を「質問」に変え、相手に「考え」させる
--「確認」を「質問」に変え、相手の「理解度」を高める

-指示出しを続けていると、部下は指示待ち人間になり、自分で考えなくなる
-部下に考えてほしいことを指示ではなく質問に変えることで、部下はそのことについて考えるようになる

-確認の際には、指示を復唱してもらうと、部下は指示内容を深く理解し、自分で考える癖がつくようになる

-部下のコアとなる「強み」をつくる
--1人ひとりが「強み」を見つけるシナリオを描かせる

-利己的欲求を利他的欲求に「つなげる」
--ビジネス社会には、多く人の役に立つ人がより多くの報酬を得ることができるという基本原則がある
--給料が上がるということは、それだけ人の役に立つ人になる必要がある

-「使命感」を持たせる

-新人にはWANTを聞いてやる気がないなら諦めるのではなく、MUSTを教えてそれを守らせる

「弾み車」 を回す


-上司の中では現状認識が変わっているのに、それが部下には伝わっていない問題
--部下に変化を求めるときには、なぜ前言を撤回したのか、どうして変化する必要があるのかについて、丁寧に説明する

-「加点主義」で小さな変化を喜ぶ
--小さな変化を喜ぶ演出を行うことは、組織を強くする有効な手段

「勝手に成長する」 仕組みをつくる


-育てずに育つ「ゴール指示法」3ステップ
--1. やり方を教えず、「ゴールのみ」共有する
--2. やり方を質問してきたら、自分で考えさせる(教えない)
--3. 良い部分を褒め、悪い部分はもう一度考えさせる

-褒めがないと部下は育たない
--「自分で考えて行動できない人は、自信がないわけですから、上司からやり方を教えてもらえず、自分で考えてやってみたら、いっさい褒められず叱られる。これでは、さらに自信をなくすだけです。どんな些細なことでもいいので、少なくとも「自分で考えて行動したこと」は褒めてあげましょう。」

「リーダーシップ」 を磨く


-部下を追いこむのは、上司の「高すぎる期待値」
--「部下の仕事に対する期待値を下げることで、「納期を守れた」「事前に相談できた」「読みやすいように文章を工夫した」な
ど、当たり前と思えるところにも、部下の良い点を見出す」

書籍情報


-Amazon.co.jp: チームづくりの教科書 マネジメントのめんどくさいをすべて解決する (アルファポリス) eBook : 高野俊一: Kindleストア
--https://www.amazon.co.jp/dp/B0B4RRH1YG?tag=nilabwiki-22&linkCode=osi&th=1&psc=1
-->成績が振るわない。メンバーが互いに無関心で、いっさい協力し合わない。仕事を作業と思っており、楽しそうに働いていない。結果として離職者が多く、人の入れ替わりが激しい……。これらは、日本の多くの職場で見られる光景です。こうした環境に疲弊し、働くことに希望を見出だせない人が増えています。この絶望的な状況を変えられる唯一の方法が、「チームづくり」です。チームづくりがうまくいけば、すべてが劇的に変わります。本書には、部下も会社もあなた自身もラクにする、チームづくりのノウハウが詰まっています。

-『チームづくりの教科書 マネジメントのめんどくさいをすべて解決する』|WEB労政時報
--https://www.rosei.jp/readers/article/83347