はじめてみよう言語学

はじめてみよう言語学

-Amazon.co.jp: はじめてみよう言語学: 佐久間 淳一: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/432737699X/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->出版社/著者からの内容紹介
--->言語学の本というと、「むずかしそう」「言っていることがわか
--->らない」「知らない外国語を出されて読む気にならない」などと、どうしても
--->とっつきにくいイメージを持ちがち。そんな「言葉に関心はあるけど、言語学の
--->本は難し過ぎる」と思っている方にお勧めしたいのが本書。登場人物は先生、女
--->の子(はずき)、外国人の男の子(ペトリ、フィンランド人)の3人。本書で
--->展開される3人の会話を楽しみながら、「『たこ焼き』は、どうして『焼きた
--->こ』じゃないの?」といった素朴な疑問を登場人物たちと一緒に考えていくうち
--->に、いつの間にか言語学の世界にどっぷりとつかっているのに気づくはず。楽し
--->みながら読み進むうちに言語学の入り口にいつのまにか入っている、そんな
--->感動体験が味わえる1冊です。テーマは、言葉にかかわる身近なことから、「人
--->間には生まれつき言葉をあやつるために文法が備わっているかどうか」といった
--->言語学における重要テーマまで、幅広く取りあげられています。漢字、方
--->言、文法などの日本語の問題、若者言葉や敬語、国際語としての英語、多言語、
--->インターネットと言葉、音声、言葉の起源、脳と言葉などなど、言語学で取りあ
--->げられることを広く扱っているので、言語学の面白さを体感しながら、知ら
--->ず知らずのうちに言語学の基本が身につけられます。言葉に関心のある中高生、
--->言語学に興味のある大学生、言語学ってどんなことをやっているのかかじってみ
--->たい社会人など、言葉に関心のある人なら誰でも読むことができます。読みやす
--->くわかりやすいのに、言語学にかかわることがどんどん頭に入り、重要なテーマ
--->について自分でも考えられるようになる・・・今までありそうでなかった、待望
--->の言語学入門書の登場です。
--->【本書の特徴】
--->・予備知識なしで誰でも読める
--->・先生と生徒たちの対話形式で進むので、気軽に読める
--->・言葉のしくみとおもしろさが気軽に体感できる
--->・言葉に関するさまざまな知識が身につく
--->・言語学における素養が作れる

-良書。読みやすい。

-言語学は特定の表現が正しいか正しくないか判定するための学問ではない
--というわりには6章「はっきり言えよ、みたいな」では批判的なのが気になるけど・・・

-「ら抜きことば」とか
-「全然いい」とか
--「全然」のあとに否定的な表現がこなくてはいけないという話
--もともと「全然」は強調を表すだけで否定的な表現といっしょに使わないといけないわけじゃなかった

-江戸時代に使われていた古いひらがな
--蕎麦屋で使われていたりする古いひらがなの「そ(楚)」と「ば(者)」は明治以降にひらがなとして使われなくなった

-鳥のさえずりの文法

-言語が混ざる: ピジンとクレオール

-フィンランド語で「computer(コンピューター)」はtietokone(「知の機械」という意味)

-「すごい」はもともとは「恐ろしくてぞっとする」という意味だったけど今では強調を表す語になっている