Ruby 1.8.7 リファレンスマニュアル > ライブラリ一覧 > 組み込みライブラリ > Stringクラス > scan
scan(re) -> [String] | [[String]]self に対して正規表現 re を繰り返しマッチし、 マッチした部分文字列の配列を返します。
正規表現が括弧を含む場合は、 括弧で括られたパターンにマッチした部分文字列の配列の配列を返します。
例:
p "foobar".scan(/../) # => ["fo", "ob", "ar"]
p "foobarbazfoobarbaz".scan(/ba./) # => ["bar", "baz", "bar", "baz"]
p "foobar".scan(/(.)/)
# => [["f"], ["o"], ["o"], ["b"], ["a"], ["r"]]
p "foobarbazfoobarbaz".scan(/(ba)(.)/)
# => [["ba", "r"], ["ba", "z"], ["ba", "r"], ["ba", "z"]]
scan(re) {|s| ... } -> ()正規表現 re がマッチした部分文字列をブロックに渡して実行します。 正規表現 re が括弧を含む場合は、 括弧で括られたパターンにマッチした文字列の配列を渡します。
Ruby 1.6 以前は re が文字列の場合、 その文字列を正規表現にコンパイルしていました。 Ruby 1.8 以降は、その文字列そのものがパターンになります。
例:
"foobarbazfoobarbaz".scan(/ba./) {|s| p s }
# => "bar"
# "baz"
# "baz"
# "baz"
"foobarbazfoobarbaz".scan(/(ba)(.)/) {|s| p s }
# => ["ba", "r"]
# ["ba", "z"]
# ["ba", "r"]
# ["ba", "z"]