どうしたら「デキる男」に見えますか? 印象戦略30のノウハウ

どうしたら「デキる男」に見えますか? 印象戦略30のノウハウ

-Amazon.co.jp: どうしたら「デキる男」に見えますか? - 印象戦略30のノウハウ (中公新書ラクレ): 岩井 結美子: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4121503848/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->内容紹介
--->表情や眉・髪型、服装をほんの少し工夫するだけで印象は変わる。ビジネスの世界で、いまや「見られる」存在となった男性達に捧げる書
--->内容(「BOOK」データベースより)
--->「誠実そう」「活発そう」などの印象は何によって形作られるのか。服装や表情で変わる印象を分析し具体的な改善策を解説。ビジネスでも、いまや「見られる」存在となった男達に捧げる書。

-良書。
--「「心のあり方」ではなく「カタチから入る」という印象戦略について解説」
--精神論や気持ちの持ち方ではなく、具体的な「やり方」

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読書メモ


-共感の言葉

-印象は、どこかが目立っている「インパクト(衝撃)」か、もしくは全体的な雰囲気による「バランス(調和)」によって決まる
--視覚、聴覚、言語のどこの部分にインパクトを出すか、もしくはインパクトをなくせばいいのかを考え、バランスを取っていくのが印象戦略

-社会人はTPOを考慮して振舞うことができる。
--TPOに目的(purpose)を追加する
---何のために印象を変えるのかという目的(ゴール)を見る
---印象を変えてまで得たい成果、望ましい他者との関係性や環境がどのようなものか、イメージを描くことからはじめる

-スポーツやゲームと同じように、どうしたら突破できるか、クリアできるかを考えて、印象戦略を楽しむ

-印象による誤解から起こる他者からの反応
--相手の受け止め方の問題ではあるが、その相手の受け止め方を変えることができるのは自分だけ
--自分からの情報発信が上手くいっていないという視点で考えない限り、状況は何も変わらない

-自己認知(セルフイメージ)
-他者認知

-自分が誤解する側になっている可能性もある
--その相手の中身は印象と全く違うかも
--行動だけを見る

-第一印象
--性格的特徴の予測
--人は「予測」でその後のその人との関わり方を無意識に決めている

-初頭効果
--最初に抱いた印象や情報が後々まで関係性に影響する効果

-親近効果
--付き合いが長くなるにつれて、最初に抱いた印象が徐々に薄らぎ、最新の情報が影響する効果

-好印象に見せることは「我慢」という抑圧的な行為ではなく「工夫」というあくまで生産的な行為
--不自然に無理やり"いい人"ぶる必要はない

-対面ビジネス
--客は従業員を通じて企業へのイメージ、商品やサービスの価値を評価する
--客の年齢や職業、役割などに印象を合わせる

-印象とは
--他人が直接的に感じ取ったもの

-印象が形成される要素
--生まれ持った目鼻立ち
---輪郭、目、鼻、口の配置(パーツバランス)
--ファッション
---髪型、洋服、鞄、着こなし、清潔感、車などの所有物
--コミュニケーション
---表情、態度、しぐさ、口調、声の大きさやスピード、言葉遣い、言葉の選択

-パーツバランスの法則
--遠心顔
--求心顔

-輪郭
--丸顔
--面長

-「日本女性には、"素顔を見せるは女の恥"という考え方が、今もなお受け継がれています。それを象徴するかのように、研修先の企業の担当者(男女問わず)から「ウチの社員で、すっぴんで出社するコがいて困ってるんです。何か良いアドバイスはないでしょうか?」と相談されることも少なくありません。そう、"困っている"とおっしゃるんです。それは、「社会人としての常識が欠けている」ということを意味しています」
-「男性の場合は、女性のように身だしなみを恥じる文化はないとしても、社会人としての成熟具合を「髪型」でも見られていると思っていただきたいのです」

-「ヒゲのいいところは、ちょっぴり異端児に見えること」

-ヒゲが与える印象
--ワイルド、セクシー、渋み、温かみ

-「「ヒゲって好き?」と聞くと、ほとんどの女性からかえってくる答えは「似合っていれば」」

-ヒゲが似合わない基準
--色白、童顔、まばらに生える

-お勧めは、最近人気の「イチローヒゲ」
--もみ上げとえらの辺りのヒゲが細くつながっていて、口ヒゲも顎ヒゲも生やしている形
--毛の長さは短めか、若干長めでもOK。長めの場合には、顔にへばりつくように密着して生えるくせ毛であることが重要
--不精ヒゲと紙一重

-「不精ヒゲが似合う(許される)のは、矢沢永吉さんのような、"突き抜けた人"だけです」
--一般社会では出会うことの少ないカテゴリーの人

-ダンディヒゲと不潔ヒゲの違いは「手入れされている感じ」があるか、ないか。
--手入れしているように見えるかどうか

-生まれ持った自分の顔のパーツバランスに自然になじむメガネは眉毛のラインとフレームのラインが平行であるかどうか

-小物は同じ色で揃える
--ベルト、靴、鞄
--統一感を出すには、色をたくさん使わないこと

-色づかいは少なめに抑える

-グレーは組み合わせた他の色を引き立てる

-ジャケットを着る上で一番大切なのは肩幅が合っていること

-ミドル層に必要なのは『高級感』
--『高級そうに見える』ことが重要
--若さという華がなくなって、経験からくる風格という華が手に入る

-統一感のある「まとまり」
--大人っぽい、落ち着き、上品
--スーツ、ワイシャツ、ネクタイの色を同系色で合わせる

-個性的な「きわだち」
--若々しい、アクティブ、スポーティ
--落ち着いたスーツの色に、明るく華やかな色のネクタイ

-白無地のワイシャツ
--生地の折り目にデザイン性のあるものや、意図の素材に艶があるもの、生地の厚みに迫力があるものを選ぶ

-個性派・異端児で勝負する
--どこか一部をビジネスシーンには相応しくないものにする

-パーソナルカラー
--その人がもつ個性、その人らしさを引き出す色のこと

-アンダートーン
--似合わない色味を選択しないようにする
--「老け印象」や「疲れ印象」に見られる意外な理由がアンダートーンの不一致である可能性がある

-自己満足の領域から卒業し、特にビジネスの時は「周囲の目」を優先して色選びをする

-パーソナルカラー診断
--カラーアナリストやイメージコンサルタントという専門家が100枚以上のカラードレープを顔の下にあてて診断

-素敵だなと思う人の表情を真似てみる

-「相手の反応がわからない」ことへの居心地の悪さ
--無表情は嫌われる

-無表情から脱出するための「表情トレーニング」

-人間関係の始まりや深まりには「最低限の笑顔量」が必要
--相手からの反応や場の雰囲気をポジティブに変化させる影響

-ペーシング
--表情や態度、口調、話す速度などを相手のペースに合わせる

-顔面フィードバック仮説
--意図的に表情をつくることによって顔の筋肉が動き、その動きが脳に信号を送り、表情に連動した感情が引き起こされる
--悲しい表情をつくると悲しい気分になり、笑顔をつくると気分が明るくなる

-返報性の原理
--何かをしてもらったら「お返しをしなくては」という心の動き

-一旦受け止めるという聴き方の習慣をみにつけるだけで、相手の心証を悪くする可能性が低くなる

-メリハリのある話し方は人を引き付ける

-未熟に見える話し方
--勢いのある早口
--大きすぎる声
--伸びる口調
---ヒステリック
---棒読み
--ワンパターンな言葉遣い

-メール
--文章にも印象がある
--お礼、主旨、結び

-身を入れて聴く姿勢のポイント
--椅子には浅く座る
--背筋を伸ばして少しだけ前かがみになる
--顔を上げる

-物の扱い方
--物は大切に扱う
--鞄を投げるように置かない
--コップの人が口をつける部分を鷲掴みにしない
--鞄に物を投げ入れない
--エレベーターのボタンを叩きつけるように押さない
--上着やコートがシワになることを気にせずハンガーが背もたれに雑にかけない

-「聴いてくれているように見える」のが重要

-相手の聴く気のスイッチを押すには「相手を見る」
--資料にずっと目を落としながらの説明は心に届かない

-『共感的な反応』が女性にとっては好印象

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-【目次・まえがき公開!】L384 『どうしたら「デキる男」に見えますか?』 (岩井結美子著) | Facebook
--http://www.facebook.com/note.php?note_id=156782837720367
--->まえがき
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--->はじめに、数多くの本の中から本書を手にとっていただいたことに感謝申し上げます。
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--->私は日頃、研修や講演、セミナーなどで多くの受講生の方々と接しています。テーマは、メンタル・ヘルス、コミュニケーション、リーダーシップ、そして聞き慣れない言葉かもしれませんが「印象管理」など多岐にわたります。そのゴールは全て同じ。目の前の皆さんが、積極的に自分をコントロールできるようになることです。そして、今もこうやって原稿を書きながら、目の前に「あなた」という受講者がいることをイメージしながら、同じ思いで語りかけています。
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--->本書が扱うのは「印象」です。そして、目的は二つです。
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--->◦対人ストレスを減らす
--->◦対人関係やビジネスにおいて成果を出す
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--->印象に変化を与えることで、この二つが達成できるのです。
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--->印象とは、他人があなたから直接的に感じ取ったもので、その要素は、視覚(表情や態度など、目に見えるさま)、聴覚(声の大きさや口調など、聞こえるさま)、言語(話の内容や言葉遣い)からの情報に影響されます。今までたくさんの方々の印象分析(なぜその印象を与えているかの原因をフィードバックすること)をし、カウンセリングを行ってきましたが、声を大にして言いたいことがあるのです。
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--->印象は他者との関係性を築くスキルであり、自身で管理(マネジメント)できる!
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--->笑顔の量、髪型や服装、口調、言葉の選択を意識的に少し工夫することで、他人からの反応や扱われ方、仕事での成果に望ましい変化を起こすことができます。私はこれまでの経験で、その実際的な効果を目の当たりにし、痛感せずにはいられませんでした。
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--->たとえば営業マン。交渉術やプレゼンテーションスキルを磨くことに、エネルギーを費やしている方も多いのではないでしょうか。それ自体はとても素晴らしいことですが、ここで一つ想像していただきたいことがあります。もし、同程度のスキル、技量の営業マンが同じ地区のライバル会社にいたとしたら、最後の決め手になるのは何でしょうか? それは、「感じのよさ」ではないでしょうか。「感じのよさ」とは、頼りがいや安心感などですが、要するに好印象であるということです。
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--->つい先日も、とある会社の人事部の男性が会社パンフレットの製作会社を決める時、料金も質もあまり変わらなかったので、感じのよい ほうの営業マンに決めたと言っていました。しかも、その時点ではそうした自覚はなく、振り返ってみると身なりが整っていてさわやかであった好印象のほうを選んでいたことに気がついたというのです。
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--->怖いですね。もちろん、意識的に印象を重視して選ぶ方もいますが、無意識レベルで印象は他者に影響を及ぼしている場合もあるのです。
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--->他者への影響だけではありません。印象が変わることで自身の気持ちが前向きになり、行動が積極的に変わり、人生が好転する─そんな好循環を一人でも多くの方に体験していただきたいと思っています。
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--->実は、印象の変化は手軽なことからスタートできるのです。本書には難しいことなど一つも書いていません。一人で読み進めるのも良し、奥様や恋人に聞きながら一緒に楽しく読むのもまた良し。本書を参考にヘアサロンやショッピングに出かけたり、どなたかと練習し合ったりしてもらえたら、嬉しく思います。そして、上司や部下、お客様からの反応があなたの望んでいたように変化し、対人ストレスの軽減につながることを願っています。
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--->仕事を通じて出会ったたくさんの女性たちのこんな声から、本書を書く力をもらいました。
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--->「見た目の重要性を軽く見ている男性が多すぎる。仕事はできるのに、本当にもったいない!」
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--->もちろん、自分磨きをなさっている男性も多いとは思います。しかし、皆さんが磨いているのは、仕事上の専門性や資格取得に必要な知識などではないでしょうか。ここで、女性たちが言っている“見た目”とは、ハンサムでスタイルがいいという表面的な格好の良さではなく、意外と「さわやかさ」や「知的さ」「力強さ」などの内面性がダイレクトに表れることなのです。
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--->女性の社会進出が当たり前となった昨今、女性部下が扱いにくいと嘆く上司もいることでしょう。本書はいわゆる「モテ本」ではありませんが、女性からの支持を得ることは、ビジネスの世界でも有利に働くのではないでしょうか。
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--->本書の中には、“女性の声”という表現がたびたび出てきます。これは仕事を通じて出会った女性たちから発せられた膨大な情報と、私のブログ等でアンケートにご協力くださった女性たちの声が土台になっています。それらを活用して私個人の偏見による執筆を避けるよう努めたことを付け加えておきます。
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--->印象が変わった皆さんには、どんな日常が待っているのでしょうか。ワクワクしますね。
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--->さあ今から一緒に、印象戦略を楽しみましょう!
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--->印象アナリスト/心理カウンセラー 岩井結美子
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--->【目次】
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--->まえがき
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--->第一章 男の印象戦略 〜心と見た目はつながっている〜
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--->▼見た目が変わると、どんな良いことがあるんですか?
--->▼印象管理とは何ですか?
--->▼印象とストレスは関係があるのですか?
--->▼第一印象とその後の印象、どちらのほうが重要ですか?
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--->第二章 「カタチ」から入る印象マネジメント
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--->プロローグ 会社とあなたと商品と
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--->(1) 顔かたち編
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--->▼僕の顔ってどんなふうに見えてるんですか?
--->▼「眉に人格が出る」って本当ですか?
--->▼髪型をどのようにオーダーしたらいいですか?
--->▼どんな形のヒゲが似合うでしょうか?
--->▼メガネ選びのポイントは何ですか?
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--->(2)ファッション編
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--->▼「お洒落のいろは」って何ですか?
--->▼体に合ったスーツはどう選んだらいいですか?
--->▼年齢によって、どのように着こなしを変えたらいいですか?
--->▼「個性派」「異端児」で勝負するには?
--->▼印象管理に効果的なネクタイの柄は何ですか?
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--->(3)色彩編
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--->▼色の違いで印象はどう変わりますか?
--->▼色はどのように人の心を動かすのですか?
--->▼私には何色の服が似合うのでしょうか?
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--->第三章 さらに一歩先に行く印象戦略
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--->(1)表情編
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--->▼僕、つまらなさそうに見えますか?
--->▼無表情はなぜ嫌われるのですか?
--->▼それでは、笑顔はなぜ好かれるのですか?
--->▼ずっと笑顔でいればいいのでしょうか?
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--->(2)言葉・話し方編
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--->▼どうしたら上手く意見を伝えられますか?
--->▼どうして未熟に見えるのでしょうか?
--->▼デキる男の文章とは?
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--->(3)立ち居振る舞い編
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--->▼姿勢が悪いとどんな印象を与えますか?
--->▼物の扱い方のよくない後輩をどう指導すればいいですか?
--->▼「聴き上手」のポイントは何ですか?
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--->番外編 女性部下・上司との付き合い方
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--->▼女性部下が愚痴を言った時にどう接したらいいでしょうか?
--->▼女性部下をどう叱ったらいいのでしょうか?
--->▼女性上司と上手く付き合う秘訣は何ですか?
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--->終章 「デキる男」への道筋
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--->▼セルフコーチングのすすめ
--->印象を変えて成果(ゴール)を手に入れるセルフコーチングのポイント
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--->参考文献
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--->あとがき