キティの涙

キティの涙

-Amazon.co.jp: キティの涙: 森 綾: 本
--http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087805441/nilabwiki-22/ref=nosim/
--->内容紹介
--->キティのデザイナーが初めて語る、キティの真実
--->何故キティには、口がないの? 顔の輪郭線は、いつなくなったの?
--->ハローキティデザイナー山口裕子さんが、キティを世界のトップ“かわいい”キャラクターに育てた裏話を、初めて語る。
--->『キティの涙』特製シール付
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--->内容(「BOOK」データベースより)
--->日本にとどまらず、今や世界的に愛されるアイドルキャラ・ハローキティデザイナー山口裕子さんが初めて語るキティの真実!?「キティを任せる」と言われても愛せなかった。頭でっかちでバランスが悪いし、何を着せても似合わない。私はキティを見つめていた。どうしたらこのコ、輝くのだろう。私はこのコを心から愛せるんだろうか。

-ハローキティ3代目デザイナーの半生を描いたノンフィクション。

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読書メモ

-サンリオ
--人気者のキャラクターを描くデザイナーは女優の楽屋のように仕切られた部屋にいて、アシスタントが1人か2人いる
--あとのデザイナーは蜂の巣のようにパーテーションで区切られてわーっといる。全部で60人ほどいるデザイナーのほとんどは、女優待遇のデザイナーに会うことすらない。男性のディレクターがいてその人の指示通り何かのキャラクターのグッズをデザインするだけ
--女性デザイナーが次々にやめていく
---女性は評価されない、出世できない会社だった

-「初めてキティちゃんのおうちにグランドピアノが来た日」というタイトルでプレゼンして3代目デザイナーになった
--キティの家族の気持ちをひとりずつ語った
--ピアニストになるのが夢なのにキティちゃんにはそういう絵が無かった
--他の人たちはキティの描き方に力をそそいでいた

-「銀行に勤めていて、教師の父親とお見合い結婚した母の考える「女の子の幸せ」には、それほどバリエーションがなかった」

-「私は淡々とその入試会場へ行き、また白紙で答案を出して帰ってきた。もちろん、不合格である。ところが、今度は父が高校の教師だったせいだろうか、私の白紙の答案がばれてしまったのである」

-「お店に行って直接お客さんに「キティのこと、どう思いますか」といきなり聞いても不審に思われるだけだろうが、サイン会だといえば、建前ができる」

-「キティはリアルにみんなと一緒」というコンセプト
--「キキララは星の子の世界、メルヘンの世界にいる。夜空の月の上に腰掛けていたっていい。でもキティは現実の世界にいて、みんなと同じことをするのが魅力なのだ」

-シナモン
--新キャラクター人気投票3位
--投票の中身を分析したら、人気が小学生の高学年に集中していた
---ターゲットをそこに絞り込む
--「アイドルを売り出そうとするときに、今ではお金をかけて宣伝します。サンリオは口コミで売るんだ、などと言っている時代ではありません」

-「「キティにはなぜ口がないのですか」その疑問に「無表情であり続けることで、見ている人の感情を投影させるように」などとむずかしい理由を考えてくれたのは、マスコミの人達だった。私は「人が見て、そのときのキティの気持ちを想像してくれたらいいです」というようなことしか言ってこなかったのだけれど」

-キティの涙 - はてなモノリス
--http://mono.hatena.ne.jp/mono/wtu8NpRuYg#/nilab/wtu8NpSyLh
--->ハローキティ3代目デザイナーの半生を描いたノンフィクション。