新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ

読書メモ


-nilog: ざっと読了。主に資産運用&法人成り自営業で税コスト削減の話。 「自由な人生を誰もが願う。国、会社、家族に依存せず生きるには経済的独立すなわち十分な資産が必要だ。1億円の資産保有を経済的独立とすれば欧米や日本では特別な才は要らず勤勉と倹約それに共稼ぎで目標に到達する。黄金の羽根とは制度の歪みがもたらす幸運のこと。手に入れると大きな利益を得る。誰でもできる「人生の利益の最大化」とその方法。」 新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫) eBook : 橘玲 (2025-02-16)
--http://www.nilab.info/nilog/?type=m01&id=114011603591874576
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-黄金の羽根 (Golden Feather)
--制度の歪みから構造的に発生する『幸運』。手に入れた者に大きな利益をもたらす
--人生を最適設計する資産運用の知識
--人生を最適設計するマイクロ法人の知識

-「経済的な視点から見て、私たちが生きているのはどういう社会なのか」
--それを知ることではじめて、『正しく』生きる方法がわかる

-経済学者の予測は当たらない

-80年代のバブル崩壊以降、日本の株価は下落と上昇を繰り返しているため、古典的な投資理論が通用しなくなっている

-「長期投資は成功する」という原則は、ニューヨーク・ダウから導き出された一種の経験則
--株価が大きく上昇し始めた 80年代半ば以降に唱えられたもの

-サラリーマンが金持ちになるのが難しい最大の理由は、税・社会保険料コストが大きいため
--対応策は、自営業者や中小企業の経営者になって、所得に対して税金を払わないこと

-社会保障制度の破綻を避けるためには、年金の支給開始年齢を 70歳まで引き上げるなどの抜本的な改革が不可避
--政治的には難しいので、政治家や厚生労働省の官僚は、厚生年金・健康保険などの増額でなんとかしようとする

-厚生年金の保険料の半額が会社負担になっているのはトリック
--会社が支払う半額分は人件費の一部で、保険料の支払いがなければもらえるはずだったお金
--厚生労働省は、サラリーマン個人が負担する半額の保険料を基準にすることで、厚生年金の利回りを2倍に見せている
--実質的には(2014年時点で)54歳以下のサラリーマンが払い損になっている
--国民年金や老人医療費の赤字の穴埋めに流用されて消えていく
--政府は税金と社会保険料を別のものとして扱っている
--サラリーマンは実質収入の3割を税と社会保険料で支払っている
--社会保険料の半額を会社負担にするというのは、この『不都合な真実』を知らせないためのトリック

-バブル崩壊後の 10年を冷静に観察するなら、国家や企業の富が個人に流出したことは明らか
--平成大不況にもかかわらず、相変わらず日本人は豊かに見える

-マイクロ法人(法人化した自営業者)
--税金のコストを下げる

-知識社会に必須とされている知能
--言語的知能 (文字や言語を操作する能力)
--論理数学的知能 (問題を論理的に分析したり、数学的に処理する能力)

-知識社会の3つの仕事
--クリエイター
--スペシャリスト
--マックジョブ

-マックジョブ
--誰でもできる代替可能な仕事
--マニュアルどおりに作業すれば、 新人でも初日からベテランと同じハンバーガーを作ることができる
--マニュアル化された拡張不可能な仕事
--自己実現はないかもしれまいが責任もない

-スペシャリスト
--専門家: 医師や弁護士、公認会計士など
--何らかのビジネスに精通し、その知識や経験にふさわしい報酬を得る
--拡張不可能な仕事
--大きな責任を担うかわりに平均して高い収入を期待できる

-クリエイター
--作家や音楽家、俳優や歌手、スポーツ選手など
--クリエイティブ(創造的)なビジネスに携わっているひとたち
--拡張可能な仕事に挑戦するひとたち
--大当たりすれば大きな富を手にすることができる

-「欧米の労働慣行は利益の最大化を目指す「強欲な資本主義」から生まれたのではありません。人種や宗教などが異なる複雑な社会ですべての労働者を公平に扱おうとすると、客観的に明示できる能力や資格で昇進・昇格を決めるしかないのです。それ以外の理由で従業員の待遇を変えると、すぐに差別として告訴されてしまいます。」

書籍情報


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-->自由な人生を誰もが願う。国、会社、家族に依存せず生きるには経済的独立すなわち十分な資産が必要だ。1億円の資産保有を経済的独立とすれば欧米や日本では特別な才は要らず勤勉と倹約それに共稼ぎで目標に到達する。黄金の羽根とは制度の歪みがもたらす幸運のこと。手に入れると大きな利益を得る。誰でもできる「人生の利益の最大化」とその方法。