文房具を楽しく使う [筆記具篇]

文房具を楽しく使う [筆記具篇]

-Amazon.co.jp: 文房具を楽しく使う (筆記具篇): 和田 哲哉: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/415208622X/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->内容(「BOOK」データベースより)
--->「なんかこのペン書きにくいな」と感じるとき、紙と筆記具の相性が悪いだけでなく、あなたの書き方や、ライフスタイルが、その筆記具と合っていないのかも。文房具ウェブサイト「ステーショナリープログラム」の主人が、シャープペンシルから、ボールペン、万年筆まで、あなたにぴったりの筆記具の選び方・使い方をお教えします。大好評の「ノート・手帳篇」に続き、まさしく「文房具を楽しく使う」ことをめざした待望の第2弾。
---> 
--->内容(「MARC」データベースより)
--->「使わない筆記具がたまっちゃって」「万年筆ってどうやって使うの?」 なんて悩んでいる人必読! 毎日使うものだから実用的で気に入ったものを揃えたい。生活を楽しくする筆記具の選び方・使い方を提案します。
---> 
--->目次
--->プロローグ 「いつも紙とペンが助けてくれた」
--->第1部 筆記具を知る(筆記具を楽しく使うために
--->消せる安心感「シャープペンシル」・「鉛筆」
--->いつでもどこでも「油性ボールペン」
--->くっきり軽やか「ローラーボール」
--->ソフトなタッチ「ファイバーチップペン」
--->ダイレクトな筆記感「万年筆」)
--->第2部 筆記具を使う(「好きなペンを、好きなように」
--->「多ペン派」―筆記具の使い分けと組み合わせ
--->「ペンまとまり」の考え方―場所や場面での使い分け
--->大切に使う・気持ち良く使う)
--->第3部 応用篇(ノート・手帳との連携
--->文房具の周辺を楽しむ)

-文房具を楽しく使う(筆記具篇)
--http://www.pluto.dti.ne.jp/~sprg/ybksf/pw051110.html
--->新作ではページの前半約6割を充ててハードウェアの解説を行っております。本当に筆記具が好きな人、筆記具の事がわかってしまう方々はいったいどこまで製品を読み込んでいるのかを自分なりにイメージしてこの部分に著してみました。「買いました〜楽しかったです。」レベルで話が終わってしまうのではない、「わかる筆記具ファン」が意識している「その先」を記すことは、筆記具ファンの皆さんの地位保全になるのではとも考えたのです。メーカーや流通にそんな筆記具ファンの存在をお伝えしたい気持ちもあります。(ご紹介する筆記具の価格にだいたいの上限設定があった事・初心者を意識した本にする事・そして紙面の都合から、一部においては書き足らなかったのも事実。)
--->また前半のハードウェア解説が有るからこそ、後半の抽象的な話題にも皆さんの理解度が高まるのではとの期待もあります。「楽しく使う」を雰囲気だけで語ってはいけないというのが新作でのココロです。
--->今回もメーカーとのタイアップはせず、カタログ的情報は前作よりも減らしました。そしてハードウェア解説ではベーシックな知識、当たり前の話を大切にしました。何をいまさらと言われる事もあえて馬鹿になって書いています。それは情報過多、終わり無きクチコミぐるぐるの今の文具界において必要な事かもしれません。先日の「ラミーのすべて」が日本のラミーのスタートラインを引いてくださったように、本書も身近な筆記具の新しいスタートラインになれば良いなと勝手に考えています。

----
読書メモ

-筆記具を意識して揃える
--自然にたまってしまったのか、ある程度目的を持って取捨選択しているのか、自分で決めた一定のテーマがあるのか

-シャープペンシルのしくみ(ノック式)
--部品: 口金、胴軸、ノックキャップ

-油性・中性・水性

-染料
--インクの中の溶剤に溶ける性質のもの

-顔料
--溶剤には溶けず細かい粒子としてインク中に散っているもの
--染料より耐水性や耐光性がある

-中性インク(ゲルインク・ジェルインク)
--水性のインクをベースに特殊な薬剤を加えて粘度を調整し、常態では寒天のような固体が一定の条件で液体になるという性質のインク

-水性インク
--水をベースにしたインク
--水に染料や顔料を入れてインクの色を作り上げる

-油性インク
--脂の中に染料が溶かし込まれている

-油性ボールペン
--インクのボテ(ボタ): インクのかたまりがペン先にへばりつき、ある程度大きくなると紙面にぼってりと移って紙面や手指を汚す

-ボールペンは本体とリフィルでできている
--インクを使いきればリフィルを買って交換
--ボールペンの使い心地(書き味)のほとんどがリフィルの出来具合によって左右されてしまう
--本体とリフィルの組み合わせ問題。好みのインクと本体を組み合わせられない
--リフィルの銘柄をおぼえておく。書き味を頭の中で整理しておく

-ローラーボール
--水性と中性のボールペンのことを海外では「ローラーボール」と呼ぶ
--ペン先が最適に書ける筆記角度の許容範囲が狭い傾向
--書く紙によって書き味が大きく変化する
---油性ボールペンは紙による書き味の変化が少ない

-ボールペンで書くときの筆圧
--適切筆圧の範囲は筆圧の高い順に油性→中性→水性

-三菱鉛筆カブシキガイシャのプロパス・ウィンドウ
--蛍光マーカーのペン先に透明な小窓

-文房具を楽しく使う 筆記具篇 - はてなモノリス
--http://mono.hatena.ne.jp/mono/wtmebaENs3#/nilab/wtmebaFPXD
--->三菱鉛筆のプロパス・ウィンドウ。蛍光マーカーのペン先にある小窓で、これからラインを引く先を見通すことができる。

-多ペン派
--複数の筆記具を所有していて、しかもそれらを上手に使い分けている人たち

-筆記具が使い分けされるおおまかな分類と具体例
--筆記具の機能や性質で使い分ける: 筆記具の種別・ペン先の太さ
--筆記具のカタチで使い分ける: 形状・寸法・重量・バランス
---長時間の筆記でも手指が痛くならないようにグリップ部分に柔らかいラバー素材を使ったボールペンを使ったり、筆記感覚を考えてペンの重量に配慮したり
---太い胴軸、細い胴軸、筆記具全長の長短、胴軸の断面が丸いものと六角形のもの、グリップ部分から筆記ポイントまでの距離、総重量、筆記具の前後の重量バランス、硬いグリップ、ソフトなグリップ、ギザギザのグリップ、ツルツルのグリップ、筆記時のキャップの有無、ペン先のがたつきの有無、金属素材、樹脂素材、木質素材、クリップの有無など
--気分で使い分ける: スタイル・製品本体の色・インク色
---ペン先のバリエーション。カリグラフィ・ペンでアイデアスケッチ
--場所や場面で使い分ける: カジュアル・フォーマル・屋内・屋外

-ペンまとまり
--場所や場面ごとに出来上がる筆記具の集合体
--自宅、会社のデスク、スーツのポケット、カバンの中など

-文房具を楽しく使う 筆記具篇 - はてなモノリス
--http://mono.hatena.ne.jp/mono/wtmebaENs3#/nilab/wtudse3g19
--->ペンまとまり(場面や場所ごとに出来上がる筆記具の集合体)のマッピング。

-ペンシース
--1本の筆記具を簡単に放り込めるペンホルダー