module Sync_m

クラスの継承リスト: Sync_m

要約

スレッド同期機構である再入可能な reader/writer ロック機能を Mix-in により提供する。

includeしたクラスではinitializeでsuperを呼び出しておく必要がある。

定義	説明
`sync_exclusive? -> bool exclusive? -> bool`	排他ロックされているかどうかを返します。
`sync_lock(mode = EX) -> self lock(mode = EX) -> self`	ロック状態を変更します。変更できるまで現在のスレッドの実行をブロックする。
`sync_locked? -> bool locked? -> bool`	ロックされているかどうかを返します。
`sync_shared? -> bool shared? -> bool`	共有ロックされているかどうかを返します。
`sync_ex_count -> Integer`
`sync_ex_count=(count)`
`sync_ex_locker -> Thread \| nil`
`sync_ex_locker=(thread)`
`sync_extend`
`sync_inspect`
`sync_mode -> Symbol`	現在のロック状態を返します。
`sync_sh_locker -> Hash`
`sync_sh_locker=(hash)`
`sync_synchronize(mode = EX) {...} -> object synchronize(mode = EX) {...} -> object`	ロック状態を変更してブロックを実行します。ブロックの実行結果を返します。
`sync_try_lock(mode = EX) -> bool try_lock(mode = EX) -> bool`	ロック状態を変更します。変更できたかどうかをtrueかfalseで返し、ブロックしない。
`sync_unlock(mode = EX) -> self unlock(mode = EX) -> self`	ロックを解除します。
`sync_upgrade_waiting -> [Thread]`
`sync_upgrade_waiting=(arr)`
`sync_waiting -> [Thread]`
`sync_waiting=(arr)`

定義	説明
`EX`	排他ロックされている状態を表す定数です。オブジェクトの状態を更新する場合のように、 1つのスレッドがオブジェクトを独占的に使用したい場合に用いる。排他ロック中に他のスレッドはオブジェクトを共有/排他ロックできない。
`SH`	共有ロックされている状態を表す定数です。複数のスレッドが同時にオブジェクトを使用できる場合に用いる。複数のスレッドが共有ロックしている場合、どのスレッドもオブジェクトを排他ロックできない。
`UN`	ロックされていない状態を表す定数です。